福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
4月13日土曜日。今日は、セブンイレブンに関する気になる記事がありました。
※ダイヤモンドオンラインより一部引用
セブン、「24時間営業死守」の本音を見せつけた新社長の就任会見
ダイヤモンドオンライン2019.4.5
・24時間営業は死守したいという本音が“見え見え”。それどころか、注目の新社長自身が、深夜閉店の実験の目的はそのデメリットを明確にすることだと記者会見で認めてしまった――。国内コンビニエンスストア最大手、セブン‐イレブン・ジャパンの突然の社長交代劇は、現状維持に汲々とする同社の姿勢を見せつけた。
・そして極めつけは、新社長である永松氏の発言である。以下に引用しよう。
「私どもが30年くらい前、16時間営業から24時間営業に切り替えた時、2割ほど(店舗の)売り上げが増え、それに従って利益も増えた。オーナーからも『もっと早くやればよかった』との声が出た。
午前7時開店だと、午前6時には(開店の)用意をし、閉店時刻が23時なら、閉店作業が(翌日の)午前0時過ぎに終わる。(閉店している)時間中に何もやらなくてもいいわけではない。だが24時間営業なら、オーナーは店の開け閉めをやらなくてもいい。その状況を(自分は)当時目の当たりにしている。
(深夜営業の取りやめで)逆のことが起きると(売り上げなどが)かなり厳しくなるというのがある程度読めているので、それを明確にするためにテスト(直営店での実験)をやっている」
なんと、現在の時短営業の実験があくまで、その“デメリット”を明確にすることが目的なのだと、新社長自らはっきり語ってしまったのだ。それも、昨今とは雇用環境がまるで異なる30年ほど前の実感に基づいて。
※引用終わり。
働き方改革関連法が施行され、労務管理においても大きな時代の変化が生じているのに、正直「24時間営業死守」は疑問に感じます。しかも慢性的な人手不足の現在、24時間営業を維持するための人員確保は、非常に厳しいと思います。
実際、地元福岡のコンビニも、外国人労働者の店員さんが増えています。そのうち外国人労働者の確保も他業界と「取り合い」になり、厳しくなるのでは?と思います。
また全国画一的に24時間営業する必要はないと思います。大都市圏で24時間営業しても利益が出る店は、24時間営業のままで良いと思います。しかし人員確保の困難な地方等地域・店舗等によって営業時間を柔軟に変更するのは問題ないと思います。
個人的には、店長等管理職労働者の長時間労働問題も気になります。労務管理面や人材確保面でも、今後は24時間営業にこだわる必要は無いのでは?と思います。
※写真は、先日晩酌したセブンイレブンのプライベートブランド赤ワイン・ヨセミテロードです。アメリカ・カリフォルニア産で飲みやすく、美味しいです。サイズもフルボトル以外に、小瓶・500Ml瓶等あり、助かります。
以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。
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