料理の苦手な私でもそこそこ美味しく作れるのがハンバーグです。まぁ、タマネギをみじん切りにしてひき肉と混ぜて焼けばいいだけなので(栄養面を考えて、私の場合にんじんのみじん切りも混ぜますが)、工程そのものは難しくないですよね。世の中には美味しい冷凍ハンバーグもたくさん販売されていますが、手作りハンバーグの肉を食べてる感は冷凍品では味わえない魅力で、やはり冷凍ハンバーグよりも手作りのほうが断然美味しいなと思います(なんでもそうですね
)。
普段ハンバーグには中濃ソースをかけて食べるのですが、いつもそれでは芸がないので、先日はデミグラスソースを作ってみました。といってもケチャップとソースと砂糖を混ぜて、そこにエリンギを加えただけのなんちゃってデミグラスソースですが![]()

かなり省略したデミグラスソースでしたが、いつもとはまた違った味わいで美味しかったです![]()
デミグラスソースといえば、妻の闘病中に赤ワインを使ってちゃんと作ったことがあります。妻の癌が肺に転移する前で比較的食欲もあった頃、珍しく妻から食べたいものをリクエストされたことがあり、それがデミグラスソースのハンバーグでした。妻が食べたいものをリクエストすることはめったになかったのと、抗がん剤治療中でも妻に食欲があるのが嬉しくて、妻から「冷凍品でいい」と言われたのに「いいや
ワシが作る
」と張り切ったものです。そしてクックパッドで見つけたレシピが赤ワインで本格的なデミグラスソースを作るハンバーグのレシピでした。その時に作ったハンバーグの写真と感想は、妻がブログに書いています。
その時は「美味しい」と言いながら妻が全部食べてくれたのが嬉しかったのですが、妻が亡くなった後に妻のブログを読み、そこにこの時のことが書かれているのを読んで、私が思っていた以上に妻が喜んでくれていたことを知りました。何よりブログのタイトルが「感動♥」というのが嬉しいですよね(赤ワインが古すぎるんじゃないかという苦言もありますが
)。
そしてこのブログを読んだとき、こんなに喜んでくれるんなら、もっと妻にご飯を作ってあげれば良かったと心の底から思いました。妻のためにデミグラスソースのハンバーグを作ってからもうすぐ2年(そのことにも驚きです
)。あの時よりは料理の腕前は上達していると思いますし、あの時よりもっと美味しいハンバーグのレシピも見つけているので、今妻に「デミグラスソースのハンバーグが食べたい」と言われたら「お安い御用や」とばかりに作ってあげられるのになぁと思います。
食べることにこだわりがあり、料理の好きな人であれば、自分のために料理をするのは苦じゃないと思いますし、それが当たり前だと思います。しかし、私のように食べることにさほどこだわりがなく、料理も面倒だと考えるような人にとっては、やはり食べてくれる人がいるということが料理をする上での最大のモチベーションになります。
幸い息子は割とストレートに感想を言ってくれるので、「美味い!」「絶妙な味!」と言われれば作って良かったと思いますし、「味が濃いね」「味が薄いね」「これ苦手…」と言われれば次回どうアレンジするかを考えます。それで十分料理をするモチベーションは保たれていますが、ここに妻が加わってくれれば、もっとモチベーションが上がるのになぁと思います。
いつかはやってくる息子の自立。その時自分の食事をどうするか。もう少し先のことですが、将来の私の最大の課題になりそうです…![]()
