盲亀浮木(大谷観戦記、特集サンジェゴ訪問記)(#34)
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You Tubeを立ち上げた
対談に参加したい人は、
⓵ 木庵のメールアドレスをクリックする。

メールアドレス:takaonaito03@gmail.com
⓶ どのようなトピックス、日時などを木庵と話し合う。
⓷ 実際にズーム上で対話をおこなう(自動的に録画できるようになっている)。
⓸ ズームで録画したものを、You Tubeに移動(木庵の作業)
⑤ 出来上がったYou Tubeのアドレスをブログに掲載。
⓺ You Tubeのアドレスをクリックすると、誰でも対話の様子が見れる。

*顔を隠したい人、仮の名前でもよい(勿論木庵の顔はだす)。

*二人以上もできるが、40分でズームは切れる(延長する場合は、再開する必要あり)。

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木庵のZoomミーティングに実際に参加する場合:
下のURLをクリックする。

https://us04web.zoom.us/j/5582589118?pwd=b0xsUHBQM2NYb0NNVFdYK3JSY2daUT09

ミーティングID: 558 258 9118
パスコード: 2BaZGd

*URLをクリックするだけで、ミーティングルームに入れる(ミーティングID、 パスコードの入力は必要ないよう)。
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木庵の般若心経(3回目)
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htptps://youtu.be/ZRq3bKOLgLQ
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今季2度目の大谷観戦
日曜日の朝、野球見学の相棒から電話があった。「ドジャズのゲームに行きますか?」、「値段にもよるね」、「今日は特別に安いの、それに山本が投げるんです」、「じゃ、行くか」、「パーキングはネットで買うと、30ドルなんです」、「30ドル節約するか。アレハンドラに球場まで連れて行ってもらい、また迎えにきてもらおうか」「私の車、木庵さんのアパ―トの前の道路に駐車することになるのですか」、「昼間だから大丈夫だよ」。

アパートの住人のカレン(仮名)が最近気が狂いだし、木庵が散髪に行っている間に、私の部屋に入って、30ドルほどを盗んだ。それに、ある場所に隠していた合鍵が最近なくなった。これもカレンが盗んだようである。そこで、カギ全体を変えるために、ホームディポに行って新しいのを買おうと思っていたが、それを止めて野球観戦にした。行くと言ってから、少したってから、相棒からまた電話がかかってきた。「2枚買おうとしたのですが、どうしたことか、4枚買うことになってしまったのです。木庵さんの知り合いで、野球に行く人はいませんか?」、「なんとか、探してみよう」

4人に電話したが、一人は電話にでず、後の3人は急ということで、「行けない」という返事であった。仕方がない。相棒の責任で、払い戻しをしてもらうことにした。試合は午後1時からということで、11時20分あたりに木庵アパートまでこれそうだという。アパートの前の道路で駐車してもらい、アレハンドラに木庵の車で送り迎えをしてもらうことにした。礼として、マクドナルドで朝食を御馳走した。それに時間があったので、カギも買うことができた。11時25分に相棒は木庵アパートに到着した。そこで、アレハンドラの運転で球場まで向かった。20分ほどでゲートに到着。私と相棒は球場内に入った。まず相棒のやることは、チケット売り場で、余分の2枚のチケットの払い戻しをしてもらうことであった。木庵はただ側にあるコンクリートの敷居のようなところに座って、相棒の手続きが終わるのを待った。様子を見ると、にこにこしだした、だれか二人と話している。この二人はメキシコ人で、メキシコからドジャーズ観戦にやってきたという。
最近チケットの購入はインターネットを通してのみで、彼等はうまく購入できずに、チケット売り場にやってきたようである。そこで、相棒が余っているチケットをこの二人に安く売ることにした。ダフ屋のように高く売りつけることもできたが、心優しい(?)相棒、実際に買ったのより、10ドルほど安くして、二人に売った。相手はチケットが手に入り、相棒も2枚分の損失にならずに、ハッピー、ハッピー。
真昼で相棒は日の照るところは嫌だと、買った席より、少し安い席の日陰に移動した。左翼のポールの後ろである。その席の横にはドジャズの投手が出場前に投球練習するブルペンがある。そこだと、山本の投げる姿が見えるだろうと思っていたが、フィールドで投球練習ををしていた。そしてある程度してから、ブルペンで投球練習を始めた。さすがにスピードがある。キャッチャーが受け取る音が大きい。調子がよいのだろうと思った。さて出陣、ブルペンにいるスタッフを含めて、ハイタッチのセレモニーをしていた。

試合が始まった。2つほどヒットを打たれた。山本は敵がいくら得点圏に進んでも、最終的に抑えると思った。ところが、簡単に3点取られてしまった。1回裏、大谷はヒットを打ったが、得点につならなかった。何回であったか、また1点入れられ、4対0。いくらドジャーズの重量バッタ―揃いとはいえ、4点を返すのは無理だろう。ビールを飲んだ酔いにまかせて諦めた。期待外れの試合である。仕方がないので、知り合いに、ラインで球場の様子の写真を送った。いつもなら北海道に住んでいる姪から「羨ましいな」というメッセージを送ってくるはずなのに、こない。そうか、日本はまだ早朝で、ラインを開けてさえいないのだろう。こうなると、ゲームより観客の様子を観察するしかない。昨年よく行ったアナハイム球場に比べて、人種が違う。アナハイムは白人が主で、しかも裕福な人が多かった。ドジャーズ球場は、所謂人種の坩堝。メキシコ系、黒人系、アジア系が多かった。そのなかには、明らかに日本から野球観戦にやってきた人が幾らかいた。木庵の後ろには、黒人と白人の白人のハーフの子供が美味しそうにアイスクリームを食べていた。お父さんは黒人で、奥さんは白人である。しかも白人の奥さんは、超美人である。偏見的な見方をしたのだが、「こんな美人が黒人と?」と思って黒人を見ると、黒人のなかでも最上級の、実に男らしく、木庵が見ても惚れ惚れするような男である。「なるほど、こうなると人種間の●●などない。愛そのものなのだ」と変に感心した。そう思うと、このハーフの子供が可愛く見え、この子の将来は以前のような差別の中で戦うようなことはないと思い、これも変に安心したのである。
相棒は食事をする間がなかったと、ホットドックを買ってきて食べだした。「野球観戦はホットドックにかぎる」と、別に腹が減っているわけではないが、木庵も食べることにした。相棒に買ってきてもらうことにした。相棒はまだ腹が十分ではないというので、ホットドックとフライドポテトを買ってきてもらった。勿論木庵が払った。食べた。結構美味しかった。「やはり野球観戦はホットドッグだ」と、ゲーム抜きに楽しんだ。「今日は駄目だ」と思っていると、8回裏、4対3までになっていた。「ひっとして、ひょっとしたことが起きるかな」と思いだした。9回裏、先頭打者は大谷。それまでは、4打数3安打で盗塁は2回成功している。しかし、大谷のヒットが得点につながっていなかったので、それほど興奮することはなかった。しかし、9回裏は違う。せめてヒットを打ってくれ。重量打線の後続に期待しよう。ひょとして、ホームランが出るかな。そんなにいつもうまくいくはずがない。希望と諦めが交差した気持ちでいると、なんとホームランであった。同点。これなら何とかなる、そして、次のベッツがホームラン。奇跡が起きたのである。涙が自然にでてきた。それまでに多くの大谷観戦をしたが、これほど興奮したことはなかった。相棒は必死で、ドジャーズ選手の狂ったような喜びようをビデオに撮っていた。球場全体が興奮の渦になっていた。前半、中半の沈滞した気持ちがあったればこそ、最後の大逆転に嬉しくてたまらなかったのである。
アレハンドラに電話した。そんなにスムーズではなかったが、なんとか彼女の運転する車まで到達し、帰路についた。アパートに帰っても、興奮が収まらない。You Tube を見ると、ゲームの様子が早速報じられていた。ベッツの逆転サヨナラホームラン、そして、ホームベースでのドジャズのメンバーと一緒に喜んでいる姿は、客席からは遠く離れていて、選手の表情まで見れなかったが、You Tubeから流れる映像では、それがはっきりと分かった。選手たちにとっても、これほど興奮する幸せな時はなかったと思う。今度はワールドシリーズで、このような場面があることを願うのみである。 また書くが、これほど私を興奮させ、幸せにしてくれたことはなかった。ありがとう大谷さん、ベッツさん、ドジャーズの選手たち、観客の皆さん。それに、このような幸せな時を過ごす機会を与えてくれた相棒さん、ありがとう。木庵>

特集サンジェゴ訪問記#1
先ほど帰ってきた。といっても朝の3時15分である。サンジェゴを朝1時半に出たのだから、サンジェゴ、ロス間にかかった時間は1時間45分、考えられない速さであった。流石に、真夜中のフリーウエーは空いていた。時速130キロぐらいは出しただろう。それでもそれほどのスピード感はなかった。

サンジェゴ訪問、別段変わったことはなかったが、読者の人のために写真を多く撮ってきた。アメリカ人の、特に金持ちの生活が写真からいくらかでも分かていただければよいと思っている。「小林秀雄との真昼の決闘#31」後半で、木庵と木庵の哲学の先生との馴れ初めについて書いたので、ある程度二人の関係を理解してもらえたと思う。
 
日本人にとって哲学の先生というと、学問だけに集中し、俗世のことには疎い人というイメージがあるだろう。ところが、アメリカの、否木庵の先生は、学者であると同時に実業家でもある。先生は現職のときからアパート経営をしている。アパート経営の規模が増し、今ではアメリカでの金持ちの中にランクされるだろう。木庵は先生のアパート経営を真似ているわけだが、アメリカで金持ちになる手っ取り早い方法はアパート経営である。先生に商才があるというより、奥さんにあるようである。先生は奥さんの指示に従って、使い走りをしているのが本当のところだろう。先生は哲学者らしく(?)、あまり金の計算が出来ず、また金にそれほどの価値を見出していないようである。だからといて、入ってくる金は歓迎するし、また金に汚染(?)されたところもある。先生の一番の関心はやはり哲学で、引退した後も、哲学に関することを継続的に書いている。「哲学百科事典」と称して、色々な哲学の問題をジャンルごとにまとめたものが、彼のパソコンの中に保存されている。一部見せてもらったが、哲学に関する情熱はまだ衰えていない。サンジェゴに引っ越してから、哲学を議論する相手がいなくなり、哲学の問題を、自分だけに問うようになったようである。以前自費出版したことがあるが、近頃は世に問うということがないようだ。そこで、「ブログに掲載しては」と言ったが、ブログのやり方を知っていない。少し時代にとり残されているように思った。という木庵だって、3年前にようやくインターネットを、その一ヶ月後にブログを始めたぐらいだから、大きなことは言えない。

7年ほど前にサンジェゴに引越して、最初の3年ほど訪問していないが、4年前あたりから、毎年少なくとも1回はサンジェゴを訪れている。哲学論争をする相手がいないのか、私の姿を見るなり議論を吹っかけてくる。いつも殆ど喧嘩状態になるのだが、今回は喧嘩までいかなかった。きっと先生も年と共に、人間が丸くなったのだろう。また木庵の方も議論を避けたためでるある。

今回の訪問で読者の皆さんに特別なことをお知らせすることもないが、メキシコへの入国に際してアメリカ市民、永住者に対してもパスポートが必要になったことが一つの変化であった。以前は運転免許証だけで入れたのに。パスポートを持参していなかった木庵は、メキシコ側の国境の町に行けなかった。この町にはメキシコブランドのビールの工場があり、この町の住人は一日に缶ビール1本ただで飲めるという特権がある。観光客も同様である。今回飲めると思っていたが、残念であった。しかし、今年11月にパスポート持参してメキシコ内に3泊の旅行をする約束をした。先生の車でメキシコ内部まで入っていくのだろう。楽しみである。

今後、サンジェゴで撮った写真を掲載していく。そのとき、本稿とは関係なく、写真の説明をしようと思っている。木庵農園写真同様、サンジェゴ写真を期待してもらいたい。

最初の日に、先生の娘さんの家に招待された。4エーカーの敷地に住んでいる。4エーカーといっても、日本の人はよく分からないであろうから、私が持つエーカーの感覚から説明する。2エーカーというと、一周200メートルのトラック、その周りに、鉄棒、シーソなどの遊ぶ器械を設置されている学校の運動場を想像してもらえばよい。だから4エーカーだとすると運動場が2つが彼女の敷地だと考えてもらえばよい。とは言っても、半分は崖で、実際使用している敷地は2エーカーほどである。それでも広い。サンジェゴの都心からそう離れていない所なので、地価は相当高いと見て間違いない。先生の山小屋の16エーカーと比較しない方がよい。16エーカーとは言っても、山の上の砂漠地帯である。先生の娘さんを、子供の時からよく知っているが、おてんばで、両親の言うことを聞かない少女であった。先生の家に行くと金切り声をあげて、親に反抗している彼女の姿をよく見かけた。勉強もあまり出来なかったようで、高校を中退している。日本なら高校中退で人生は決まってしまうが、アメリカは違う。敗者復活戦の教育制度がある。高校中退でも18歳以上になれば無条件でコミニティーカレッジの入学が許される。コミニティーカレッジには彼女のような高校中退者にも単位が取れるようなクラスが設置されている。コミニティーカレッジはコミニティーにも貢献する大学であるので、料理教室、スポーツ教室、所謂生涯学習にも寄与する大学でもある。彼女、コミニティーカレッジで奮起して、4年生のワシントン州立大学に、それも奨学金までもらって進学した。彼女は高校時代遊びほうけていたので、彼女の友達にあまり勉強はしないが人間的には幅のある友達が多くいた。悪いのになるとドラッグをやったり、娼婦になっていたのもいるという。そのような友達の様子を見て、「これでは、自分も駄目になる」と奮起して勉強し始めたのである。もともと頭のよい子だったので、夢中になると勉強の面白さが分るようになったのだろう。彼女の様子を見ると、木庵と通じるところがある。木庵も高校3年の正月2日まで、殆ど自宅の自分の机に向かったこのがないような生徒であった。受験勉強は正月2日から始めた。彼女は大学を出てから、優秀な男と知りあい。結婚して二人の子供の母親である。主人は陸軍の経理関係の仕事をしていた。彼女の高校時代のボーイフレンドを知っているが、知的程度は雲泥の差である。主人は陸軍を辞め、独立して会社を作り、今も陸軍関係の仕事をしている。先生は、先生の娘の夫、つまり義理の息子の仕事について次のように語ってくれた。

「義理の息子の会社には、二人の従業員が働いている。一人は若い女性、経理の資格を持っていて、息子の会社や、また彼が持っているアパートのことに関しての専門的な仕事をしている。もう一人の男性従業員は、イラク戦争で爆弾の破片が頭の中に入ったという退役障害者である。能のどこかに障害があるのだが、日常生活や会社での仕事が出来る。この男性に主にリサーチの仕事をさせている。先日息子とこの男性との電話のやり取りから、息子の仕事を想像した。陸軍からの要請でアフガニスタンに2万のベッドやそれに付随するものの注文があった。それに対して従業員の男性はアフガニスタンまでの発送を含めてどれだけの値段で売るのが適当かのリサーチを行う。勿論競争相手の値段も推定する。商談が成立すれば何%かのコミッションが彼のところに行くという。普段は自給10ドルぐらいの安給料であるが、彼の働き如何によって収入が増えるというので、彼はやる気がある。」

日本の人にとってイラク戦争とかアフガニスタン戦争とは対岸の火事であるが、アメリカでは、戦争と関係する一般アメリカ人がいることを知らせるために書いた。

先生の息子も姉と同じように高校を中退している。彼は姉ほど勉強において踏ん張ることもなく、仕事を20以上変えながら、箸にも棒にもかからないふしだらな青春を歩んでいた。それが2年前、陸軍に入隊し、ドイツに派遣され、そこで、優秀なドイツ美女と結婚し、子供までもうけている。入隊してから一度も彼に会っていないが、写真で見る限り凛々しい軍人になっている。今アフガニスタンへの移動を希望しているらしいが、ドイツに比べればより死ぬ確率が高い戦場に赴任することになる。アメリカでは死を賭ける気さえあれば、陸軍、海軍、海兵隊(空軍のパイロットは特に才能のある人間しかならないし、基地で働く場合は戦場から遠い所であるので、そう生命の危険に晒されることはない。)に入隊すれば生活の保障はしてもらえるし、色々なベネフィットが得られる。軍隊がある意味の職業訓練所の働きがあり、除隊後に良い仕事につくことも出来る。

サンジェゴ訪問記は簡単に書くつもりであったが、#1では終わらなく、続きを書く。
写真の説明:先生の娘さんの家のプール。プールの向こうは崖になっている。写真を大きくして見ると、子供がプールの中でホースから出ている水と遊んでいるのが見える。
つづく

写真:カーター先生と娘さんと、娘さんの娘さんと犬たち
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