訪日(第171回You Tube(ヘーゲル)、ビルマ(ミャンマー))(#62)
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You Tubeを立ち上げた
対談に参加したい人は、
⓵ 木庵のメールアドレスをクリックする。

メールアドレス:takaonaito03@gmail.com
⓶ どのようなトピックス、日時などを木庵と話し合う。
⓷ 実際にズーム上で対話をおこなう(自動的に録画できるようになっている)。
⓸ ズームで録画したものを、You Tubeに移動(木庵の作業)
⑤ 出来上がったYou Tubeのアドレスをブログに掲載。
⓺ You Tubeのアドレスをクリックすると、誰でも対話の様子が見れる。

*顔を隠したい人、仮の名前でもよい(勿論木庵の顔はだす)。

*二人以上もできるが、40分でズームは切れる(延長する場合は、再開する必要あり)。

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木庵のZoomミーティングに実際に参加する場合:
下のURLをクリックする。

https://us04web.zoom.us/j/5582589118?pwd=b0xsUHBQM2NYb0NNVFdYK3JSY2daUT09

ミーティングID: 558 258 9118
パスコード: 2BaZGd

*URLをクリックするだけで、ミーティングルームに入れる(ミーティングID、 パスコードの入力は必要ないよう)。
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木庵の般若心経(3回目)
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https://youtu.be/ZRq3bKOLgLQ
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第171回You Tube(ヘーゲル)
https://youtu.be/8KC-VGxCFBI


歴史は弁証法的なパターンで動いている。「弁証法」(dialectic)とは、論理的思考のプロセスを説明するときに、プラトンが最初に紹介した言葉である。弁証法には、「正」・「反」・「合」と三つの段階がある。一人が一つのこと「正」の定義を持ち出す。次の人がこれに対して反対のこと(「反」)を提示する。そして、さらに、新しく希望的な総合的な「合」へと発展させる。弁証法的議論は、哲学の中心となるものを鼓舞し、哲学以外のすべての合理的なアプローチにも影響を与えている。弁証法的議論の歴史的アプローチは神業的なものであった。伝統的に歴史は、過去に起きた事実の年代記であった。ところが、歴史を振り返ってみると、歴史には発展のパターンがある。それに歴史的発展のプロセスには、ある種の論理がある。弁証法的議論として、歴史は発展的であり、しかも我々は間違いを犯したことから学びとることができる。

ヘーゲルが出現するまでは、哲学は本質を探していた。その本質とは、現象面に現れる現実である。ヘーゲルは本質の概念を取り除き、それに代わって「プロセス」も持ち出した。植物の種を想像しよう。植物はつぼみをつくり、それは花となる。花は萎れて、種をばら撒く。そして、プロセスは再び始まる。それぞれの植物は、それぞれ種を破壊する性質をもっている。何か憂鬱な気分になるが、そうではない。種は生命の再生である。プロセスはロゴス(logos)である。ロゴス(logos)(木庵注:「秩序」、「調和」と訳してよいだろう)という言葉はギリシャ時代には、魔法的な言葉として使われていた。その意味は、「神の意志」の表現である。ヘーゲルにとって、ロゴス(logos)は超えることではなく、世界そのものである。

明らかな次の段階は、生物学的な進化論についてである。しかし、ヘーゲルはこのことを執念深く追及していない。彼が興味を持ったのは、人間の歴史である。歴史とは、純粋な可能性が純粋な実現へと動く、理想の実現である。

ヘーゲルは歴史の事実を注意深く観察している。しかし、彼の関心は演繹的な論理である。演繹的な論理とは、歴史のすべての事実は、「第一原理」から正確に引き起こされているという考えである。しかもその展開は、全て「正」・「反」・「合」の三つ巴によって成り立つ。この三つ巴が行為としての弁証法のプロセスである。
ヘーゲルは、「歴史的な事実は巨大な悪を伴ったパッチワークの縫った結果である」と言っている。
それは発展的で、見事にパターン化されたデザインを提示している。

へ―ゲルの神や絶対的なものの定義は、「thought thinking itself」である(木庵注:thought thinking itselfをどう訳せばよいのだろうか。おそらく、「犬は犬である」というような意味であろう)。「thought thinking itself」はアリストテレスが用いた言葉である。アリストテレスにとっての神は、すべてにおける明瞭性である。それは「全ての考えが収められている倉庫」であるが、行為ではない。行為というのは魅惑によって引き起こされ、意味のないことである。そのような魅惑的なことを超えたものほど興味をそそることではない。
ヘーゲルはアリストテレスの神を、世界の心、魂 そして、肉体の中に取り入れた。世界の歴史は純粋な可能性から純粋な実現への動きを、精神の自己発展であると考えている。
つづく


ミャンマー事情#2(ロヒンギャ民族の難民、2009年)

◆会再開に中国は積極的に参加
  国際金融危機は引き続き拡大しながら深まっており、アジアの国にも深刻な影響を与えている。困難な局面を抜け出そうという東アジアの国々の願いは非常に強い。タイの国内情勢が安定せず、反政府デモもエスカレートしていたが、タイ政府はこの局面をコントロールし会議を順調に開催すると何度も表明しており、東南アジア諸国連盟(ASEAN)も中国が今回の一連の会議で重要な役割を果たすよう期待していた。温家宝首相が予定通り会議に出席したことは、東アジアの協力を促す中国政府の誠意や責任、自信を示している。

  残念なことは、ASEAN諸国や中国、日本、韓国の指導者がパタヤ到着後、反政府デモに参加した大勢の人がメイン会場を取り囲み、交通も込み合っていたため、各国の代表団は会場に出入りすることができなかったことだ。中国の代表団は情勢が好転することを期待していた。また責任ある態度で、タイやASEAN諸国、日本、韓国と連絡を取り、温首相は関連諸国の指導者と交渉して最後まで努力した

  温首相はタイを離れ帰国する前に、空港でASEANの一部の国の指導者と会見し、会議を再開する条件が整えば、中国は相変わらず積極的に参加する決意を重ねて表明した。各国の指導者はこうした温首相の誠意や自信に感動し、高く賞賛している。

  ◆ASEANに150億ドルの貸付を提供

  楊潔チ部長によると、温首相は今回の会議で、ともに危機に対応し、東アジアの協力を推し進める一連の重要な政策の考えを示す予定だったという。一連の考えは主に次のような内容が含まれる。

  1.中国・ASEAN自由貿易区『投資協議』の調印

  2.100億ドルの基金を設立し、中国・ASEANインフラ整備とネット化の建設強力を推し進める

  3.今後3年から5年の間に、ASEAN諸国に17億ドルの優遇貸付を含む150億ドルの貸付を提供

  4.ASEANの発展していないカンボジアやラオス、ミャンマーなどの国に、総額2億7000万元の特別援助を提供し、「中国・ASEAN協力基金」に500万ドルを増資。

  5.「東アジアのコメ緊急備蓄」プロジェクトに、30万トンのコメを備蓄する。

  6.今後5年間に東アジアサミットの発展途上国で中国政府奨学金を受ける2000人の留学生を増やし、公共管理専攻の200人の院生に奨学金を出す。また「10+3 協力基金」に90万ドルを寄付する。


木庵の反応
<ミャンマー、タイにおいて もはや中共を抜きにして生存が出来ないようになりつつあるのであろう。そうなると、ロヒンギャ難民412人をタイ海軍が海上に送り返した事件の裏に中共が直接絡んでいるというより、何かの思惑が中共が主導する大きな動きの中に、行動を共にしようとするアセアン諸国の思惑があるように思われる。木庵>


中国とASEAN、共同農業資材市場の創設へ
【経済ニュース】 Y! V 2008/10/14(火) 09:53


  中国は13日、広西チワン族自治区の省都・南寧で開かれた記者会見で、農業資材や農産物の供給を容易にするため、東南アジア諸国連合(ASEAN)と共同で農業資材市場を作り、関税の相互削減や免除を適用する予定であることを明らかにした。

  中国とASEAN双方が共同で農業資材市場を設立することで、二国間の農業資材の流通コストを削減できると見られている。

 ASEANのメンバー国にはインドネシア、マレーシア、タイ、シンガポール、ブルネイ、フィリピン、ラオス、ベトナム、カンボジアとミャンマーの10カ国が含まれており、中国とASEANは2002年に自由貿易区建設のプロセスをスタートさせている。


※この記事は、中国で唯一対外放送を行う国家放送局の「中国国際放送局(CRI)」による提供です。現在、38の外国語、中国国内の4つの方言と43の言語で、世界200以上の国と地域に向けて放送しています。URL : http://jp1.chinabroadcast.cn/
ペトロチャイナ:ミャンマー天然ガスを陸上輸送へ
【経済ニュース】 Y! V 2008/06/28(土) 04:40



木庵の反応
<以上の資料から、やはり中共がアセアンの中核となり、俗な言い方をすれば中共が親分の働きを演じているようだ。中共は新疆、チベット問題でも分かるように少数民族を弾圧する国である。人権のない国である。その親分の索漠としたる砂漠文化、人間性を無視した覇権主義文化の威光を受けて、タイにしてもミャンマーにしても政治体制だけでなく伝統ある仏教文化が汚染されつつあると見た。それが慈悲深い国王を擁する仏教の国のタイ海軍が難民へのむごい仕打ちとなって現れていると見た。アメリカも覇権国家ではあるが、国家の底にキリスト教的博愛主義が流れている。だから世界の政治的難民、経済的難民を救済するのは当然と考え、この方面で現に世界をリードしている。

  先日、元台湾法務大臣の城仲模氏の講演会に行った。その中で興味のあることを聴いた。「台湾が歴史の中で中国と関係をもったときは台湾の人は地獄に堕された。それに対して、中国から離れたときは天国になった。例えば日本に統治された間は天国であった」と。ミャンマーでもタイにしても、軍人が政治に大きな力を持っている。そのことは、新疆やチベットのように中共の版籍まではされないことを意味する。しかし、特に僧侶が弾圧されているミャンマー現行軍事政権では、伝統ある仏教文化が蝕ばれ、結果的に中共による政治的外堀を埋められている。国家には軍人の役割は重要である。ところが軍人が政治を動かしてはいけない。軍人は国外から来る侵略者の脅威を国民から守るために存在するのであって、国民を弾圧するためのものではない。ミャンマーにしてもタイにしても軍人の出しゃばりが気になる。軍人の力が殆どなかった新疆やチベットが中共の侵略を許したが、ミャンマーの軍人政権も困ったものである。軍人だけがよい思いをして一般国民の人権が無視されているからである。このような軍人が威張る政治体制を後進性と呼ぶ。後進国が親分的な国の性格によって影響を受ける。ミャンマーにしてもタイにしても中共との結びつきが将来の暗雲を予想する。アメリカやヨーロッパに近づいた方がよい。しかし、ミャンマーの歴史の上でイギリス植民地というビルマの主権が奪われた時代があるので、タン・シュエ軍事政権は欧米勢力を信用しないであろう。このあたりのミャンマーの事情は複雑で簡単に言えないが、あえて言えば、ミャンマーが中共と結びつくより欧米と結びつく方が明るい未来が待っているであろう。木庵>
つづく


写真:アリストテレス

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