面授(第122回You Tube(カーター先生の死)、西部邁の世界)(#74)
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 You Tubeを立ち上げた
対談に参加したい人は、
⓵ 木庵のメールアドレスをクリックする。

メールアドレス:takaonaito03@gmail.com
⓶ どのようなトピックス、日時などを木庵と話し合う。
⓷ 実際にズーム上で対話をおこなう(自動的に録画できるようになっている)。
⓸ ズームで録画したものを、You Tubeに移動(木庵の作業)
⑤ 出来上がったYou Tubeのアドレスをブログに掲載。
⓺ You Tubeのアドレスをクリックすると、誰でも対話の様子が見れる。

*顔を隠したい人、仮の名前でもよい(勿論木庵の顔はだす)。

*二人以上もできるが、40分でズームは切れる(延長する場合は、再開する必要あり)。

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木庵のZoomミーティングに実際に参加する場合:
下のURLをクリックする。

https://us04web.zoom.us/j/5582589118?pwd=b0xsUHBQM2NYb0NNVFdYK3JSY2daUT09

ミーティングID: 558 258 9118
パスコード: 2BaZGd

*URLをクリックするだけで、ミーティングルームに入れる(ミーティングID、 パスコードの入力は必要ないよう)。
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木庵の般若心経(3回目)
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https://youtu.be/ZRq3bKOLgLQ
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第122回You Tube(カーター先生の死)
https://youtu.be/RiXG0XSRi94
木庵:
次は宗教、特にキリスト教の生命についての見解です。これは意外に簡単です。
なぜなら、キリスト教などの宗教は、生命を神話的に解釈するからです。神話ですので、哲学的に解釈しますと、「どうかな」ということになります。ところで、カーター先生は一応無神論者ですが、先生が大学生の頃、聖書研究会の会長をされていました。先生は聖書を隅から隅まで読んでおられるのです。ですから、先生はキリスト教の考え方をよく理解されていたのです。そういう私も、西洋哲学を勉強するのなら、キリスト教を知らなければならないと、アメリカにやってきてから、キリスト教の教会に行き、牧師の話を聞いたり、聖書を読んだりしています。そういうことで、「神が人間を造った」という教義に何とか理解できます。そして、そのことを信じることもありうると考えています。心を空しくすれば、神様の声を聞くことができるのかもしれません。そして、聖書に書かれていることが正しいと思うことだってありうるのです。しかし、私は簡単にキリスト教の教えを信じない心もあるのです。宗教は結局のところ、「信じるか、信じないか」の世界です。
三番目の汎神論についてです。先生は日本の神道について、日本文化については触れておられないのですが、私流に解釈します。以前にも述べたことがあるのですが、古事記には、一番最初に天地が現れ、その後に神様が生まれたと書いてあります。つまりキリスト教のように最初に神があり、神が天地、人間を造ったというのとは違うのです。天地とは自然のことで、自然の中に生命が宿っているというのが、神道の考え方です。これは仏教の悉有仏性(しゆうぶっしょう)の考え方と通じるところがあります。自然界に存在する全てに仏性、、仏の心が宿るというのです。カーター先生は「汎神論には、文学的な魅力がある」と述べておられます。また一つ目化学的アプローチと、二つ目宗教的アプロ―チを比べて、「宗教的アプローチの方が好きだ」とも書いておられます。恐らく化学的、科学的アプローチは、無機質で味わいがないから好きでないと考えられたのではないかと思います。ただ、先生はこの3つを並列的に書かれて、どれが正しいかまでは述べておられません。最後のところで、少し変わった比喩的なことを書いておられます。「3つのアプローチは、犬が砂場を走っているようなものだ」と。これを私流に表現するなら、化学ワンちゃんが砂場を走り、足跡(線)を残している。それと同じように、宗教ワンちゃん、汎神論ワンちゃんも線を残している。それぞれの線を比べて、どれが矛盾がないか、整合性があるかと問うているのです。宗教は論理を超えることがありますが、哲学はどこまでも論理の追求です。どこまでも言葉にこだわり、言葉の整合性を論じるのが哲学なのです。そういう意味で、三つのアプローチの論理性ですが、先生はどのアプローチが一番論理性があるかまでは、論じてはおられません。
つづく


書庫から抽出した記事
<木庵は長年ブログを書いてきた。その書いた記事の膨大なこと。それらは全て書庫に収められている。読者の中で書庫の中からある記事を選んで読む方がおられるであろうか。それを望むところだが。これらの記事は木庵の思考の歴史であり、今読み返しても、自分で言うのも烏滸(おこ)がましいが、読むに耐えるものが多くあると思う。そこで、これから、書庫に収めてある記事をランダムに抽出して、紹介したいと思う。木庵>


西部邁の世界(#1)
近頃、西部邁が自死する前に出演していた動画を観ることが多くなった。死を意識していたのであろう。よい意味で、自暴自棄の発言が逆に真実に触れているようで、他の発言者の言葉が観念的で安っぽく感じる。三島由紀夫は自決することによって、彼の小説を完結させた。西部も自死によって、彼の人生、彼の思想を完結させたのである。

これから、当分西部の世界を覗いてみる。

先ず、 ウィキペディアの、通り一遍のことしか書いていないという木庵の勝手な偏見を軸にして、西部の世界を探っていこう。


西部 邁論(木庵の独断と偏見による)
生誕    1939年3月15日
<終戦の時は、5歳か。終戦でプライドをなくした大人たちを観察できる歳であった? 木庵>


出身:北海道長万部町
<日本の中枢部から離れたところの出身。ということは、日本の主流に対する反逆精神があったのだろう。木庵>

西部 邁(にしべ すすむ、1939年(昭和14年)3月15日 - 2018年(平成30年)1月21日[2])は、日本の保守派の評論家。雑誌『表現者』顧問、元東京大学教養学部教授。


経歴
1939年(昭和14年)、北海道の南部に位置する山越郡長万部町に生まれる。父は夕張郡長沼町の浄土真宗派の末寺の末男で農協職員。札幌郡厚別の信濃小学校、札幌市立柏中学校、北海道札幌南高等学校に進学。高校卒業まではマルクスもレーニンもスターリンも毛沢東も知らぬノンポリであった。18歳まで重症の吃音であり、ほとんど何も喋らずに生きていた。1957年(昭和32年)、東京大学を受験するが不合格となり、一年間の浪人生活を送る。
<吃音とは、「どもり」のこと。このことは、彼の人間性を知るのに大事である。要するに、劣等感が彼を歪めて成長させたのだろう。木庵>

1958年(昭和33年)4月、東京大学に入学、三鷹寮に入寮。同年6月、和歌山の被差別部落に入って子供に勉強を教える。
<木庵の父と同じように、不幸な人、差別されている人に同情するタイプである。それより、彼自身が差別されていたのではないか? 木庵>

同年12月に結成された共産主義者同盟(ブント)に加盟。1959年(昭和34年)から同大学教養学部で自治会委員長を務める。同委員長の選挙のとき、西部はブントのメンバーたちとともに投票用紙を偽造してすり替え、共産党員の候補を落選させた。全学連の中央執行委員も務め、60年安保闘争に参加。
<目的のためにはルールさえ破る卑劣な人間であった。木庵>

1961年(昭和36年)3月、左翼過激派と訣別。1964年(昭和39年)3月、東京大学経済学部卒業。当時、ブントの活動家であった青木昌彦の勧めにより、東京大学大学院に進学、経済学を専攻。指導教官は嘉治元郎。1971年(昭和46年)3月、東京大学大学院経済学研究科理論経済学専攻修士課程修了。経済学修士。1972年(昭和47年)、連合赤軍による群馬県榛名山での集団リンチ殺人事件(山岳ベース事件)の報道を目にして、多少とも左翼に共感していたことへの道徳的反省をせざるをえなくなる。
<反省はだれでもできる。木庵>

横浜国立大学経済学部助教授、東京大学教養学部助教授を歴任。1975年(昭和50年)出版の処女作『ソシオ・エコノミックス』では社会学などの方法論を導入して旧来の経済学を批判。その後渡米しカリフォルニア大学バークレー校に在籍。引き続き渡英しケンブリッジ大学に在籍。米英滞在記『蜃気楼の中へ』を発表。帰国後、1980年代から大衆社会批判を主軸とした保守論者として活動を始める。高度大衆社会・アメリカニズム批判と西欧流保守思想の擁護とを基軸にした評論活動を活発に行う。サントリー学芸賞選考委員を務める。1986年(昭和61年)、東京大学教養学部教授(社会経済学専攻)に就任。放送大学客員教授も務める。


東大辞職
1988年(昭和63年)、中沢新一(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手)を東京大学教養学部助教授に推薦。委員会では通ったが教授会の採決で否決される。これに抗議して同年3月、東京大学を辞任(東大駒場騒動)。西部曰く「東大の馬鹿騒ぎ」。西部支持に回ったのは、蓮實重彦、佐藤誠三郎、公文俊平、村上泰亮、村上陽一郎、芳賀徹、平川祐弘、鳥海靖、舛添要一、松原隆一郎、大森彌などである。逆に反対した教官は、船曳建夫、谷嶋喬四郎、折原浩、見田宗介。
< 舛添要一が西部支持に回ったのか。 舛添要一が知事のとき、西部は 舛添をこっぴどく茶化す発言をしている。


写真:西部 邁
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