面授(第122回You Tube(カーター先生の死)、メキシコ旅行記(金を使わない旅行))(#73)
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 You Tubeを立ち上げた
対談に参加したい人は、
⓵ 木庵のメールアドレスをクリックする。

メールアドレス:takaonaito03@gmail.com
⓶ どのようなトピックス、日時などを木庵と話し合う。
⓷ 実際にズーム上で対話をおこなう(自動的に録画できるようになっている)。
⓸ ズームで録画したものを、You Tubeに移動(木庵の作業)
⑤ 出来上がったYou Tubeのアドレスをブログに掲載。
⓺ You Tubeのアドレスをクリックすると、誰でも対話の様子が見れる。

*顔を隠したい人、仮の名前でもよい(勿論木庵の顔はだす)。

*二人以上もできるが、40分でズームは切れる(延長する場合は、再開する必要あり)。

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木庵のZoomミーティングに実際に参加する場合:
下のURLをクリックする。

https://us04web.zoom.us/j/5582589118?pwd=b0xsUHBQM2NYb0NNVFdYK3JSY2daUT09

ミーティングID: 558 258 9118
パスコード: 2BaZGd

*URLをクリックするだけで、ミーティングルームに入れる(ミーティングID、 パスコードの入力は必要ないよう)。
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木庵の般若心経(3回目)
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https://youtu.be/ZRq3bKOLgLQ
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第122回You Tube(カーター先生の死)
https://youtu.be/RiXG0XSRi94

木庵:・・・
カーター先生にとても世話になったのですが、もう一人の恩師のことを言わなければなりません。その先生はベンソン先生で、シンボリック・ロジック、記号論理学の大家です。ベンソン先生から哲学の正確さの薫陶を受けました。ベンソン先生のことは後で述べます。
カーター先生が亡くなられてから、どういうことを述べようかと思っていたのですが、先生が書かれた本、見えますか。Encyclopedia of Philosopy、「哲学の事典」という意味です。目次にはAからWまでリストアップされています。AではA pri theory・・・Wでは wisdom やWhickensteinについて書かれています。全部で450ページほどあります。それぞれのトピックスについて、先生の哲学論を展開されているのです。それぞれ興味のあることが書かれています。先生が亡くなられたので、「先生は死についてどのようなことを書かれているのだろうか」と思い、Death のところを開けてみました。そして、読みました( Encyclopedia of Philosopy の記事については、以前ブログで書きましたが、書庫のどこに収めてあるか分からないのです)。私の解釈を交えて、その内容について述べてみます。
死の逆として生があります。生があって死があるのです。生、生命はどのようにして生まれるかということについて、先生は3つの考え方を提示しておられます。1つは所謂、科学、特にケミストリー、化学からのアプローチです。
2つ目は、キリスト教などの宗教的アプローチです。そして3つ目は、汎神論的アプローチです。汎神論は、日本の神道のようなものです。「自然界に存在するものそれぞれに、生命が宿っている」という考え方です。この3つの考え方を提示され、それぞれの先生の哲学的見解を述べらています。
「何なにが好きである」ようなことは書いておられるが、どれが正しいかまで論じておられせん。しかし、非常に興味のある論点があります。
一つ目のケミストリ、化学的アプローチですが、実際の文章では一人の優秀な学生が先生のところにやってきて、生命とは何かを化学式で説明しているのです。長い長い化学式を書いて、「これが生命である」と学生は胸を張って述べたのです。温度や圧力などの変化によって、突然このような化学式(生命)が現れるというのです。この式はどうもタンパク質の一種のようです。この学生の考え方に、先生は疑問を投げかけられています。これは私の見解ですが、現代のようにいくら科学が進歩しても、アメーバーのような単細胞ですら、科学の力でつくることなど出来ないのです。
つづく


メキシコ旅行記(金を使わない旅行)
この旅行はある程度の出費を覚悟していた。いくらかのドルをもっていった。恐らくメキシコでもドルは通じるだろうと思ったからである。そのことを先生に言うと、「クレジットカードも使える」という。先生は3台の車はもっておれれるが、黄色のワゴン車でメキシコに行くことにした。#4の写真に載っている車である。国境の町Tecateへの道すがら、先生は言われた。「困ったぞ、Tecateまでガソリンがもつかな」。「まってくれよ。またか」と思ったが、この旅行はどのようなことが起きようと、それを楽しもうという気持ちがあったので、それほど動揺はしなかった。先生にはよく起きることである。「ガソリンがなくなり、ガソリンを求めて山道を歩くのもエキサイトなんだ」なんて言われると、そこまで付き合いきれないと思った。国境線を通過し、Tecateの町でガソリンを満タンに入れることができた。クレジットカードで払っておられたが、どれだけ使ったのか知らない。その後、「木庵、この旅でのホテルでの宿泊料は私が3分の2、お前が3分の1でよい」ときた。この言い方であると、「きっと高いホテルに泊まろうとしているな」と、3分の1でも相当額を払うことを覚悟した。
最初の町エンサナーダに着いた。先ず腹ごしらいである。街中のレストランで食事をした。ビールもそれぞれ1本ずつ飲もうとしたのだが、店員が「6本だと2本分の倍の値段で結構です」ときた。「OK」、食事はあまり美味しくなかったが、ビールの勢いで気分は爽快になった。支払いは木庵がした。27ドルである。メキシコはもっと安いと思っていたが意外に高い。次はホテル探しである。普通のホテルを訪れ、値段を聞いた。80ドルだという。アメリカの水準でいくと別に高くはない。「他と比べてみる」と言い、少し歩いて他のホテルを探した。橋を越したところに20室ほどあるホテルがあった。マネジャーの部屋で値段を聞くと、「二人で20ドル」という。考えられない安さである。マネージャは愛想が良く、「チキンスープを沢山作ったから食べないか」と言う。「船で魚釣りに行くなら一時間ほどで20ドルでいける。私の友達が船を用意してくれるよ」とも言ってくれた。魚釣りは興味があるが、船酔をするし、先生は魚釣りに興味はない。行くとすれば木庵一人である。部屋に入ったが、ベッドは二つあるし、キチン、バスルームもある。タオルは一応洗濯はしてあるが、漂白がいきとどいていないものである。そんなことは気にしない、安ければよい。トイレットペーパーは2、3度使えばなくなるほどである。それにテレビのリモコンがない。それをマネージャーに言うと、トイレットペーパーと違うテレビをセットしてくれた。サービスがよい。ベッドの上に横になりながら、60チャンネルほどあるケーブルテレビ番組を順番に送る。ほとんどスペイン語であるが中には英語もある。一つのチャンネルではエンジェルとツイングの野球の試合をしている。松井が出ている。解説はスペイン語である。メキシコ出身の選手のインタビューを交えながらゲームが進行している。木庵は少し酔っっていて朦朧としながらテレビを観ていた。チキンスープを頂くことにした。医者から「メキシコで変なものを食べるな」と言われていたが、電気コンロの上に置いてあり、熱処理されていて大丈夫だろうと思った。ただスープを入れる容器が気になる。洗剤で洗ってくれていない。皿に油が少しこびりついている。このスープが影響したのではないだろうが、その後下痢した。それもトイレの水が止まるハプニングが起きたが、便器のところに大量の水を流し、何とか解決した。20ドルの安ホテル、これぐらいで驚かない。下痢はスープのせいではなく、恐らくビールの飲みすぎであろう。次の日は下痢は収まった。
次の町、Buffadoraでのホテルは65ドルであった。前日のホテルに比べれば高い。先生は満足であるが、木庵はもっと安いところがあるだろうと思った。先生はビーチの側にあるのが良いと力説した。たしかに落ち着きのあるホテルで雰囲気は最高によい。このホテル代は先生が払った。最初はホテル代の3分の2は先生が払うと言っていたと思っていたのだが、食事代もガソリン代も含めたすべてでの出費の3分の2を払うという。それにしても旅行の全費用の3分2を払ってくれるとは良い条件すぎる。こうなると金を使わないことに意義を感じるようになる。蜂蜜、オリーブ漬け、味噌を作るためのポットは買ったが、それをぬきにして、木庵が払った額は67ドル、先生はガソリン代をぬきにして、85ドルであった。旅行の最後の日に先生が3分の2として精算しようとしたが、「これでいこう」ということになった。何と木庵はメキシコ旅行に全部で67ドルですんだことになる。実は、この節約旅行の話はこれで終わっていない。旅行を終えてから、山小屋に帰ったのであるが、ちょっとした仕事をしてくれという。枯れ草の処理とバラの新芽を野うさぎが食べてしまうので、バラの周りにウサギが入らないように金網を取り付ける作業である。先生は4時間ほど働き木庵は3時間半働いた。そして50ドルくださった。ということは、67ドルー50ドル=17ドルという安上がりの旅行を行なったことになる。これではあまりにも木庵に都合の良い旅行過ぎて、ちょっとした罪悪感を感じた。そこで、最後のサンジェゴの夜は先生にご馳走することにした。その時偶然にも娘さんから電話があり娘さんの家族も含めて木庵はご馳走することにした。意外な木庵のもてなしに、先生も娘さんも喜んでくれた。その費用70ドルであった。それにしても、これほど安くて楽しい旅行ができたことは、カーター先生のおかげであると感謝している。


写真:カーター先生
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