「負担を強いるということ」
現在コロナウイルス感染拡大に伴い国民生活に大きな影響が及んでいます。
学校、社会福祉施設、イベント会場の使用制限など、その影響は多岐です。
これらは政府や地方自治体などの権力が国民に対して一定の制限をかけているものです。
しかし「制限」をかけるという事は容易なことではありません。適正な手続きがあったとしてもある程度の国民の「納得感」は必須であると思っています。なぜなら制限されるのは国民の側であり国民の理解・協力がなければ政策というものは成り立たないからです。
今回は如何に国民に納得をしてもらうのかという事に焦点を当て論じます。
① 日本の政治家は命を懸けているか
4/6日、フィリピン政府のFacebook投稿を見かけました。
そこに投稿されていた内容は以下の通りです。
(1)「大統領・閣僚の多くが今年の4月から12月に月給の75%を削減すると誓約したことを認めている。」
(2)「秘書の階級を持つ他の当局者も同様に、恐ろしい病気に対する集団闘争を後押しするために、それぞれの給与の一部を削減しています」
(3)「大統領も同様に、大義のために1か月分の給与を寄付しています。」
(Google翻訳)
《Presidential Communications (Government of the Philippines)》(原文)
The Palace confirms that many of the members of the President's cabinet have pledged to cut 75% of their monthly salaries from the month of April to December of this year. Others have volunteered a salary deduction for the whole duration of the state of public health emergency in solidarity with our countrymen and to help in the government efforts to halt the spread of the coronavirus.
Other officials with the rank of secretaries are similarly giving portions of their respective salaries to boost the collective fight against the dreadful disease.
フィリピン政府の閣僚などが9か月間、給与を75%削減するというものです。この決定は直接的にコロナウイルスを解決するための政策ではありません。しかしフィリピンの知人のSNS投稿を見る限り政府に対して、とても好意的な反応を示しています。政治家が身を切り、努力しているのだから自分たちも頑張ろう、そして最終的に国民が政治(政府)に協力をしようという感情に繋がるのです。私が見る限り、日本政府よりも本気度が伺えます。
② 自らの声で語りかけること
各国の市長や知事が、「コロナウイルス」の危険性を呼びかける動画をTikToKやYouTubeなどで見かけた方は多いのではないでしょうか。一見パフォーマンスのように見えるかもしれませんが、政治家が自らの声で国民に説明し訴えることは極めて重要なことだと思っています。役人が書いた文章を長々と読むよりも、国民の代表である国会議員や市民の代弁者である市町村議員、首長が訴えかければ、単調な言葉より国民に響くと思っています。私も、中学校や高校と様々なリーダーを務め大勢の前で話す際、一人でも多くの人に自分の「想い」が響くように、自分で文章を考え読むように心がけていました。当然、テンプレートや過去の文章を改変するといったこともしませんでした。
誰かが書いた文章を棒読みしているようでは、人に伝わらないのだと思っています。
現在、日本の状況をみると平気で外出をする人(旅行や花見等)が沢山おり、危機感が浸透していないように思います。「伝える」ことよりも「伝わる」ことが大切です。