内藤有耶(あや)です。


「わたしの流産シリーズ③」ラストを綴りたいと思います。



※「わたしの流産シリーズ」がまだの方は、こちらから読んでみてね。

①妊娠初期9週で自然流産をしました

②流産した赤ちゃんがわたしに教えてくれた大切なこと





わたしに宿った命が天に還った・・・。



今回の流産は、わたしにとっては久方ぶりに身を切られるような、悲しい出来事だった。



「俺の子を宿してくれてありがとう」

お腹に手を当て何度もそう言ってくれていた旦那さん。



わたしも彼の子をこの身体で育めることに、生まれてからは二人で育めることに、大きな喜びを感じていただけに・・・


失った時の悲しみは、計り知れなかった。



お腹の大きなママさんたちがたくさんいる産婦人科の待合室で、


「他の赤ちゃんは順調に育っているのに、どうしてわたしたちの赤ちゃんはダメだったの?」



比較してもどうにもならないと知りつつ、そんなことを思っては神様を恨みもした。


泣いても泣いても、わたしの涙はなかなか枯れない。



こんなにも嗚咽を上げて幾日も幾日も泣き続けたのはいつぶりだろうか?




「悲しみ」に完全に乗っ取られ、生きる気力を完全に失い、呆けて抜け殻のようになったわたしが、そこにはいた。



「お腹の赤ちゃんと一緒に天に還りたい!」



我が子を失くした。

その事実は、わたしを打ちのめすには十分すぎる破壊力で。



もうお腹の赤ちゃんと一緒に死んでしまいたい・・・。

わたしの魂がわたしから抜け出しかかったその時、



「あやは俺のためには生きてくれないの?」


ハッと我に返ると、そこにはすごく悲しそうな目でわたしを見る旦那さんがいた。




あぁ、そうだ・・・。


このひとにとっては、わたしが辛そうにしているのが、一番辛く堪えることなんだ。



「俺のために生きて!」


戻ってこい!とわたしを呼び戻す魂の叫び声が、ハッキリと聞こえた気がした。



そして

わたしを抱きしめ一緒に涙を流してくれた愛娘。


ひとことも話すことはなかったけど、彼女はただわたしに寄り添ってくれた。



二人の大きな大きな愛のおかげで、わたしはまたここに戻ってきた。



わたしを必要としてくれている人たちがいるんだ。

ならば、まだわたしはここで生きなければ。



今は生きる理由は分からなくても、きっと知るべきタイミングで自ずと知る時が来るのだろう。





愛ゆえに心を失い、愛ゆえに心を取り戻した。



わたしを呼び戻してくれたもの・・・

それは、「真実の愛」だった。




・・・最後まで読んでくれて、本当にありがとう!

きっと我が子もお空から見て喜んでいると思います♪





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