きょう、
『陛下、お味は
いかがでしょう。』
を読みました。


天皇の料理番として
宮内庁大膳課厨房第二係に勤務し、
洋食担当として働いた
工藤極さんの本です。


天皇の料理番を務められた
工藤極さんが、
皇室ご一家の食卓、だんらん、
知られざる食にまつわるエピソードを
温かな文章と優しいタッチのイラストで
まとめています。

本には、家庭で再現できる
「宮中レシピ」が収録されていて、
どれもとても美味しそう〜

特に心をつかまれたのが、
カレーのレシピでした!

カレーは天皇陛下の日常食としても
たびたび供されたメニューだそうで、

「大膳のカレーライス」と
「カレーの薬味 イカ粉」が
工藤さん手描きのイラストともに
紹介されているのです。

作ってみたいと思いました。

本の中で、料理のコツについて書かれた
くだりがあるのですが、
その中で印象に残った
言葉がありました。


「『間』を大切にすること。」


「間とは、
ある時は時間であり、
リズムである。
リズミカルな流れを作るには、
手順が大事なのだ」


と。


アナウンサーの仕事も 
『間』の大切さを痛感する日々です。

共通するところが多いなぁと
感じ入りました。


作り手の心を映し出す料理の
奥深い世界を
たんのうした一冊でした。