絵本のタイトルにもなっている
「メディアリテラシー」というのは、
メディアから次々と流れ込む情報を
しっかり自分の頭で受け止める力のこと。
そんな「メディアリテラシー」が、
絵本を読みながら、楽しく学べる
ようになっていますヨ。
絵本はどんな構成かというと、、、
まず「例となる出来事」があって、
それについて子供が思ったことを言います。
そして、次のページで
「これは、こういうことなんだよ」と
解説が続きます。
例えば、こんな例で
メディアリテラシーを紹介しています。
「住民には危険だなあ。なんとか、退治できないの?」
解説&ページをめくってみます!
初めに思うのは「住民が危険だ!。
何とか退治できないか?」だろうですが、
これはあくまで「人から見た立場」。
熊の立場だと「クマ里に人が出た!」。
こういう見方ができると
「人と自然はどうやって一緒に生きるか?」
という考えができるようになります。
一つの立場だけで「そうなんだ」と
決めつけずに、
「別の立場だったら?」と
考える“頭の体操"が大切なんですね。
何かを伝える時は、
どうしても「限られた窓から見える絵」
になってしまいます。
重要なのは「まだ分からないよね?」と
立ち止まって考えるということ、
決して窓枠を固めてしまわないこと
なのだと、ハッと気づかされました。
窓をひろげて広い景色を見るコツと
大切さを教えてくれる“仕掛け絵本”でした!