就職コンサルタントの仕事を続けて15年以上。教育企業の人事を経験した後、2つの就職スクールで教壇に立った。そして現在、独立してアドバイスをしている。現場で実感させられるのは、アナウンサーや、マスコミ、コンサル、外資、航空、その他の大企業、そして公務員試験など、競争倍率の高い志望先に内定する人は、何らか人事を感動させるものをもっているということだ。



 100人が志望して99人が落ちるという世界。入試のときの倍率とはまったく比較にならない。単に「ソコソコいい」と思われる程度では悲しいほど足りない。



 このブログは、「努力して競争倍率の高い志望先に内定しようとしている人」を対象に執筆している。



 競争倍率が100倍であれば、約45万人いるといわれる就活生のうち、上位4500人に入る必要がある。もともとその中に入っている人は、体育会ラグビー部で全国大会に出て、しかもゼミ長をしている人、トーイック900点で海外でのインターン経験もある人、傾いたアルバイト先の塾を学生講師のリーダーとして再建した人などなどがいる。



 そんな際立った経歴がないということなら、昨日までの自分の限界に挑み続けるような不断の努力が求められる。



 9年間皆さんの先輩の就職活動をコーチし続けてきた。これまで年間通して個別にアドバイスしてきた就活生の総数は1000人以上にのぼる。



 そのうち、努力して競争倍率100倍以上の難関に内定した人の中には、たとえば、手書きの履歴書やエントリーシートの清書をするのに1~2時間かけた人が少なくない。もう内容は仕上がっているのだけれど、行が等間隔になるようにシャーペンでうすく線を引いたうえで下書きをする。その下書きを、それこそ一筆入魂でなぞって清書している。そうした履歴書やエントリーシートを目にしたとき、一瞬見ただけでその人の誠意が伝わってくるものだ。内定者の中には、内定後、人事をして「面接前にきみのエントリーシートを見ただけで、最終面接まで残そうと思った」と言わしめた人までいる。



 アウト、セーフに関係なく高校球児が一塁ベースめがけてヘッド・スライディングを試みるように、渾身の力を込めて、たった1枚の紙にぶつかっていってほしいと思う。





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