皆様こんばんは☆
私も、人脈だけが取り柄の人間ですから、多方面に知人が居ます。
その数ある知人に、『転職サイトのエージェント』を生業としている方が居ます。
彼、彼女達と、先日お食事会を致しました。
私の知人の企業人事を紹介して欲しい。
これが、最大の目的だったりするのですが、現実的に今の『就活者』や『転職者』は、どんな考えを持っているのかを聞いてみました。
企業の人事の方を紹介するのは出来ますが、それぞれが担当している顧客（求職者）が、どんな人なのか？を知らなければ、安易に紹介が出来ないですもんね。
すると、どうでしょうか？
久々に「はぁ？」と声が出てしまう様な話をして来ました。
書けば、長くなるので大幅に省略をして、要点をまとめると
「都内の綺麗なオフィスで、PCを使ってする仕事がしたい」と言う２０代女性。
スキルを確認すると、ＰＣはネット検索とＥｘｃｅｌ入力。それ以外は出来ない。
「都内で服装等のルールがない、自由な仕事がしたい。出来れば内勤で、若い人達と和気藹々したい。」という２０代女性。
スキルを確認すると、ＰＣレベルは中の下（データーベースへの入力のみ）。接客経験無し。
正直、紹介は出来ない。と断りました。
私のコネクションだとしても、相手（企業）に対して失礼になってしまう案件（人材）を紹介は出来ませんから。
知人は「どこも門前払いになって、話が進まない。」との事。
当たり前ですよね。
単純に言えば、医師免許も無いのに、医者をさせてくれる病院を紹介して欲しい。
と、言っている様なものです。
この例は、大袈裟では有りません。現実の正論なのです。
知人から聞くところによると、
「最近の若者は、何かのドラマやネット動画を観て、「こんな職場で可愛く（格好良く）働きたい」みたいな気持ちで、要望をしてくる。エージェントに頼れば、何とかしてくれる。そんな若者が増えている。エージェントは神様でも、ドラえもんでも無い！」と力説していました。
私のところにも、エージェントに頼めば、希望の職場に入れさせて貰える。的な相談をしてくる方が居ますが、答えは勿論。
【ＮＯ】
です。
エージェントに依頼するのは、「自分は、これだけのスキルと経験を持っており、これだけの事なら、明日からでも出来ます。」と言える状態で、エージェントに申し出をするのです。
それを知らずに、ただ「エージェントに頼めば何とかなる」という、学生の思考の方や他力本願の方が後を絶たないのが、今の転職現状なのです。
「そんな考えで仕事と向き合うから、現在の企業にもついて行けない」と、エージェント達には感じてしまうのです。
その様な求職者に限って「希望の企業（職種）を紹介してくれない」とボヤキを拡散しているのです。
ここで、ハッキリと言いますが、『NO（ありません）』と言ってくれるエージェントは、真っ当なエージェントの可能性が有ります。
ただ、営業の成績の為に、取敢えず紹介をして自己の成績だけを上げようとする駄目エージェントは、色々紹介をするでしょう。
あなたが、転職活動をして書類審査が通り、面接が通り、内定を頂く。この流れで『書類』や『面接』の数が少ないなら、内定後も自信満々に働けると思いますし、転職後も『楽しく』『やりがいの有る』職場なら、尚更続けられると思います。
その為に、エージェントは、あなたと企業のマッチングを考えて行動に移します。
しかし、駄目エージェントに当たってしまえば、企業は紹介をして貰えますが、『書類』では何度も落とされ、やっと通過しても『面接』で落とされる。これが５社・７社なら良い方ですが、３０社５０社になれば、転職すらやる気が無くなってしまいますよね。現実に多くの転職希望者の方々がこれを経験しているのです。
私も過去に、駄目エージェントに当たった事があります。
明らかに、私のスキルが活かせ、即戦力になれる企業を希望したにも関わらず、違う企業ばかりを紹介され、何度も書類で落とされ続けました。
こっちが痺れをきかして、最初に希望をした企業に直談判をし、内定を自分で勝ち取りました。
その企業の人事に配属され、１番にした仕事が、駄目エージェントが居る企業との取引解除でした。
その担当者が、事務所に来て、私を見た瞬間。青ざめていたのを今でも覚えて居ます。
学生の頃は、就活で自己分析を嫌と言うほどやって来たと思います。
転職の時も同様です。今の企業で、どんな事を経験して、実績を残し、どれだけ企業に貢献をしてきたのか。これを、目で見て分かる様に説明をする事が大切です。 ※グラフや書面等にて
営業で有るならば、自己業績が前年の１２０％位なら普通。
営業の転職者の多くは、前年の２００％～が即戦力の基準です。
事務なら、PC入力業務は当たり前。
クラウドは基より、複数のシステムを使いこなす事が基準です。
転職で絶対的に必要な事は、チャレンジする企業で、今の自分のスキルを活かして、どれだけの貢献が確実に出来るか。
この１点のみです。（貢献＝利益）
転職をする企業を探す（希望）前に、自分のスキルで貢献出来る職種は何なのか。を知る事から始めてみましょう。
それが出来ない人は、また転職を失敗します！
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