転職活動の前に6 | 勇士のブログ

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#就活 #転職 #暴露

皆様こんばんは☆  

 

今回は、【内定について】です。

 

就活をしている方から「内定を頂きました」と喜ぶ声を聞きますが、この【内定】には大きく2つに分けられる事を知っていない方が多いのでは?と思います。

【内定】には

 

・採用決定

 

・採用予定

 

があるのです。この2つともが、「内定を貰った」と言えます。

 

では、何が違うのかご存じでしょうか?  それは

 

『労働契約』が、成立している。か、していないか。です。

 

この2つの違いは、法律上の扱いに大きな違いがあるので注意が必要です。

 

それを踏まえて、次から説明をして行きますと、内定を貰った就活の方で1番の不安は、【内定取り消し】ではないでしょうか?

 

この【内定取り消し】と言っても、内定が2つに分かれているのは、先ほど説明を致しましたので、理解して頂けていると思いますので、話を進めて行きますが、従来の転職で有れば、採用決定と同時に、入社日(勤務開始出来る初日)を決定するのですが、在学している。つまり新卒等の場合は、採用決定から入社日までの期間が長く、数か月掛かる場合もあります。

 

・採用決定と採用取り消し

 

採用決定は、労働契約の取り交わしが必要である事を説明しましたが、在学中の学生を新卒採用した場合は、入社日までの期間が長い為、会社が「採用(内定)します」と連絡をし、学生が「よろしくお願いします」と答えた時点で、労働契約を交わした事になります。

 

労働契約が成立すると、会社側から労働契約を破棄(採用取り消し)する場合は『解雇』と同じ扱いになります。

 

つまり、実際に勤務(労働)していなくても、経歴に傷が付いてしまう。という事なのです。

 

その為、会社側から労働契約破棄(採用取り消し)をする場合は、厳重なルールが設けられています。

 

よくあるのは『採用に不適格である事』です。

 

例えば、学生(新卒)の、内定は「始期付解約権保留付労働契約」になります。つまり、入社日という労働契約始まるが『始期』が付いている契約という事になります。

 

その為、単位不足で卒業出来ない。事故等で入社日に就業出来ない。そんな学生を会社は採用する事は無い為、会社側の「解約権」を行使する事になります。

※但し、不慮な事故等で入社日には就業出来ないが後日(退院など)就業出来る場合は、企業によっては入社日延期をしてくれる事(企業に相談要)も有りますが、単位不足での卒業不可の場合の延期はしてくれません。

 

また、転職の場合は入社に際して実施する健康診断の結果が、

業務遂行に耐えられない程度の疾患結果が出たり、雇用継続が出来ない経歴詐称等の場合はこれに該当してしまいます。

 

しかし、会社側は上記の様な重大な理由が無い限り、内定を取り消す事は出来ません。

何故なら、該当しない採用者を内定取り消しにした場合は、損害賠償等の訴訟をされる可能性も有る為です。

 

・採用予定と採用予定取り消し

 

採用予定者の場合は、会社側から取り消しをされても、労働契約がなされていない為、採用契約を破棄には該当しません。

 

採用予定取り消しに関しても、会社側の取り消し理由が不当であれば、損害賠償の訴訟を起こされてしまう事もあります。

 

この内定取り消しには、企業にもリスクがあり、下記に該当する場合の企業は、厚生労働省から企業名が公表されます。

 

A.2年度以上連続で取り消しを行う。

 

B.同一年度内に10名以上の内定取り消しを行う。

 

C.事業活動縮小を認められない時に内定取り消しを行う。

 

D.内定取り消しの者に十分な説明を行わなかった。

 

E.内定取り消しの新卒者の次の就職先支援を行わなかった。

 

まぁ、この様な企業は公表すべきだと思います。

 

企業の人事採用担当部署は、採用(内定決定)者が決まった時点で、入社日までに動き回らなくてはなりませんし、莫大な費用(経費)も、動きます。

採用者数の

・雇用保険加入手続き

・社会保険手続き

・従業員名簿作成

・試用期間に行う研修の段取り

・制服・名札・名刺の作成準備

・ロッカー・デスク・PCの準備

これらを、入社日までに完了させます。(早い所は1ヶ月)

そして、入社後の手続きの準備も同時並行で行う事も有ります。

 

その業務を完璧に行う為、入社後の新入社員は安心して業務を遂行出来る環境になるのです。

 

しかし、その業務を一瞬にして無駄にしてしまう人が居ます。

 

それは、「内定辞退」をされる方です。

 

企業側が「内定いたします」と連絡。

求職者が「お願いします」と回答して。

内定が決定した後、数日後に求職者から「内定辞退」を申し入れされた場合、人事採用担当部署は、該当者の為だけに、先ほどの項目をキャンセルする手続きに走りまわる事になります。

 

学生の場合は、その苦労も知らずに、自分勝手と言いますか、無責任に「内定辞退」を軽く実施する人も居ますが、この場合は、その学生の卒業した学校の在校生が1番苦労します。

 

それは、その学校の学生は「内定辞退」をする可能性が高い。とレッテルが貼られ、企業もそれを避けるために合否通知を遅らせたり、書類審査で通過させなかったりするのです。

 

企業も、「内定辞退」をされた時に、各種の手続きが完了していれば、キャンセルだけでも莫大な経費(人件費や諸経費)が損失してしまう事を、就活をする方は知っておくべき常識だと思います。

 

次回は【賃金】についてのお話です。

 

 

 

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