みなさんこんにちは
本日のブログは、
元高校美術科教師のネイリスト
桃谷がお届けします
ネイルをしに来られるお客様は
ご来店して色見本から選ばれる方もいれば
ご希望のイメージがある方も
いらっしゃいますよね
ご希望通りのネイルにする上で
とても大事なのが
カウンセリングの時間
イメージを正確に伝えるには写真が一番
伝わりやすくズレが生じにくいですね
ただイメージ通りの画像がなかなか
見つからないこともしばしば......
ともなると言葉でイメージを
伝えるのは難しいですね
そんな時、
施術者とお客様の双方が知っていると
とても便利なのがトーンの知識です
これを知っていると
特に色の明るさ&鮮やかさについて
かなり正確にイメージを
伝えることができます
トーンって?
トーンは無数にある色を
明るさ&鮮やかさを基準に分類して
いくつかのグループ(トーングループ)
に分けたものを指します
トーングループごとに名称があり、
この名称を知っていると
同じ「暗い色」でもどの程度暗い色なのか
より正確に伝えることができます。
まず基準になるのは一番右側のグループ
ビビッドトーン
ビビッドという言葉は一般にも浸透していて
馴染みのある方も多いと思います
濁っていない最も鮮やかな
色のトーングループで
原色ともいう絵の具にたとえると
チューブから出したそのままの色です
次は一番上の段に位置するトーングループ
ブライトトーン
ライトトーン
ペールトーン
若年層を中心に人気のある
パステルカラーは
このトーングループ
鮮やかさが低い左側ほど明るくなる
“白っぽい”トーングループです
次は一番下の段に位置するトーングループ
ディープトーン
ダークトーン
ダークグレイッシュトーン
エレガントでリッチな印象のある
ネイビーブルーやボルドーレッドの
属するトーングループ
これらは先に紹介した
明るいトーングループと対照的に
鮮やかさが低いほど暗くなる
“黒っぽい”トーングループ
最後に中間に位置するトーングループ
ストロングトーン
ソフトトーン
ダルトーン
ライトグレイッシュトーン
グレイッシュトーン
世代を問わず人気のある
くすみカラーはこのトーングループ
察しの良い方はお分かりかもしれませんが
これらは白と黒の中間、
“グレーっぽい”トーングループです
しかしグレーにも
より白っぽい(明るい)グレーと
より黒っぽい(暗い)グレーが
ありますよね?
この違いによって
明るいグレーなら
ソフトトーン・ライトグレイッシュトーン
暗いグレーなら
ダルトーン・グレイッシュトーン
のようにトーングループが分かれていきます
これらを知っていると
原色(ビビッドトーン)だと
思っていたイメージが
じつはブライトトーンだったと気付けたり
テラコッタのような
色のイメージに個人差のある色も
ストロングトーンまたはダルトーンと
より正確な色味を伝えることができます
色のイメージを伝えるのが苦手なお客様や
カウンセリングにお悩みの施術者の方は
覚えておいて損は無いので
ぜひ参考にしてみてくださいね