かかりつけ医からの紹介状を持って

大きな病院に初来院のわたし。


婦人科外来と

小児科外来が

真隣って……


ゆらゆら揺らいでる

わたしにグサッとダウン


わたしもあんなふうに

よちよち歩きの

かわいらしく 愛おしい

わんぱくなチビモンスターちゃんを

撫で撫でしてあげられる日が…


むにむにの

まるっこい指を

ちょんちょんしたり…


ふわっふわのほっぺに

ぷにーっとしてあげられる日が

あったかもしれないのに…


いかん、いかん。


…なんて、ゆらゆら揺らいでると

そのうち呼ばれて


コンッビックリマークコンッビックリマーク

ガラッビックリマーク


「失礼します、よろしくお願いします」



って先生めっちゃイケメンやんけ爆弾



マジかーダウンダウンダウン_| ̄|○



さっきトイレ行った時

ウォシュレットせんかったわ…



トイレットペーパーついてたら

どないしよ、マジで。


とか、さっきまでの超おセンチな気分

ぶっとんで

おまたのトイレットペーパー

心配してました。



しかもイケメン特有の

「俺のことかっこいい思うてるやろ」

的な、自分がイケメンであることを

自覚してない、ナチュラルイケメン。


分かります?


白衣の下とか着古したかんじのカットソーで

髪の毛とか切りっぱなしのボサボサ

靴とかも機能性重視のスニーカー

全然自分が整ってる顔立ちだって

分かってないかんじの



THE 磨けば光る原石



あぁ…油断してた。


ウォシュレットしておくんだった…。

乙女(←?むかっ)の恥じらいとして…。



とりあえず内診とエコーとMRI。


内診台って

分かる方は分かると思いますけど

目線の高さの正常位みたいな体勢なんですよね。



先生方からすれば

何十、何百、何千の医療行為だけど


こちとら、やっぱり

毎回ちょっと恥ずかしい。


かかりつけ医が

おじいちゃん先生だったから

あんま思わなかったけど


原石先生だと、やっぱ恥ずいわ。


とかアホらしいことを考えつつ、

先生のお見立てとしては


お腹のなかに内膜症が散ってて

子宮筋腫もあって

子宮と直腸の間のダグラス窩っていう

溝のところにも内膜症溜まってて

深部内膜症って言うらしい)


「性交痛とかありませんでした?」


って、イケメンに聞かれたら恥ずいやんか。


生理痛のときにも

肛門のほうへ ズキーンドンッ って響く

痛みがめっちゃあることを伝え

性交痛についてはボカしました。イヒ


もと医療関係ということもあり

この先生が手術がめちゃ上手いということは

知ってて、この先生の外来の日に来たんだけど

イケメンとは知らんかったわぁぁダウンダウンダウン



婦人科行く時は

ウォシュレットを

強くオススメします。





















ある時、仕事に行く朝

急に下腹部に響く鈍痛が…


「あれ?生理まだだよね?

排卵痛…?でもないよね…?」


右脚の付け根にも引き攣れるような痛みがあり、


前屈みの「く」の字でしか

歩けないような体勢に。


ロキソニンを飲んでも痛みは去りません。


翌日、かかりつけ医に行きました。


「ここでは何も出来ることは

ないから紹介状を書きます」。


ジエノゲストや漢方など

既に試してダメだったので

ここまでになってくると

「手術」ってことになるんだろうな…


かかりつけ医の先生は

早速大きな病院宛に

紹介状を書いてくれました。


もともと医療関係の仕事を

していたこともあり

自分が受けるであろう手術も

術式も想像はついていました。


ただ、


とうとう「摘出」になっちゃうか


そんな、、、なんていうか


哀しみ?

諦め?

自嘲?


なんか複雑な感情になりました。



結婚もしておらず、

ウェディングドレス姿も

両親に見せれてなくて


ましてや


孫すら抱かせてあげられてないのに。


もともと

結婚は出来ないと思っていたし

結婚願望も歳を重ねるにつれ薄まって

一人で生きていく覚悟

していたつもりになっていました。



ただ



子供は

わたしには無理だ


と思う自分と



結婚は無理でも

子供を授かれたら…


と思う自分と


揺らぎ、揺らぎ…


ぐるぐる…



自分のなかで深く考えてました。


いや、


そんな考えないようにも、してました。



なんていうんでしょうか…



すっごい、すっごい

か細く、頼りなげな、

かすかな「可能性」という

蝋燭の灯りを


諦めの溜息…


いや、溜息じゃないな


自嘲の苦笑い…かな


小さく そっと

吹き消すような。



そんな自嘲


わたしは「摘出」を受け入れた。



そう、覚悟とか決心とか

そんな大層なもんじゃなく。



なんだろうな(笑)


なにかを強く願うと


それが手に入らなかったときに


すごい喪失感というか

悔しさというか


ただ純粋に願っていただけなのに

手に入らないという現実に

打ちのめされそうで



そもそも

わたしそんな願ってなかったし


だいたい

わたしには無理だしさ



って思うように



わたしはわたしを諦めた。




子供の頃に

明らかに好きな子の前


「おめぇなんて!

好きでも

なんでもねぇんだよ〜だ!

へへーん!」


とか言っちゃう男子いましたけど

そんなかんじ…なのかな。



…ツンデレかよ、まったく。















入院時に色々準備しましたが


時すでに遅し。


入院の日々で

これだけは


あれば良かったぁぁぁDASH!


と心から思ったモノがあります。


幾度となく、後悔し、心から願ったモノ。


それは



スマホストラップ。



大事なのでもう一度言います。



スマホストラップひらめき電球


………意外でしょうか。


病院のシーツってすごい滑るんですよ。

織がね、細かいんです、普通のシーツより。


でね、枕元にスマホ置いておくじゃないですか。


コロナ禍の入院だから

家族や大切な人への連絡は

すべてスマホを通して行うのですよ。


手術の日とかね、もう、

いろんな管やコードでごっちゃごちゃで

身動きするのも決死の覚悟


寝返りなんて、


ベッドの柵を点滴繋がった手で

すがるようにゲロー持ってさ。


プシューDASH!プシューDASH!

血栓予防のコードだらけの足

まったく役に立たないから


痛みで意識が飛びそうになりながら

むしろ意識が飛んでくれ!と何度思ったか)


腰はバッキバキメラメラメラメラメラメラ



寝返りを打つたびに……


コレ、スマホ、

ベッドから落ちたら

お終いだな……チーンドンッ


ってさ。思うわけです。


スマホが落ちませんように

スマホが落ちませんように

ねぇ 神様?

スマホが落ちませんように

落ちませんよね?

落ちますか?

まさか落ちないですよね?


って心の叫びゲッソリゲッソリゲッソリ


こんなに

ストラップつけときゃよかった

と思ったことは、ないね。


もし、戻れるなら…


入院準備をしていたあの日のわたしに


ストラップつけとけムキー

スマホ、落としたら

お前、終わるぞムキー


って言いたい。