入院前のPCR検査も

晴れて陰性だったので

めでたく入院完了。



持ってきた荷物を

わさわさと整理する



わたしが意識混濁しても

看護師さんが分かるように


必要と思われるものは

すべて見える化して

目につくところに置いておく。



売店で水分を買い込む。

水・お茶だけでなく、甘い味のついた

果実ジュース的なものは術後「お腹は

空かないけど糖分欲しい時」に助かった。



栄養士さんからアレルギーの確認や


薬剤師さんから薬アレルギーの確認


手術に立ち会う看護師さんの挨拶


今日の担当看護師さんの挨拶


手首の静脈?に点滴のライン確保したり


麻酔科医さんからの説明など


病室へ来訪する人が多かった。

 

バタバタするのねあせるあせる手術前日って。




麻酔科さんから

突然のお願いが!!



「なおまるさんが良ければ、

全然強制とかじゃないので

嫌だったら断ってくれていいし


断ったとしても

僕達麻酔科医が

なおまるさんの麻酔は

責任を持って行います」




それは




救急救命士さんの

気管挿管練習をさせて欲しい




というお願いでした。




救急車に乗っている救急救命士さんは



人型の模型とかで

挿管の練習をたくさんしている




だけど救急車のなかは

1分1秒を争う場




いきなり


救急車のなかで実戦


となるのは、さぞかしつらいでしょう




ゆっくり教わりながら

気管挿管を

人体で練習する

機会はきっと

こういう機会じゃないとないのね…




救急救命という

激務

責任の重圧に負けず

日々誰かを助けてくださっている

救急救命士さんには

頭の下がる思いです。



わたしで良ければどうぞ!

( ̄^ ̄)ゞ 同意書にサイン。




こんなわたしの入院でも

誰かの役にたてるなら

それはちょっとだけ



わたしも救われる。




夕方、

わたしに挿管する

救急救命士さんが

病室に挨拶に来てくれました。



救急救命士の隊服を


ビシッと着て


キラキラした笑顔で


御礼を言ってくださった。



御礼を言うのは

わたし達です。

。゚(゚´ω`゚)゚。


そんなこんなで

わたしの入院当日は

バタバタと過ぎていきました。



あれ?

わたしのイケメン主治医は?(笑)
















入院当日、PCR検査をして

陰性じゃないと

入院出来ないと言われた




なので

一番バタバタする入院前だけど

コロナ感染対策にとても気を遣う



わたしの入院当日の流れを書こう。



①受付付近の入院受付にて受付を済ます


②薬剤師が持込する薬を確認


③病院入口付近のパーティションの裏で

 PCR検査。鼻グリグリされる。


 待つ間の席は一列で間隔なし。


 看護師さんは手袋を一切変えていない。


④荷物を持って病棟ナースステーションへ



「PCR検査の結果が出るまで

 2〜3時間かかります。

 それまでエレベーターホール

 お待ちください」




    ……!!!?




ということは

この入院の荷物を抱えながら

2〜3時間、この病棟エレベーターホールで

待つってこと?



まぁ、いや、待つのはいいけど



エレベーターホールには

携帯で通話が出来るエリアがあって


さっきから入院中の妊婦さんが

ヨタヨタと大きなお腹を庇いながら


きっと旦那さんや子供さんと

コロナで会えないから

ビデオ通話をしています

(お気持ち大変良く分かります)



エレベーターホールには

その病棟唯一の自動販売機があって

さっきから点滴ポール持った人が

何回も飲み物を買いに来てます



エレベーターホールには

みんなが自由に使う血圧計があって

血圧測りにきたおばあちゃん、

さっきからそこに座ってます




……おかしくないか?
……この感染対策。




エレベーターホールに備え付けられた椅子には


PCR検査待ちの入院予定者と付き添いの家族


退院する人を待っている家族


退院する人を迎えに来た

介護タクシーの運転手さんとか


何組も ずーっと待っていて



すごい密です。



……意味ある?コレ?



入院する人以外、PCRしてないよ?

それでも2〜3時間、

ここで みんなで待つってこと?



さっきから病棟の患者さん

結構この空間にいるし



なんなら

ストレッチャーに乗った患者さんも

看護師さんと、なかなか来ない

エレベーターを待ってるよ




この院内感染対策あってる?!



コロナに罹ることが

大変なことになってしまう

患者さん、きっとたくさんいるよね…?




⑤陰性ならナースステーションの事務の方から

 「行ってよし!」のGOが出る


「入院中、足りないものがあれば

1階の売店にありますので」ニコッ



……っておかしくないか?


いいの?マジで?!

あってる?コレデで。

感染対策。



※わたしはコロナ対策に関して

日常的に感染対策して

もと医療関係者ということもあり

普通以上には気を配ってるほうですが…



わたしはどうでもいいんだ


妊婦さんとか

おじいちゃんとか

おばあちゃんとか

たくさんいるんだよ


それは誰かにとって

かけがえのない存在なんだよ?



とは思うけれど



院内の感染対策チームが


感染対策における最善を


諸般の事情に左右されながら



打ち出した



苦肉の策

苦渋の選択

妥協の結果



なんだよね…きっと…。。。


ん〜〜なんだかなぁ……
































入院までの間にイケメン主治医から

手術の家族説明があった。


術前検査と手術説明を

1日でやろうという日である。


昔の先生はよく「ムンテラ」と言っていたが

最近はICというらしい。

インフォームドコンセント。


あなたの病状はこうですよ

手術はこういう手術ですよ

術後はこういうことが起こるかもしれませんよ


みたいなことを膨大な書類とともに


ダーッと説明を受けるのであーる。


今の時代、知ろうと思えばスマホで多種多様な

情報が手に入るし、事前に私なりに色々知識を

入れていったつもりであるけど



これは普通、なかなか、なかなか……

無理っしょ。



この短い時間で

自分の身に起こるかもしれない

怖いこと、苦しいこと

「私は事前に言いましたからね」というように

矢継ぎ早に説明されても



説明についていくだけで精一杯あせるあせる



心の準備も

たくさんの疑問、不安も、

大きなことから些細なことまで


「こんなこと聞いたら変かな」とか 


「こんなに質問されたらウンザリかな」とか


「先生忙しいのにこれ以上

私なんかの為に時間つかわせたら…」とか


変な遠慮もあったりして


ダーッと膨大な量の情報を

矢継ぎ早に言われても

頭も心もついていかない……



隣で年老いた母

わたしの身に起こるかもしれない


尿閉やら


人工肛門やら


怖い単語に恐れおののき、

言葉もなく震えている。

当の本人よりも。



母の愛をひしひしと感じる。




だからこそわたしは



全然平気!!アップアップ

全然怖くない!アップアップ

起こるかもしれない、は

起こるはずない(笑)笑いダッシュ


大丈夫に決まってるじゃーんダッシュ

余裕っしょ(ガッツポーズ)グッ



と、すこしでも母が心配しないように。



自分のなかの不安をちょっとでも

母に感じさせたら


きっと


わたし以上に心配してしまうから。



ここはひとつ。

「名演技」である。




こんな、娘としての気持ち、母に見られたら

恥ずかしくて、穴掘って入る(笑)



お医者様や看護師様から見れば


繰り返される日常の


何十、何百、何千人のなかの


カルテ番号○○○番の


「ひとりの患者」に過ぎない。



でも年老いた母にしてみれば


40になっても


わたしは腹を痛めて


手塩?にかけて育てた


「ひとりしかいない娘」なのだ。



忙殺される日常のなかで

その『唯一無二』に心をくばることは



分かってはいても

なかなか難しいものである。



たとえば

スーパーのレジ店員さんにとっては


長い、長い永遠と繰り返される列の中の

1人の客の

ピッっとしたひとつの150円のショートケーキ


誰かにとっての

初めての誕生日ケーキかもしれない



たとえば

旅館の仲居さんにとって


毎日チェクイン、チェックアウトと

慌ただしく入れ替わる何十という宿泊客のなかの

いち家族が


その家族にとっては

家族みんなで過ごせる

最後の旅行かもしれない。



かの有名な曲で


「もっと もっと 特別な

オンリーワーン♪」


ってあるけれど


お医者様にとっては


花屋の店先に並んだ花束のなかの

一輪に過ぎないのである。



誰を責めるわけでもなく、


それが現実かな。