時間は無限ではない。
元気に考え、
元気に動ける、
行きたいところに行く、
やりたい事をやる、
食べたいものを食べる、
何でも後回しにしてはダメだとおじいちゃんから教えられます。
以前、おじいちゃんとディズニーランドデートした際のことをInstagramやFacebookにアップ(ストーリーズのみ)させていただいたところ、
物凄い反響をいただきました
メッセージいただきました皆様、
ありがとうございます
その中にはミューラの元スタッフもいて、
数年ぶりにメッセージいただき、
元気にネイリストを続けているようで嬉しかったです。
こうやって会えなくても繋がっていられるのがSNSの良いところだなぁと思いました。
お出かけした理由は、
おじいちゃんのお誕生日に
「何が欲しい?」と聞いたところ、
「デジタルカメラが欲しい」との事でプレゼントしました。
畑の写真や収穫した野菜を写真撮ったりしていたけれど、何か心に残るモノゴトを撮って欲しいなぁと思い、ディズニーランドに行きました。
車に乗り込むとき、まさか、ディズニーランドに連れて来られるとは思っておらず、
おじいちゃんは畑に行くと思っていたそうで、畑に行く格好でディズニーランドに来てしまいました。
高速に乗っている最中も
「こんな遠くに来なくていいよ。畑に行きたいんだけど」と、いうので
「もうすぐ着くし、引き返せないし、私が行きたいから付き合ってよ!畑はいつでも行けるんだから!こんな良いお天気で、ディズニー行ける日は今日しかない!」というと
渋々納得して、
気持ちを切り替えてくれました
おじいちゃんにとっては、
ミステリーツアーになってしまっていました。
年寄りは、●●行こうとか、●●しよう!というと、必ず断ります。
なので、「私が●●行きたい、私が●●したい」といつも言います。
知らないから、
想像できなくて怖いんだと思います。
行ってみたら感動してくれるし、
目がキラキラして笑顔いっぱいになってくれます。
何度かディズニーランドデートしています。
他にも色々行っています。
おじいちゃんがデジカメ持っているし、
私は車椅子押しているので私の手元に写真が無い!
なぜ?ディズニーランドなのかというと、
おじいちゃんがディズニー好きな訳ではないのですが、沢山、長時間歩けないおじいちゃんにとって、一緒に移動するには車椅子が良いのですが、
他の所だと細かな段差や大きな段差があり、なかなかスムーズに移動ができません。
そういう意味ではディズニーランドは完璧!
手ぶらで行って車椅子借りられるし、
段差もなくてゴミも落ちていない。
トイレもあちこちにあるし、休むところも沢山ある。
完全に、同行している私側の都合でディズニーランドになっています。
ディズニーシーは段差だらけで介護に慣れていない人には連れて行くのは難しいと思います。
ちなみに、おじいちゃんは速度は遅いですがシッカリ歩けるので、駐車場からは1人でチョロチョロ歩いてゲートまで行きます。
(それでも、その距離はきっと、おじいちゃんにとってはかなり大変な距離だと感じます)
①普段いけないところに行けること
(畑や近所でも良いのかも?)
②私と2人でデートできること
③いろんな話をしたり聞いてもらえること
④写真を沢山撮れること
⑤私と行ったことを誰かにお話しすること
⑥撮った写真を見返したり、誰かに見せたりお話ししたりできること
ディズニーランドではなくても良いので、
もっと近場だと、一緒にうどんを食べに行ったり、小さい頃から通っている中華料理屋さんに一緒に行ってご飯だけ食べたりしています。
おじいちゃんにとっては、とても嬉しいことで、
「長生きしていて良かった」
「頭ボケないようにしてる」とか、
色々と努力する発言をしてくれます
「私からは●●しなよ。」的なことは言わないようにしています。
おじいちゃんのペースがあるので、
例えばお部屋が散らかっていても、
「一緒に片付けしよ〜床に物を置いておじいちゃんがつまづいて転んで怪我したら、一緒に出かけられなくなっちゃうからね!」と、いうと
「おお!そうだなぁ〜。怪我したら大変だ。出かけられなくなるし、みんなに迷惑かけるから。一緒に手伝ってくれ」
と、お掃除始めたり
なんだか、とても単純というか、素直というか...
素敵だなぁ。と、思います。
お婆ちゃんが59歳の若さで亡くなったので、
おじいちゃんはそれからずっと寂しいと思います。
「愛子の分も長生きするんだ。」と
今でも言っているくらいです。
現在96歳。
頭もボケず、髪の毛も96歳にしてはある方で、
畑仕事して採れた野菜を家族や親戚、ご近所の人に配っています。
ボケていないので、
色んな話をしてくれるし、
私との思い出話も一つ一つしてくれます。
「この時のこれは綺麗だったなぁ〜」とか、
「また行こうね!」というと、
ニッコリして
入れ歯が外れそうになります笑笑
今は100歳目指して頑張っているようなので、
おじいちゃんが心も体も元気でいられるように
私にできること、これからもしていきたいです。
年齢を考えると、おじいちゃんと一緒に居られる時間や回数はあとどのくらいあるんだろう?と、思います。
「してあげる事」が多いように思いますが、
毎回、おじいちゃんから与えられることの方が多いし大きいです。
おじいちゃんは同じ年の友達がいません。
同じ年の人がいたとしても、普通に会話ができないと言っていました。
だから、通いのデイケアサービスも行かないんです。
年下と言っても、10個年下の人よりもシッカリしているので、お話しできる人は兄弟か息子ほど年の離れた人たちになるそうです。
「みんなどんどん死んでいくから」と言ってました。
そりゃそうだ。
自分が元気でも、
周りが元気とは限らないですからね!
時間は無限ではない。
元気に考え、
元気に動ける、
行きたいところに行く、
やりたい事をやる、
食べたいものを食べる、
何でも後回しにしてはダメだとおじいちゃんから教えられます。
紫陽花をきちんと見に言った事ないから、
おじいちゃん誘って行ってみようかなぁ〜