私がネイルスクールに通っていた頃は
今ほど理論に基づく授業は少なく
「教える・教わる」という環境は
さほど整っていなかったように感じます。
それでも私の通っていたスクールは
数々のトップネイリストを
生み出していた。
なぜそれができていたのか。
それはいつも「本物」が
私達生徒のそばにあったことに
あるのだと思います。
技術を身につけるより何より先に
美しさを見極める目が自然と
身についていた。
圧倒される美しさ。
ただの「綺麗」という言葉では
足りない。
隙のない、
本当に息をのむほどの美しさ。
あの美しさに出逢えたことで
私のネイリスト人生は
大きく変わったのだと思う。
圧倒されるほど美しいネイルは
美の連鎖を生み出し、
美しい技術が
すぐ隣の席を見れば常にあった。
「目指す美しさ」のひとつで
ネイリストとして作りだせるゴールは決まる。
ネイリストとしてブレない軸となる
「美しさを見極める目」を持つことが
何よりも大切なのだと思います。
そしてそれは、
いかに的確に基本を捉えるかと
それを基とした応用力の上になる。
美しい技術に
ピンと張り詰めた緊張感。
あの空気感に
また身を置きたくなっています。
chiaki