春を探して | 南三陸町と、『名前負け』するブロガーの日常

南三陸町と、『名前負け』するブロガーの日常

宮城県南三陸町。

大震災からの復旧・復興期を迎えている今、
町はかつての面影を失いつつあります。

そして人々の記憶も失われていくもの。

将来、思い出の補完の一助となれば…。

その願いをもって、私は町を訪れています。

( ;谷)。oO(הללויה)

春を感じさせるような暖かい日。

整備が完了した旧志津川駅に向かいました。

ここがかつて駅であったことを示す、「しづがわ」の

駅名標が新設されました。

 

流されてしまった駅名標を忠実に再現しています。

 

線路部分に行く為の階段があります。

 

ホームから地上の通路へ続く階段です。

 

私のような人(笑)が立ち入らないよう、通路への

入口はフェンスで閉ざされています。

この先には壁画があるので個人的には沢山の人に見て

いただきたいのですが、駅自体が老朽化しているので

難しいのでしょう。

 

ホームより、志津川中学校方面を望みます。

この先には、山を貫くトンネルが保存されています。

 

震災直後から変わらない、破壊された跡。

変わらないはずなのに、年月が経ち過ぎてしまった為か

まるで“別物”のようにも感じられます。

 

 

駅名標の裏側です。

志津川駅は私より年下であることが判明…。

 

駅の周辺には、沢山の小さな春がありました。

このまま暖かい日が続きますように。

 

 

 

 

約10年、そのままの状態で残されていた志津川駅。

そう遠くない日に解体されるのだろうと思い続けて

いましたが、整備が進むことでようやく保存される

ことが確信出来ました。

南三陸町では貴重な震災遺物です。

多くの方々に訪れていただきたい場所になりました。