春を感じさせるような暖かい日。
整備が完了した旧志津川駅に向かいました。
ここがかつて駅であったことを示す、「しづがわ」の
駅名標が新設されました。
流されてしまった駅名標を忠実に再現しています。
線路部分に行く為の階段があります。
ホームから地上の通路へ続く階段です。
私のような人(笑)が立ち入らないよう、通路への
入口はフェンスで閉ざされています。
この先には壁画があるので個人的には沢山の人に見て
いただきたいのですが、駅自体が老朽化しているので
難しいのでしょう。
ホームより、志津川中学校方面を望みます。
この先には、山を貫くトンネルが保存されています。
震災直後から変わらない、破壊された跡。
変わらないはずなのに、年月が経ち過ぎてしまった為か
まるで“別物”のようにも感じられます。
駅名標の裏側です。
志津川駅は私より年下であることが判明…。
駅の周辺には、沢山の小さな春がありました。
このまま暖かい日が続きますように。
約10年、そのままの状態で残されていた志津川駅。
そう遠くない日に解体されるのだろうと思い続けて
いましたが、整備が進むことでようやく保存される
ことが確信出来ました。
南三陸町では貴重な震災遺物です。
多くの方々に訪れていただきたい場所になりました。