オーガニックcafé かなっぺ | 南三陸町と、『名前負け』するブロガーの日常

南三陸町と、『名前負け』するブロガーの日常

宮城県南三陸町。

大震災からの復旧・復興期を迎えている今、
町はかつての面影を失いつつあります。

そして人々の記憶も失われていくもの。

将来、思い出の補完の一助となれば…。

その願いをもって、私は町を訪れています。

( ;谷)。oO(הללויה)

これまでくるみパンを提供されていたかなっぺさんが、

約2年振りにカフェを再開することになりました。

その名は『オーガニックcafé かなっぺ』。

3月26日にオープンすると伺ったので、早速翌日に

お伺いしました!現在個人的にヴィーガン生活をして

いるので、大変関心があります。

 

漁港の整備が進み、入口は従来の場所に戻りました。

 

店内は凄くスッキリしています。

混雑を避ける目的もあり、予約制での営業です。

店主のお二人との会話も楽しいので、このスタイルは

とても嬉しいです。心身ともにのんびりできます。

 

カフェの再開を記念し、3月末までお安く提供されて

います。季節ごとの野菜をベースにメニュー自体が変更

されますので、この写真はご参考まで。

 

会話をしつつ、料理の完成を待ちます。

“自分の為に作ってくれている”ことが伝わってくる

ので、待ち時間もなんだか幸せ。

窓から見える海は相変わらず綺麗です。

 

私が注文したのは「季節野菜のペペロンチーノ」。

他にもトマトベースのアマトリチアーナや、地元の

サステナブル食材(現在は牡蠣)を使用した

戸倉っこかきのペペロンチーノがあります。

 

まずはじゃがいもと人参の豆乳スープから。

味付けがシンプルなので、野菜の味を確かに感じます。

バルサミコ酢がとてもいいアクセントに。

2種の野菜の食感も楽しめます。

 

愛しのくるみパン。もう説明は不要でしょう。

全粒粉100%、安定のもちもち感が最高です。

パスタを食べ終えるまで少しでも残しておくことを

お勧めします。

 

メインのペペロンチーノです。野菜山盛り!

パスタが蕎麦のような色をしていますが、これは全粒粉

を使用している為です。このこだわり、最高です。

今の季節は芋が主流なのでいも尽くし。自然薯的な

長芋がほっくりしていていい感じ。じゃがいもは3種

使われていますが、どれもとても甘いです。

豆・ナッツ・人参もじんわり美味しいですが、存在感を

放っているのは畑からとれたてのパセリです。

強い香りがパスタ全体を引き締めてくれます。

別の季節だと、何の野菜が主役になるのだろうか。

こんなことを想像しながら食べると、現在の食材の

有難みをより強く感じることが出来ます。

いやぁ、美味しかった。次回は何を注文しよう。

 

地域猫ちゃん達も全員元気です。

 

生まれ変わったかなっぺさん、大満足でした。

南三陸町は自然の恵みや数多の素晴らしい取り組みを

しているのは周知のところでしょう。これを上辺だけで

なく、深く掘り下げていくことに意味があるような気が

しています。ヴィーガンの私は泣く泣く諦めましたが、

ASC認証を取得している戸倉の牡蠣を取り入れている

のは流石だと思いました。美味しさは保証します。

町内にこういうこだわりのお店が増えるといいですね。