橋や道路の建設等、大きな事業を記事にしがちですが、
そうではない場所でも写真を撮り残しています。
ある現場近くで基盤をのぞかせた壊れた機材と、
ボロボロのナンバープレートを見つけました。
ずっとこの場所にあったのでしょうか。
習志野…。錆からは月日の流れを感じます。
旧汐見橋に続く、旧国道45号線が封鎖されました。
まぁ、至極当然の措置でしょう。
でなければ私のような者が入り込みます(笑)。
偶然「立入禁止になっていない日」に私はこの先へ進み
ましたが、とても安全といえる場所ではありません。
パっと見、どこだかわからないでしょう…。
ここは旧志津川駅です。かなり嵩上げが進みました。
ホームへの連絡通路は今も残されています。
こちらも旧国道45号線です。
直進すると旧八幡橋があった場所です。
右に見える建造物は人道橋「中橋」の左岸側橋台。
盛土の更なる奥に防災対策庁舎が建っています。
画面中央、車が走っているのは現在の398号線です。
サンオーレは今も工事中です。
墓標のように無数に置かれていたテトラポッドは
姿を消していました。
そして、Ms,フラワーサービスの建物の取り壊しが
始まっています。ここは「さかなのみうら」が震災後
商売を再開した場所です。火災によりみうらは移転
しましたが、消えゆく姿はやはり寂しく映ります。
震災前の町の写真。
私はその当時の町の姿をこの目で見たことは無いのに、
そこに今も残る微かな面影を見つけると、頭の奥を
締め付けられるような感覚に陥ることがあります。
思い出したいのに思い出せない感覚と似て違うもの。
それでもこの感覚を、私は大事にしたいと思います。