本日ここに、多大なご支援とご協力を頂戴しております
国・県並びに関係皆様方のご臨席の元、南三陸町役場の
開庁式を執り行うに当たり、挨拶を申し上げさせていた
だきたいと思います。
時が経つのは早いもので、東日本大震災の壊滅的な被害
から七度目の秋を迎えようとしております。
南三陸町では多くの皆様方に支えられながら、
平成27年11月の南三陸病院・総合ケアセンター
南三陸の完成を始め、さんさん商店街、ハマーレ歌津の
オープン、防災集団移転団地の造成並びに災害公営住宅
建設完了を経ながら、本年7月には七年振りとなる
サンオーレそではまの海開きを果たすことが出来るまで
復興事業を進めてくることが出来ました。
今般、全ての町民が一日でも早く安心して暮らせる
町づくりを進めるに当たり、活気と賑わいを絶やさぬ
町政と、その情報発信を担う拠点として、6月に開庁
した歌津総合支所に引き続きまして、南三陸町役場
新庁舎を本日開庁出来る運びとなりました。
これもひとえに、これまで南三陸町を支えて下さいまし
た多くの皆様方のお力添えと、庁舎建設にご尽力を
賜りました株式会社久米設計様、株式会社錢高組様、
山庄建設株式会社様、そしてこの庁舎建設事業の
主担当でありながら、完成を見ずに病に倒れ、他界
された前南三陸町任期付応援職員の小川幸男様、
小川様の遺志を引き継ぎ、無事に完成へと導いて
下さった前南三陸町任期付職員応援職員の小永井耕一様
のおかげであると、心から、本当に心から感謝を申し
上げる次第であります。
新庁舎建設に際しましては、南三陸町震災復興計画に
基づき、バイオマス産業都市構想を踏まえ、地域資源で
ある南三陸杉の品質と活用方法をアピールをする為、
使用した木材の全てが森林認証であるFSC国際認証を
取得した素材となっております。この試みは、全国的に
例の無い取り組みでありましたが、南三陸町が復興し、
そこから歩み始める町の誇りと元気な姿を、震災後から
多大なご支援をいただいた多くの皆様方に広くお伝え
すると共に、林業の振興と建築を通して、優しさと
ぬくもりを町民の皆様に実感していただきたいと考えて
おります。
尚、この南三陸町役場庁舎と歌津総合支所につきまし
ては、日本の公共施設で初となる、FSC全体プロジェ
クト認証を取得することが出来ましたので、その認証書
を工事概要報告の後に皆様にご披露をさせていただき
たいというふうに思っております。
また新庁舎の大きな特徴といたしましては、この式典
会場である「マチドマ」であります。
この広い空間は役場玄関の重苦しさを払拭し、主体的で
公共的な住民活動の場として、カフェや台所付セミナー
ルームを併設しておりますので、多種多様な交流空間と
して町内外の皆様に積極的に活用していただきたいと
いうふうに思っております。
更には様々な自然災害等に備え、防災・災害対策の
中心的な役割を担う施設として、標高60メートル以上
に敷地を構え、外部電源に頼らない、太陽光、地中熱、
ペレット等の自然エネルギーを利用し、七日間連続運転
可能な非常用発電と災害対策室との機能を有する
会議室が開庁されております。災害時に行政機能が麻痺
することなく情報収集等を行えることから、住民の
安全・安心な暮らしを支え続ける拠点施設として整備を
させていただきました。
これから私達はこの新庁舎を最大限に活かし、自然・
人・生業が紡ぐ、安らぎと賑わいのある町を目指し、
職員が一丸となり、心温まるご支援で勇気と希望を
与え続けて下さいました多くの皆様の思いを胸に、
未来に向けて復興から創造へと発展を続ける努力を
重ねて参りますので、今後とも変わらぬご高配を賜り
ますように、心からお願いを申し上げさせていただき
たいと思います。
結びに、ご多忙の中、本日の開庁式にご臨席を賜りまし
た御来賓の皆様に、衷心より感謝と御礼を申し上げます
とともに、今後増々のご健勝とご多幸をご祈念を申し
上げまして、式辞とさせていただきます。
本日は本当に皆さん、有り難うございました。
南三陸町長 佐藤仁





























