(ワニブックス、2019年)
↑コロイドヨードはこの本を読んで、
こんな魔法のような薬(厳密にはサプリ)があるならこれで治したいと思って始めた。
値段はお高かったけれど、コロイドヨードだけで治るならむしろ安い、と思っていた。
2021年11月当時の私は、
標準治療は絶対しない、自然療法で治すんだ!で頑張っていたから。
けれど、
コロイドヨードの効果は、正直、左乳がんの時は感じられなかった。
主治医も、免疫力の底上げには有効でも、
ガン(進行ガン)そのものに対する攻撃力は弱いと言っていたから、
当時、コロイドヨード単体で完治を目指すのは無理があったのだと思う。
日中2時間おきに30mlずつ服用なので、
1日に7〜8回飲むのが結構たいへんだった。
2時間て、意外とすぐ経っちゃうんだよね。
それから、味がよろしくない。
無味無臭だけど、おいしくない。
苦味ともえぐ味ともつかない、なんともいえなさが口に広がる。
味の違和感は一瞬だから、飲み込んでしまえば何ということはないのだけど、
問題はその後だったのよね。
飲んだ直後から、喉の脇の唾液腺?が猛烈に刺激されて唾液がドバッと出て、
胃がムカムカして、
オェエエエエエェェ
と猛烈な吐き気が出てくるの。
その吐き気が10分くらい続いて、ケロッとなおる。
10分我慢すれば収まるとはいえ、胃がひっくり返るみたいな結構キツい吐き気なんだよ。
そして困ったのは、どういうタイミングで吐き気が出てくるのか分からないこと。
毎回ではなく、1日8回飲むタイミングがあったとして、
そのうち3〜4回がオエェになる。
色々自分でもどんな時に吐き気が出るか、チェックしてたのよ。
○空腹or満腹ではないか
○寝不足ではないか
○体調が悪いのではないか
とかとか。
しかし、全然分からなかった。
だから、毎回これ飲んだら吐き気が出るのか?とドキドキする。
それがかなりストレスだった。
そんなわけで、2022年1月に放射線治療を始めたらそっちもストレスだし、
両方は耐えられんと思ってコロイドヨードはお休みした。
再開したのは、転移の疑いが出てきた2022年11月頃。
イヤイヤだったけど、他に打つ手もないし、残っていたコロイドヨードを飲み始めた。
そしたら、この時は飲むと背中あたりの痛みが楽になった。
それに、以前のような吐き気を感じることもほとんどなかった。
だから、骨転移の初期には合っていたのかもしれない。
ただ、新たにできた右乳房のしこりには効いている感じはなく、
しこりは少しずつ大きく硬くなっていった。
肝臓は、転移の自覚症状がないので効果も不明
2022年11月、12月、翌1月と飲み続けてきたけれど、
背中周りや胸骨周りの痛みはジリジリと強まってきて、
両脇腹に張りを感じるようになり、
日に日に体の怠さが強くなり、同時に可動域が減っていって、
コロイドヨードの効果を感じられることはなくなっていた。
いちおうコロイドヨードは、健康体の人が体調を維持するのにも有効なものなので(健康体の人は一日一回の服用)、
最近は、あくまでプラスαのサプリとして位置づけてる。
やっぱりどんなサプリも薬も、最適なタイミングでないと効果は出ないのだろう。
そんなこんなで、
自分が回復に向かうイメージがもてなくて、
でも標準治療もやりたくなくて、
ジワジワ悪化する状態をどうにもできないかもしれない…と困っていたときに、
とあるお医者さん のところへ行って、
がんを治すことにとらわれず、
『今を生きる』ことに全集中することを教わった。
そしたら、別のところから二酸化塩素水を使った民間療法を知ることになった。
今、ウソみたいに改善傾向にあって、マジで驚きつつも希望がもててる。
と、
コロイドヨードの感想記事の最後に違う物の紹介をぶっ込むのもどうかと思うけど、
二酸化塩素水の療法は初めてまだ一週間だし、一週間でこんなに効果を感じられるのも凄いけど、いちおう今のところは様子見です。
その時どきの自分に応じた解決策が、あるところにはあるんだね、
という安直なまとめで終わっておきます。