デザイナーになるには…
高校の教師に相談すると、
美術系の大学もしくは専門学校への進学を勧められました。
そして、それらに入るためには学力ではなく、
デッサンや平面構成などの
実技試験をパスしなければならないことも…

知識が欠落していました。
二学期半ば、当時偏差値は一応60以上あり、
高望みしなければ普通に進学出来るつもりでいたので、
ある意味余裕ぶっこいていました…
しかし、ちゃんと教わったことのない
デッサンや平面構成というもの…
実技でパスするには専門の予備校へ行かなければ
ならないこともその時初めて知りました。

絵には多少の自信がありました。
中学時代から文集の表紙や記念メダルのデザイン、
遠足や卒業旅行のしおりのデザインなど、
様々なものを手がけ、
美術経験も多少は持ってるつもりでした。

思いっきり甘かったです。

美術系の予備校に通う生徒の実力は桁違いでした。
石膏デッサンの迫力、静物画の緻密さ…
その当時僕が身につけていたデッサンや美術の力など
まさに児戯に等しかったのです。
予備校の先生にも現役合格は諦めた方がいいと言われました。
二学期半ばからではあまりにも遅すぎたのです。

学校が終わった後に通いました。
夜10時頃まで…毎晩…
多少は見られるようになったものの
受験直前、僕の力はとても
合格出来るレベルではありませんでした…

結局その年の受験は、
慣れるための様子見ということで1校だけ受けました。
受かるはずもない一番難しい大学を。
案の定、ない実力を100%発揮することすら出来ずに

あっさりと不合格になりました。

そうして…笑いあり、恋あり、喧嘩あり、涙ありの
様々な思い出のある高校生活に幕を閉じました。