もう~~なんとも

今の時代に生まれてよかったと思えた!

この本「禁断の果実-女性の身体と性のタブー」を

読んだから。

 

 

ユニークなイラスト女性の語り口調で始まるので

そのまま一部紹介します!

 

 

こんばんは!

私たちの文化では、いわゆる「女性器」は目に見えないもの

恥ずかしいものと、話してはいけないものにされていて・・・

 

無視され、闇に追いやられ、気まずいものとみなされている。しかも、正しい名前で呼ばれていない!

 

これって問題だって、あなたも思うでしょ!

 

で、これは家父長制が社会の基本原理になっているせいだと

思うんじゃない?

 

だけど、私たちの社会をむしばむ問題はもっとずっと深刻!

 

その問題を生み出しているのが、

今も昔もいわゆる「女性器」に興味を持ちすぎている男たち!

 

 

ランキング形式で紹介されていて

 

第7位、ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ(1852-1943)

 

医者だった彼は女性器に執着し、女性が女性器に触るのをやめさせようと、健康教育の教科書を執筆し、オナニーが子宮ガン、てんかん、精神錯乱や様々な精神・身体障害の原因になると断言した。

 

 

 

第6位、アイザック・ベイカー・ブラウン(1811-1873)

 

彼医師であり、熱心な女性のオナニー反対論者だった。

女性にオナニーをやめさせる彼流の方法はクリトリスの切除だった。当時広く行われていた手術で多くの医師が実施していた。

ベイカーはクリトリス切除術に特別な思い入れがあり、

すべての問題はこれで解決できると考えていた。

たとえば、ヒステリー、頭痛、鬱、脊髄炎、食欲不振、

反抗的態度など。

 

ちょっと不満もう~~腹が立ってきますね!!

 

 

第5位 聖アウグスティヌス(354-430)

 

彼は、一夜限りの関係を何度も持つほど若いころはセックスが好きだったと告白している。

ところがその後、セックスを唾棄すべき

悪と考えるようになる。

 

当時これは革命的な考え方だった。

知られているように、古代には性愛と欲望は神からの贈り物だと考えられていたから。

 

贈り物ではなく、裏切りだという、それまで誰も考えたことがなかったアイデアとともにアウグスティヌスが登場した。

 

なぜ、セックスが裏切りに?

 

それは、アウグスティヌスにとって、人間の性器はアダムとイブ、そして彼らの神に対する反抗を受け継ぐものだったから。禁断の果実を食べたのが見つかって、2人がまず性器を隠したことがその証拠とされた。

 

彼の考えはこう。アダムとイヴの罪はセックスを通じて世代から世代へと受け継がれる。

 

特に罪深くけがらわしいのが女性だ。

アダムが禁断の果実を口にしたのは、なんと言っても

イヴのせいなのだから。

だから女性は誘惑とけがれを表わしている。

 

こうして、性器をはじめとする女性の身体は

神と対極をなすものとされた。

 

 

 

第4位 ジョン・マネー(1921-2006)

 

マネーは医学心理学の教授だったけれども、

性別二元論も大好きだった。

性別二元論とは、男性と女性というはっきり区別できる2つの性別があって、その2つを区別する基準は性器の形状ということになっている。

 

しかし、新生児の1~2%はどちらの性別か判断することのできない性器を持って生まれてくる。

 

マネーはこうした赤ん坊はすぐに手術をして男女どちらかのカテゴリーに収まるようにすべきだという考えを広めた。

彼の考えはとんでもなく影響力があった。

 

そして、女性器の方が簡単だったため、赤ん坊の多くは女児にされた。

 

 

 

第3位 魔女狩りの扇動者ども(15~18世紀)

 

奇妙なことに、魔女狩り裁判では、有罪か無罪かを判断するのに被告人の性器が問題にされた。

当時の理論では魔女には悪魔とその手先が吸うための

「肉の突起、隠れたイボ、あるいは乳首」があると考えられていた。

 

エルニー・ヴュフィオという女性に悪魔のしるしが見つかったとき、彼女はきっぱりと言っている。

 

「もしこれが悪魔のしるしなら、

 ほとんどの女は魔女だよ!」

 

ニコニコよく言ってくれました!

 

 

 

第2位 ジョルジョ・キュヴィエ男爵(1769-1832)

 

男爵という骨の折れる仕事の後には、リラックスするために特殊な趣味が必要なんだ!

 

そして彼は、ある南アフリカの女性を見世物とした。
大きな尻と巨大な小陰唇。

 

 

悲しい(これ以上は書きたくもないです。)

 

 

 

第1位 スウェーデンのクリスティーナ女王の墓を暴いた奴ら!

 

クリスティーナ女王にインターセックス(身体的性が一般的に定められた男性・女性の中間もしくはどちらとも一致しない状態)

である可能性を思わせる、典型的女性ならざる身体的・心理的特徴があったと文献上で確信を得ることができたので。

今後は王女の骨格が男性のみに特有な形態を示しているか

否かを明らかにしたく思う。

 

どうして、この男たちはクリスティーナ女王が

インターセックスだと思ったのか???

 

そして
1965年に王女の墓を開けさせるのに成功したのだった。

 

結局、

彼らの墓暴きは以下の理由で大失敗に終わるのだ。

 

[インターセックスが遺体に及ぼす影響については未知であるために、女王がインターセックスだという診断を確定することは不可能である。]

 

時代とは言え、悍ましい。。
 

 

 

現在、まだまだ女性の地位が低いと感じる国や

環境もありますが、

このことを知って、今がどれだけ幸せなのか。

 

 

でも、男って!!って感じは拭えませんね。

 

いや、今の男性はとても優しい方も

たくさんいらっしゃる。

 

それもよくわかってますよ。

 

でも。でもね。