父が突然倒れてから12年。
生きることさえ
5%のチャンスしかないと言われていたところ、
お医者さまも驚くスピードで回復したけれど、
病気をきっかけに
あまりにもいろいろなことが変化して、
人生も生活も変わってしまって、
心がなかなか追いついていなかった父と母。
でも楽団に入り、
ギタリストとして特訓を重ね、
今日800人の人たちに手拍子をいただきながら
舞台に立ち、
父は感動して途中から涙が止まらなかったそう。
この12年間、
父が生きていてよかったと思ってくれる
そんな瞬間をずっと待ち望んでいたので、
その言葉を聞けたことが本当にうれしいです。
命を落とすかもしれないほど大変なことがあっても、
例え時間がかかることがあったとしても、
人生には必ず生きていてよかったと思える日がくる。
父を始め、
私たち家族を見守ってくださっていた方々に
本当にありがとうございます。
ずっと父を支え続けた母、
おじいちゃまとおばあちゃまの心を
パッと照らしてくれる愛らしい子どもたちにも、
本当にありがとう。
今日は、
父の新たな人生の始まりであったように感じて、
私も心からしあわせです。