退団コメント

こんにちは

今日は早めの更新です

チームを通じて退団コメントを出しました

元々、期限付きでの入団でしたので、12月末でINACを離れることは決まっていましたが、入る前と去る時ではやはり考え方や感じたことが変わっていることもありますので、【今】の率直な気持ちを書きました

全ての気持ちが伝わるわけではないかもしれませんが、なるべく多くの方に読んでいただけたらと思い、普段はブログだけに話す様な内容のことをチームを通じてリリースすることにしました❗️

あまり私のことや女子サッカーのことを知らない通りすがりの方が読んだら「随分生意気なことを言ってるな。」と、思われてしまうかもしれませんが、そんなことも含めてとにかく素直な気持ちを垂れ流しています❗️

いや、本当は話したいこともっともっとありますが、それはこれからもSNS(ブログ中心)や#ナホナガトークで小出し(大出し)にしていきます

では、長めですが以下全文ですので是非お読みください🙇🏻‍♀️

▽▽▽▽▽▽▽▽▽

INACファミリーの皆様、こんにちは。川澄奈穂美です。

2020年12月末日をもちまして、INACとの契約が終了となり、来季はまたNWSL（アメリカ女子プロサッカーリーグ）のSky Blue FCでプレーします。

今年は新型コロナウイルスの影響で「あたりまえ」の日常が一変しました。コロナがなければ、大勢の方にスタジアムで応援していただけ、練習場などでもお会いでき、もっと多くの交流ができていたのにと思うと、とても切ない気持ちになります。でもよく考えると、そもそもコロナがなければ日本でプレーすることもありませんでした。（コロナがなければアメリカのリーグは通常通り行われていたので。）

この様な状況の中、受け入れの為ご尽力くださったスポンサーの皆様方や受け入れてくれたクラブにはとても感謝しております。

今回、期限付きでINACに在籍しましたが、日本女子サッカーの現状を内側から見ることができとても良かったと思っています。また、私が以前在籍していた時にはいなかった選手もいて、新たな仲間とサッカーする日々は新鮮で刺激的でした。もちろん、何年も一緒にやってきた仲間たちと改めてチームメイトとしてプレーできたことも特別な時間になりました。

私自身、この仲間たちとタイトルを取ることを目標にINACへ戻ってきました。期限付きとはいえ、INACやタイトルに対する思い入れは強く、絶対に達成させるという気持ちで日々サッカーと向き合っていましたが成し遂げることができず、それどころか私の実力不足で出場機会も少なく、応援してくださっている皆様の期待を裏切ってしまう情けない半年間でした。

サポーターの皆様、いつも温かいご声援ありがとうございました。無観客で始まったリーグ戦でしたが、有観客になり、手拍子をしていただけるようになり、最後は大きな太鼓の音も聞こえてきました。たとえ無観客でもサッカー選手としてやるべきことは変わりませんが、サポーターの皆様がいてくださるスタジアムはやはりワクワクして、心強くて、素晴らしい景色でした。INACには個性的で日本を代表する選手もいますが、今季のこの結果対しては納得のいかない思いをされていると思いますし、正直試合後に罵声が飛んでもおかしくない状況だと思います。それでも、常に前向きに選手たちを励まし、一緒に戦ってくださる姿勢に感謝しかありません。

来年の秋から女子プロサッカーリーグ・WEリーグが始まります。今までなでしこリーグで唯一全選手がプロ同様の環境でプレーしてきたINACですが、これからは全クラブがプロチームになります。各クラブがより良い環境でサッカーができるということは日本女子サッカーのレベルアップに繋がると思いますが、INACにとっては最大の利点であった「環境」が他のチームと同等になります。競争が高まる中でもINACは独自の価値を生み出し、WEリーグを牽引するチームであってほしいと願っています。私はINACを離れますが、これからもINACを愛する気持ちは変わりません。皆様にも引き続き女子サッカー界を一緒に盛り上げていただけたら嬉しいです。

今シーズンも応援本当にありがとうございました。またスタジアムで皆様にお会いできます日を楽しみにしています。