ママとかマンマとかパパ以外で、息子が最初に口にした単語は「葉っぱ」でした。まだ一昨日のこと。きっと、発音しやすかったのもいいんだと思うのですが、息子の興味が「葉っぱ」に向いたんだなと思うと、それだけでなんだかじわりと嬉しい母です。

そういえば、息子の名前を考えるときも、瑞々しい新緑のイメージをいつも心に思い描いていたし、植物の名前をたくさん知っているような素敵な人になってくれたら嬉しいし。あ、このブログの基調となっている色も緑だし、ね(笑。

で、この「葉っぱ」という言葉とモノが合致したらしい息子は、今日も家を出るとすぐに椿の葉を指差して「はっぱ!」と言っていました。最初はまた息子がなにやら闇雲に声を上げているのだろうと思いかけたんですが、ふと指差す方を見てみてびっくり。そこに確かに葉っぱがある!そうか、本当にもう分かって言ってるんだ!!と、じわじわ嬉しさがこみ上げてきました。

なぁんてことに始まり、生垣や花壇や道端や街路樹に緑を見つけるたびに、「葉っぱ!(あっぱー、とか、ぱーぱー、とも)」と言いながらニコニコと葉っぱを指差し、さらに、時々こちらにそれを教えてくれるような振り向き&笑顔をくれるので、私はもう親ばかと言われても褒め言葉にしか聞こえないくらいに胸がキュンキュン、顔はヘラヘラとしてしまっています(笑。

想像ですが、きっとこれまではただの景色の一部でしかなかったものに、「葉っぱ」という名前があることを知って、まるで明かりを灯すみたいにそこだけはっきりくっきりと目に飛び込んできているんじゃないかな。まさに、葉っぱという色や形や意味が、息子の世界を天然色に染めてあげている瞬間。

ちょっと大袈裟かもしれないけど、それはなんだかディズニー映画の魔法のシーンを見ているようでもあり、振り下ろされたステッキの先から飛び出したキラキラが、生垣や花壇や道端や街路樹を包みこんで、白黒だった世界をそこからカラフルに変身させていっているようにも感じられたり。
新しい言葉を覚えるたびに新しい色が加わって、息子の世界がどんどん色彩にあふれ、深く豊かになっていくのかなぁ・・・そう思うと、なんだか私もドキドキしてきます。

そして、なにかを知ることって、やっぱり楽しいことなんだなと改めて思ったりも。「葉っぱ!」と言う時の息子の笑顔がなによりの証拠。

あぁ、それにしても、ここから始まるんだなぁ。
ここからいろんな言葉を知っていくんだなぁ。
楽しい言葉でいっぱい話しかけて、面白い本をたくさん読んであげたいなぁ。
いい言葉をいっぱい教えてあげたい。

ともあれ、はっぱ。
しばらくの間は、私たちの魔法のことばです。
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写真は、先日のドライブで行った津久井湖のそばにて。