さぁ、今夜はネパール大紀行のオンエアです!ひとっ飛び参りましょー。

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しかも、この航空会社の名前、ブッダエア!(笑

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ブッダの生誕地ルンビニに行って来たことはすでに書きましたが、実は今回、ブッダの育った地にも足を延ばしました。
学生の時に手塚治虫の漫画を読みふけったことがあって、『ブッダ』も私の本棚にずっと並んでいました。で、その第一巻のタイトルが「カピラヴァストウ」。本を読む前に、ずっと不思議な響きだなぁと思っては、私にはなんの所縁もないその固有名詞を頭の中でリフレインさせていました。カピラヴァストゥ、カピラヴァストゥ…って。なんと、その「カピラヴァストゥ」に今回訪れることができました訳です。それこそが、ブッダが幼少気を過ごしたお城、そしてその国のこと。
お城暮らしをしていた王子様がブッダとなるべく、悟りの旅へと出発したのがカピラ城の東門。その東門と言われている場所が今もちゃんと残っていました。つまり、今世界中の人々に知られる仏教は、ここから出発したと言っても過言ではないかもしれません。
束の間でしたが、そんな場所に立つことができて、静かに一人身震いしていました。こんな所に来れるなんて…!
その東門の先に広がる景色は…是非、番組の中で見てみてくださいね!(笑
あ、今誰か、いけず~って言った?

それにしても、来週放送予定のポルトガル編は敬虔なキリスト教国での巡礼ロケ。立て続けに大きな宗教の聖地巡りをしたこともあって、もともと関心の深い宗教と言うものを改めて考える機会になっています。まぁ、ネパールロケは特に3月後半のロケでもあったし。
で、アニミズムが実は一番しっくりくる根っからの八百万ニッポン人である私ですが、より発展、より洗練されたキリスト教や仏教にはまた違った強い引力があります。本当に魅力的。
それを政治的に利用したり、物質化して広く流通させたり、都合良く変質しようとすることで歪みを起こしている場合も多々あるから、中々一括りでは言えないことですが、でも、宗教と言うのはどれも人の心の問題を扱ってきた大切な分野。本当は誰にとっても身近だったり大切だったりするものを備えていると思います。
またそう言う人の心の問題に、仕事など、信仰とは違う形で向き合っている人も多いと思います。番組の後半で取材している釈迦族の方々には、不思議と信仰よりもそう言ったものを感じました。それもまた素晴らしく魅力的で、美しく。

諸岡なほ子の『旅の途中のスウィートホーム』-__.JPG

…って、あんまり書くと私、つい説教くさい方向に書いちゃいそうなので、この辺にしておこうかな(苦笑。
でも、そんな風に心の一つ二つ下の層に染み込んでくるネパール大紀行でしたから、皆さんにもゆっくりと楽しんで頂けたらまずは何より!とても嬉しいです!!
是非、今夜9時からは世界ふしぎ発見!をご覧下さいねっ。
あー、私も楽しみになってきたー。
皆さん、準備はよろしくて?(笑