目覚めたら、ベランダの向こうに春の空と富士山。柔らかな絶景を眺めながら朝食をとり、その後、日比谷の日生劇場に歌舞伎『染模様恩愛御書~細川の血達磨』を観に行ってきました。

諸岡なほ子の『旅の途中のスウィートホーム』-??.jpg

若干睡眠が足りなかったので、見ながら寝ちゃうなんてことにならないか心配だったのですが、最初っから最後まで睡魔に襲われることのない明快なストーリーで、楽しみながら観劇させて頂きました。

テーマは、愛。
男と、男の・・・きゃー(両手で顔を覆いつつ、指の隙間からしっかり見てる系)。

細川家に仕える青年達のボーイズラブ。
女性的なしたたかさのない、主演のお二人の子犬のような目の輝きが健気。
私自身はどっちかっていうと生命力あふれるタイプなので、なんとかして生き延びようとする力強さを描くものなんかによりシンパシーを感じてしまう気がするのですが、今日の『染模様恩愛御書~細川の血達磨』は、潔く自己犠牲を払う美しさ。直球の忠誠心。その儚さ。
まあ、生命力あふれるボーイズラブって言うと、「ローズです!」「マリーです!」「ふたりあわせてっ、ローズマリーですっ♪」みたいになっちゃうかもしれませんもんね(笑。
あ、でもそれはそれで見てみたいかも。いや、それって、しりあがり寿さんの「真夜中の弥次さん喜多さん」か??
いずれにしても、「あら、みちゃっていいの?」というドキドキな場面もあって楽しかったです。舞台美術にもう少し細川のお殿様の邸宅らしい美へのこだわりと絢爛さが見えると、もっと良かったかも。

諸岡なほ子の『旅の途中のスウィートホーム』-??.jpg

観劇後は帝国ホテルでランチして、皇居方面へふらーりお散歩してたら、思いもよらず気持ちのいい場所を発見してしまいました!
和田倉橋という木橋を渡って

諸岡なほ子の『旅の途中のスウィートホーム』-??.jpg

石垣の高い壁の間を行くと、その奥には和田倉噴水公園という公園が。石垣から徐々に見えてくる噴水の、高く跳ね上がったしぶきが逆行に輝く様は、なかなかのドキドキ感。

諸岡なほ子の『旅の途中のスウィートホーム』-??.jpg

興に乗ってしまったので、そのまま足を伸ばして皇居東御苑へ。また天守台にのぼっちゃった♪
江戸城跡の公園には、徐々に咲き始めた桜も。

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少し早めに満開になった花たちには、ヒヨドリが蜜を吸いにきていました。

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望遠だったら鳥の写真も撮りたい所だったけど、iPhoneじゃあねぇ(苦笑。
でも足下を見ると、

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あら、ピンクの絨毯♡
すっかり春を満喫するお散歩をして帰ってきました。
よく歩いた。
今日は早く寝ちゃいそうです。

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てか、すでににゃむい。

あ、昨日の皆様からのコメント、かよりんも見てくれたみたいで良かったね。私への温かいお言葉もありがと。ちょっとほっこりした(笑。