本日は主に、雑誌のアンケート取材なるものの原稿を作ってました。
旅に関するもの。たまたま2つも。
こういうお話を頂けるのは、何だかすごく嬉しい。
心赴くままに、本やインターネットを紐解いて、脳内旅行。
ピューン。
うーん、本当にそこへ行きたくてたまらなくなってきたぞ。
困った!

雑誌など詳しいことに関してはまた発売の時にでもお知らせしますね。
あ、でもどちらも7月、だっけな。
お楽しみにー。
7月はまた、作詞に関するお知らせも出来ると思いますー。
あわせてお楽しみにしててくださいにー。

で、
脳内旅行を終えたはずの私は、
そのまま夕食を終えてからDVD鑑賞してました。
気付いたら、そこは京都。

溝口健二監督の『祗園囃子』
1953年に京都で撮影されたものですが、
溝口監督、恥ずかしながら私はつい最近知ったばかり。
でも、女性の美しさを独特の感性で映し出す、とか、
京都や東京下町、はたまた中国などの文化や時代考証に一切妥協がなかった、
などという話を聞いていたので、
これはもう絶対に私は見なくてはならん!と思ってました。

見て納得。

16歳で舞妓を志す少女の役を、若尾文子さん(故黒川紀章さんの奥様)が、
妖艶な色香を漂わせる芸子の役を、木暮実千代さんが演じられているのだけど、
もう、それぞれの年代の女性のえも言われぬ魅力と、
祗園と言う町で生きて行く難しさやプライド等が見事に描かれていました。
私、変な視点だとは思うのだけど、
それぞれの女性の襦袢姿がまた素敵だなーと。
若い女の子の華奢な胴体や、
妙齢の女性の着物を隆起させるやわらかな肢体に、
んもー、お話そっちのけで吸い込まれてしまいました。
だけど、白黒なので、というか、そんな理由じゃないな、
やっぱり女性の描き方が見事なのだと思います、
決して俗っぽい色気ではなく、
憧れのまなざしを向けてしまうような清らかさで描かれていて、
ストーリーや景色、役者さんの声や所作、そしてその美しさなど、
あらゆるところにじわーっと感動しながら見ていました。

やっぱり見て良かった!

しばらくは、時間があると溝口世界に浸ってみようかと思います。
というか、今から見ちゃいそう(笑。

私、勿論素敵な男性も好きですけど、
美しい女性、本当に好きなんですよねぇ。
本当に、ずっと見つめていたいと思ってしまう。
DVDのメニューにあった写真館の中の、若尾文子さんの舞妓さん姿の写真が、たまらなくかわいらしくて、5分くらいみてました。
薄くてちょっとハの字に下がった眉に、まっすぐな瞳。
大福のようなふっくらほっぺに、ぽてりとした唇。
あー、かわいい。
食べてしまいたいっ!

って、結婚してない30代の女性が言うと大いに誤解を招きかねない、かも?