それでは蘇州の旅アゲイン。

true

この日、更に変わってしまった大型バスで、更に入れ替わったツアーのお客さんたちと最後に訪れた場所は、虎丘風景区。有名な虎丘に入れるのかと思いきや、このあたりは土産物屋が多くあるので、お土産ゲットしてねーと言う時間だったらしい。そういう意図がよくわかってなかった私たち二人は半分迷子の様にあたりをぐるーりと徘徊。ひょこっと路地を覗いてみると、賑やかな看板が所狭しと道にせり出していました。いーねー。

と、ここで、ツアーは終了。
最後にバスに乗り込むとホテルの名前を聞かれ、親切なことに私たちだけをホテルの近くで降ろしてくれて、あとの皆は新幹線の駅まで戻り、上海等に帰った模様。
なんだか程よく放任主義で、きちんと親切でいいツアーでした。
日本のような清潔さや丁寧さはないものの、身勝手に動き回る観光客をしっかりあしらってまとめあげるのなんかは見事。
あと、どうやら各観光地の入場料等も考えると、割安でもあったみたい。
うむ、中々いい気分のツアーでした。
謝謝!

その日の終わりは、かよりんと共に新彊ウイグル料理のレストランを見つけて飛び込んでみました。ウイグルってなかなか行ける場所じゃないけど、大学生の頃に黒髪に碧眼の瞳を持つ人たちがいると聞いて以来、密かに憧れを持っていたんです。
それでつい、「かよりん、羊、大丈夫?」と聞いて飛び込んでみましたが、大いなる誤算あり。ウイグルってイスラム教徒が多く・・・お酒は御法度。
思わず、「あっらー」という言葉が口を突いてしまいそうになる。
オーマイガー。

さて、翌日はホテルに荷物を預けて、タクシーで寒山寺へ。
そこで見つけた親子の狛犬の子供の方のお尻が可愛くてねー。

true

カメラを近づけて撮ってて気付いたんですけど、中国の方々もよくこういうものを触る習慣があるみたいなんですが、良く触られる場所はテカテカになっているもんです。
うん。
私と同じ趣味の人も少なくないと思われる(笑。

true

そして、茶!

true

ティータイムです。
木陰で飲むお茶は最高すぎて、一体どれくらいここにいたことやら。

true-photo.jpg

久しぶりに聞香杯(右の細長い器)で中国のお茶の蜜のような香りを堪能しました。
お店の方も追い出そうとする気配もなく、中国の歌を聴かせてくださるサービスも。
本当にどれだけでもいられる場所だったなー。
二人でおしゃべりもさることながら、かなりボーーーーーーっとしてました。

true

蘇州の旅、最後は留園。素敵な庭園で、池の周りをぐるりとお散歩。

true

留園の中では、短い古典演劇を鑑賞することも出来ました。
何を言っているか中々聞き取りづらいためか、ステージ脇の電光掲示板で字幕が流されていましたが、当然、私たちにはそれすら理解不能。
あー、京劇見てみたい欲、再燃。

そんなこんなで蘇州の旅は終了。
1泊2日の割にかなり充実した気分。

帰りも新幹線に乗ってきた訳なのですが、蘇州の駅の待合室でずーっと待たされたあげく、ようやく改札が開いたのが新幹線出発のわずか5分前。

true-photo.jpg

この人数が一気にダダダーっと階段を駆け下り、

true

我先にと乗り込もうとします。
おまけに駅員さんはほとんど怒号のような声で「早く乗れー」と言ってるみたい。
果たして自分たちが本当に新幹線に乗ることが出来るのかヒヤヒヤしてしまいました。

それでもなんとか上海に戻り、夜は上海在住の友人と合流して3人で上海雑技団を見に行きました。、って、こうやって書いてると、本当に私たちよく動き回ったんだなー。
でも、疲れも何のその。
この雑技団の技と演出があまりに素晴らしくって、想像以上に感動しました!!

true-photo.jpg

ひたすら鍛え上げられた技を見せられるだけなのかと思っていましたが、まるで前衛的なお芝居を見ているかのような演出、衣装、音楽、舞台装置、エンターテインメント魂に拍手喝采。いやー、面白かったです。
上海雑技団にもいくつかのグループがあるそうなんですが、この「ERA~時空の旅~」は一見の価値ありです。ほんと。こうなったらいつか他も見てみたいなー。

そして、夜は友人宅にて、決してお酒好きではない友人が「諸岡のために!」と買っておいてくれたビールを堪能(笑。

true-photo.jpg

はー、幸せだにゃー。
お喋りしながら上海の夜は更けてゆくのでした。