今更ながら種明かしをすれば、４月４日は、リリ（Lyrico）ちゃんこと、露崎春女さんの写真を撮りに、ライブにお邪魔したのでした。ご本人のブログの更新もされたので、こちらでも私のお気に入りを１枚紹介しておきます。
あ、リリちゃんのブログから飛んで来て下さった方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな皆様、はじめまして、MONAと申します、が、普段はどちらかと言うと諸岡なほ子と名乗っていることの多い、リリちゃんのお友達です（笑。作詞家でもあります。えーと、皆様は良くご存知のリリちゃんですけども、私のブログの住人さんたちには、写真をご披露する前に、私が感じるリリちゃんの魅力をちょこっとご紹介させて下さい。
リリちゃんは、私と同世代の歌手で、ずっとずっと前からその強烈な名前（露崎春女）は印象に残っていましたし、曲も聴いたことがありましたが、実は心してその歌声に耳を傾けたのは、数年前にある歌手の方のライブを見に行った時。リリちゃんは、ゲストで出演されている時でした。
すごく歌の上手な人だよな～、楽しみだな～と思っていた私の期待を遥かに超えた所でその歌声は響き渡っていて、鳥肌が立つほどでした。中音域の安定感とつやっぽさ、そして、ファルセットでもないのにどこまでも上昇していく高音域は、まさしく圧巻と言う言葉がぴったりで、私はその音の残像を空中に見つめて、あんぐりと口を開けっぱなしでした。
音色の美しさに、日本人離れしたリズム感。即興で思い描いたイメージの実現される早さ。パワフルな張りのある声としっとりとした低音の緩急。とにかく、口先や上半身だけで歌っているのではなくて、地面を掴む足の指から頭のてっぺんまでコントロールして、体中が響いてる感じ。日本人でこんな歌を歌う人がいるんだ！！と、本気でびっくりしました。
って、説明長いですよね？
前置き長いってなんか、私、年取った感じしちゃうわ。そろそろ先日のライブのお気に入りの写真をご披露します。
じゃーん。
ひょっとしたら、リリちゃんファンの方々から見たら、ちょっと変わったセレクトかもしれませんが、私がこの写真をブログ掲載用に選んだ理由は、ひとつの音への集中の仕方があまりに素敵だから。
どうか、どうか、くどいくらい説明させて下さい。
まずはこのほっぺ。私が思うに、重力に引きずり下ろされかねない音程をキープするために使われているのだと思います。もちろん、ご本人はそんな野暮ったいことは考えずに奏でているんだと思うんだけど、このほっぺの筋肉は、まさしく歌を歌う人の筋肉。しかも、丁寧な歌を歌う人の。で、こんなにほっぺの筋肉を使っているのに、唇はまるで緊張しない。ふっくら柔らか。きっと、音はこの柔らかさを纏っているはずです。
丁寧に音を出していることのもう1つの現れは、この左手。まるでお釈迦様が印を結んでいるような親指と人差し指。この爪の先の方が接するくらいの、とても小さな、針に糸を通すようなポイントを目指して音を出しているんだと思います。実際に自分でこのポーズをまねてみると、どうしてもそんな気がしてしょうがありません。
そしてこのマイクの位置。リリちゃんが今だしている少し高めの音は、口から響きが飛び出しているのではなくて、ちょうどあのマイクの辺りで一番空気を振動させているのだと思います。鼻の付け根や眉間に近い辺り。
ああ、反った背中にも歌う為の、音をしっかり支える為の背筋の働きを感じます。
本当に、好き勝手にあれこれ解説（しかも自分の思い込みの）しちゃってすみません。
でもね、こんなに歌う為の楽器である身体・ハードウェアと、それを動かす為に必要なソフトウェアを備えている人は、稀、希有、ほとんどいません！！
はっきりいって、羨ましい！！
友達なんだからたまにはその身体貸してよぉとダダをこねたい！！！
私の好きな歌手の人たちにはいつも思うことだけど、あんなに自由に歌で空を飛び回れたら、もう現実世界になんて戻ってきたくないくらい心地いいんじゃなかろうか。
でもね、ありがたいことにその飛び回る様を間近に見ると、ミラーニューロン（？）が反応してこちらまで似た感覚が身体の中に起こって来る気がします。私まで軽くなって浮遊感。
この間も、リリちゃんの歌ったどの曲も素敵だったけれど、歌詞のついた「SPAIN（チック・コリアの名曲）」を聴いたのは生まれて初めてでしたが、あれって言葉を載っけて歌で再現するなんてこと、ハナからできないもんだと思ってましたが、で、で、で、できていらっしゃいました、あの方。
あんなリズム感・・・。マイガーっ。
他にも素晴らしい歌がたくさん聞けましたが、すみません、私、タイトルが分からないものが多くって・・・。でもとにかく、最近興奮気味のエントリーが多い諸岡ですが、リリちゃんの歌声は少しでも多くの人に聴いてもらいたいなぁ。
気づけば久々のながーいエントリーにもなっていますね。
ま、いっか。
そんなリリちゃんこと、Lyrico、露崎春女さんについてもっと知りたいと思って下さった方は、こちらへ是非に。
Lyrico オフィシャルウェブサイト：
http://www.lyrico.net/
スタイルもいいリリちゃん。
ずるいよ。
あ、リリちゃんのブログから飛んで来て下さった方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな皆様、はじめまして、MONAと申します、が、普段はどちらかと言うと諸岡なほ子と名乗っていることの多い、リリちゃんのお友達です（笑。作詞家でもあります。えーと、皆様は良くご存知のリリちゃんですけども、私のブログの住人さんたちには、写真をご披露する前に、私が感じるリリちゃんの魅力をちょこっとご紹介させて下さい。
リリちゃんは、私と同世代の歌手で、ずっとずっと前からその強烈な名前（露崎春女）は印象に残っていましたし、曲も聴いたことがありましたが、実は心してその歌声に耳を傾けたのは、数年前にある歌手の方のライブを見に行った時。リリちゃんは、ゲストで出演されている時でした。
すごく歌の上手な人だよな～、楽しみだな～と思っていた私の期待を遥かに超えた所でその歌声は響き渡っていて、鳥肌が立つほどでした。中音域の安定感とつやっぽさ、そして、ファルセットでもないのにどこまでも上昇していく高音域は、まさしく圧巻と言う言葉がぴったりで、私はその音の残像を空中に見つめて、あんぐりと口を開けっぱなしでした。
音色の美しさに、日本人離れしたリズム感。即興で思い描いたイメージの実現される早さ。パワフルな張りのある声としっとりとした低音の緩急。とにかく、口先や上半身だけで歌っているのではなくて、地面を掴む足の指から頭のてっぺんまでコントロールして、体中が響いてる感じ。日本人でこんな歌を歌う人がいるんだ！！と、本気でびっくりしました。
って、説明長いですよね？
前置き長いってなんか、私、年取った感じしちゃうわ。そろそろ先日のライブのお気に入りの写真をご披露します。
じゃーん。
ひょっとしたら、リリちゃんファンの方々から見たら、ちょっと変わったセレクトかもしれませんが、私がこの写真をブログ掲載用に選んだ理由は、ひとつの音への集中の仕方があまりに素敵だから。
どうか、どうか、くどいくらい説明させて下さい。
まずはこのほっぺ。私が思うに、重力に引きずり下ろされかねない音程をキープするために使われているのだと思います。もちろん、ご本人はそんな野暮ったいことは考えずに奏でているんだと思うんだけど、このほっぺの筋肉は、まさしく歌を歌う人の筋肉。しかも、丁寧な歌を歌う人の。で、こんなにほっぺの筋肉を使っているのに、唇はまるで緊張しない。ふっくら柔らか。きっと、音はこの柔らかさを纏っているはずです。
丁寧に音を出していることのもう1つの現れは、この左手。まるでお釈迦様が印を結んでいるような親指と人差し指。この爪の先の方が接するくらいの、とても小さな、針に糸を通すようなポイントを目指して音を出しているんだと思います。実際に自分でこのポーズをまねてみると、どうしてもそんな気がしてしょうがありません。
そしてこのマイクの位置。リリちゃんが今だしている少し高めの音は、口から響きが飛び出しているのではなくて、ちょうどあのマイクの辺りで一番空気を振動させているのだと思います。鼻の付け根や眉間に近い辺り。
ああ、反った背中にも歌う為の、音をしっかり支える為の背筋の働きを感じます。
本当に、好き勝手にあれこれ解説（しかも自分の思い込みの）しちゃってすみません。
でもね、こんなに歌う為の楽器である身体・ハードウェアと、それを動かす為に必要なソフトウェアを備えている人は、稀、希有、ほとんどいません！！
はっきりいって、羨ましい！！
友達なんだからたまにはその身体貸してよぉとダダをこねたい！！！
私の好きな歌手の人たちにはいつも思うことだけど、あんなに自由に歌で空を飛び回れたら、もう現実世界になんて戻ってきたくないくらい心地いいんじゃなかろうか。
でもね、ありがたいことにその飛び回る様を間近に見ると、ミラーニューロン（？）が反応してこちらまで似た感覚が身体の中に起こって来る気がします。私まで軽くなって浮遊感。
この間も、リリちゃんの歌ったどの曲も素敵だったけれど、歌詞のついた「SPAIN（チック・コリアの名曲）」を聴いたのは生まれて初めてでしたが、あれって言葉を載っけて歌で再現するなんてこと、ハナからできないもんだと思ってましたが、で、で、で、できていらっしゃいました、あの方。
あんなリズム感・・・。マイガーっ。
他にも素晴らしい歌がたくさん聞けましたが、すみません、私、タイトルが分からないものが多くって・・・。でもとにかく、最近興奮気味のエントリーが多い諸岡ですが、リリちゃんの歌声は少しでも多くの人に聴いてもらいたいなぁ。
気づけば久々のながーいエントリーにもなっていますね。
ま、いっか。
そんなリリちゃんこと、Lyrico、露崎春女さんについてもっと知りたいと思って下さった方は、こちらへ是非に。
Lyrico オフィシャルウェブサイト：
http://www.lyrico.net/
スタイルもいいリリちゃん。
ずるいよ。
