実は今日、伊豆にいました。
熊野の山から戻ったと思ったら、今度は海。
落ち着きのない諸岡です。

昨晩は、私の両親と同い年の、私のワインの先生の別荘にお邪魔して、友人とともに、とても私には手の届かないような素敵なワインをご馳走になりました。それはもう夢のような色と香りと味わい、そして時の流れ、でした。

エレガントなワインの持つ力はすごい。一本のワインがあるだけですべてが変わる。
グラスの口に鼻を近づけると、もうそれだけで幸せになります。その幸福な香りをどう表現したらいいのか、みんなで遠い目をしながら考えてました。

花束。
グラマラス。
エレガントな女性。
高貴。
文化。
芸術。
人生。
官能。
記憶。

あぁ、表現し尽くせない。困った。

でも、贅沢な困惑。

建築家だった私のワインの先生は、ギリシャ神話や、虚しさについて色んな話を聞かせて下さる。どれも洗練された西洋の文化を通して学んでこられたもので、そんなことを惜しみなく教えてくださるのもありがたいし、その一端に触れられたような、ちょっと賢くなったかのような気分になれてしまうのもありがたい。
私も、せめてなにかお話しできればと思い、熊野や照葉樹林文化などおぼえたて、体験したての話や、伊豆向かうまでに読んでいた、『日本語のゆくえ』(吉本隆明著)という本の話なんかをたどたどしくしたりしてみるも、その理解度、身体への浸透度の違いたるや。とほほ。まだまだ精進せねば。

でも、そんな時間を演出してくれるワインって、やっぱりすごい。完全に場の雰囲気を引き上げて貰ってる。

ワインを飲む前には、漁村を散歩。


岸壁に立つ。


素敵なワインを飲んだ翌朝。


今日、帰って来る直前に降り出した雪と、それを眺める猫の置き物。


朝はクリアに見えていた伊豆大島が、みるみる雪のヴェールの向こう側に消えていくのは不思議な雰囲気でした。刻々と変化していく海の色。

刻々と変化していくワインの香りと味わい。

刻々と変化していく、私。
・・・なんだろうけど、自覚ゼロ。
いや、若干、自覚、くらいかな。

でも、きちんと成長したいな。
できてるといいな。

というわけで、
ただいま。








あ。
サッカー日本代表の試合見た?
やっぱり我らがケンゴがいなくては。