菜の花、見つけました。
冬を堪能しようと思った(そしてブログに書いた)途端に、春の花を見つけてしまって、なんだか間が悪いなぁと思いつつもカワイイのでアップしときますね。
菜の花、私の名前(本名:菜穂子)の由来になってくれている花ですが、結構冬の寒い時期から見つけることができますよねぇ。でも、春の花のイメージじゃないですか? 実は、冬??

そこで取り出したるは、『ハンディ入門歳時記(大野林火監修、俳句文学館編、角川書店)』。
やっぱり、菜の花は春のカテゴリーに入ってますね。
「菜の花はアブラナ科の二年草または一年草。~(中略)~切り花や野菜としての需要も多いが、本来は40%以上の油を含む種子(菜種)から菜種油を採るために、畑や水田の裏作として作られる。この油は食用・灯油用・機械油などに用いる。また油を搾ったかすが油粕で、肥料になる。」

だそうです。かなり用途が広いんですね(笑)。そして、水田の裏作という事は、田植えまでの時期に菜の花が作られるという事・・・そこで、念のため田植えを歳時記で調べてみると、これは夏の季語。田植えは六月上旬から半夏生(七月一日、二日ごろ)までに行われている事が多いとの事。そうかぁ、初夏ですねぇ。なるほど。菜種の収穫の時期が定かじゃないけど、菜の花はやっぱり、春の花なんですね。ああ、ちょっとスッキリ。

それで、あれ、なんだっけ?

冬・・・。



ま、いっか。
あ、そうだ。
歳時記に菜の花の季題で素敵な俳句があったので、紹介させて頂きます。

菜の花のはるかに黄なり筑後川
             夏目漱石

説明はいりませんね。素敵。
ちなみに筑後川は私の出身の筑後地区を流れている大きな川です。



 
おまけ:今日の『旅スウィ』のランキング。ほえ?
4965人中の100000位。これって人智を超えた偉業では!?