13日の夜に東京を出発して、14日の午前2時頃にお世話になるCさんの郡上市の実家に到着。途中のコンビニでお酒やおやつ(今回の旅の最中の流行語。語源は何なんでしょう? お・やつ、と分解出来るので、やつ?? もしかして、京都の八つ橋と関係があるのではないかといういい加減な仮説を立てたのは私ですが。)を購入した私たちは、寝る前に1杯!ということで、軽く缶ビールでも1~2本空けるつもりだったのだけど、現在のこと、未来のこと、一番気になる近未来のことなんかを、瞳をキラキラ輝かせながら話し始めたらあっという間にコンビニで買った焼酎のビン(300mlくらいかな?)まで空けてしまい、終いにはこれから2日間お世話になるにあたってのご挨拶だってまだ済んでない、Cさんのお父様のもとに送られてきたウィスキーのボトルにまで手をつけてしまった。そのボトルをどこからか見つけてきてくれたCさん曰く、お父様は全く飲まれないので、皆に飲んでもらった方が・・・とのこと。真に受ける私たちも私たちだけども、そうかそうか、そんなら縁起モン、みたいなモンだっ!ありがたく頂戴します!!ゴクッ。旨~っ、という具合。
ただでさえ車中から上がるテンションを押さえきれなかった私なのに、大人の青春ど真ん中な語らいをしていたらすっかりすっかり空は白み始め、いつの間にか午前5時。その前日、興奮のあまり一睡もしていなかった私は、40時間ぶりぐらいにようやくの就寝時間を迎えました。

初めて宿泊した郡上市で迎えた朝は、とにかく暑かった。泊まらせて頂いた部屋にある、2つの窓を全開にしてはいたのだけども、緩やかな風と同時に日光もサンサンと入ってくる部屋で、いきなり田舎の夏休み度満点です。不思議と数時間前に飲んだお酒は全く残っておらず、食欲も全開。起きて15分と経たないうちに、朝ごはんを頂いてました。そこから私の予想を上回る郡上の実力を思い知らされます。朝食に並んだのは、まずびん長マグロのお造りと、サザエのつぼ焼き。郡上八幡と言えば奥美濃。美濃の奥。山間にある宿場町な訳です。なのにどうしてこの豊かな海の幸!?と、思わずミステリーをハンティング。
実は郡上市は富山なんかが案外近く、日本海の海の幸が入ってくるルートがしっかりあるんだそうです。それでこのサザエのつぼ焼きが食卓に上ったという訳なんだそう。ならばこの、東京のスーパーではほとんど目にすることのないびん長マグロはどう説明して頂けるのだろうかと思っていたら、こちらは静岡の方にいらっしゃる親戚の方が、毎年の様に送ってきて下さるものなんだそうな。なんて素敵なご親戚。しかも素晴らしいタイミングです!!
という訳で私たちは、初日から日本海と太平洋の海の幸を食卓に並べて頂くと言う贅沢に出くわしてしまいました。ちなみにその日の朝食の締めは、お酒で渇き気味の体に染みこむジューシーなマスクメロン。あぁ、たまりません。郡上八幡の旅、幸先良過ぎです。