さすがは日経新聞!な取材を受けました② | 西郷村に嫁いでみた!~ナホ吉の田舎嫁奮闘記

西郷村に嫁いでみた!~ナホ吉の田舎嫁奮闘記

関西生まれ関西育ちの外資系バリキャリ ナホ吉が、ひょんなことから福島県西郷村に嫁ぐことに・・・。ド田舎の長男の嫁としてやっていけるのか!?迫る来る親戚たちをかき分け 子供に誇れる村作りができるのか⁉️乞うご期待!

まるごと西郷館を成功させるためには

『何』があればいいか?

 

このような質問も日経新聞記者さんからいただきました。

 

 

 

こちらは、

さすがは日経新聞!な取材を受けました①の続きになります。

https://ameblo.jp/nahokichis/entry-12379130129.html

 

 

『何』があればいいか?なんて答えがあるはずもないんです。

 

①でも書きましたが、

『何か』があれば 人口減少が回避され

地方創生につながる・・・なんて 起死回生の『何か』なんてあるはずがないんです。

 

友人のSNS投稿で上がっていましたが

どこかの産直で 『鮎の甘露煮風味のソフトクリーム』が売っていたらしい

絶対ウマくなさそうwww

案の定、『二度と行かない』と言っていたw

 

 

『何か』があれば産直の目玉になり 人が来る・・・

そんな 『何か』がある という幻想に取りつかれて 失敗するパターンです。

 

 

 

もちろん、地元の新鮮な野菜があり、

軽食もある・・・ という

いわば 産直として 当たり前が そこにある と言うことは大事だと思います。

でも、じゃあ『西郷館だから』ということにはならないと思います。

 

 

何か特産品がある・・・とか

他との差別化は?

 

西郷村の特産品は 米、牛乳、ジャガイモ、大豆なので

目新しいものはありません。

 

六次化などでもそうですが、目新しいモノにこだわると

結局は外注して高い商品になり、

地元の人は買わない、

観光客も一度買えば終わり・・・となる。

 

それに、西郷村に『観光に来る』方は あまりいない。

まるごと西郷館のお客様は地元の方です。

地元のお客様が集まっているところに、人は集まる。

まずは 地元のお客様を呼び込むことじゃないでしょうか?

 

 

では、何で呼び込みますか?

『モノ』ではなく 『コト』でしょうか??

 

 

確かに今は 『モノ』ではなく 『コト』が売れる時代だと思います。

(ハンドメイドの物販よりもワークショップが人気なのは 作るという『コト』が重視されるため)

しかし、それよりも もっと大事なことは

西郷村村民 2万人全員が 

まるごと西郷館がどこにあって 

どういうモノを売っているか・・・

これを知っていることが大事だと思います。

そして こちらの方は 初めて行く というのに 抵抗がある。

来ていただく『きっかけ』を作る必要がある。

その 『きっかけ』の1つに 『青空バル』というイベントを立ち上げました。

 

 

なるほど、福島県の日本酒をはじめ地元のものを集めたイベントなのですね。

地元の人が まず 地元を知ることが必要だということですね。

では その『青空バル』を今後どう展開していきたいですか??

 

 

おおう、さすがは日経新聞・・・ 

イベントのその後まで突っ込んでくる!!

通常 こういった会場でのイベントの目的は

『会場への集客』が主で、

○○会主催のイベントなどは 『イベントすることそのものが目的』というようなイベントも多い。

 

 

栃木県北を視野に入れています。

たった30分の距離なのに 一緒に協力することがない。

福島の県庁が最北の福島市にあり 那須を見ていない・・・

というのも大きな要因ではあると思いますが。

 

 

確かに地方は広すぎて、見ている方向がバラバラ・・・

ということが良くありますね。

しかし、那須に遊びに行く人は多いでしょう?

逆に那須から人が来てくれるでしょうか?

 

 

福島県の方は 『THE 観光地』な那須には行くけど

地元の人が行く 観光地ではないお店 などの情報は全然入ってこない。

 

一方、栃木県北の方は 最近 特にハンドメイドを中心として 

越境して福島に遊びに来ていただけるようになった。

 

情報さえあれば この地域を つなげることはできると思います。

実際、物価は西郷、白河の方が安いので、栃木の方のメリットもあるはずです。

 

 

なるほど、白河市など福島県南を一つのエリアとすると

それなりに人口がいますからね。

それに、関東から会津への玄関口でもある。

 

 

そうなんです、そこを今まで 取りこぼしていた・・・と思うんです。

情報や人の交流があれば

自然とそこに人が集まると思うんです。

 

 

 

ネットで ポチッとすれば 明日には届く・・・こんな時代において

 

人口減少を食い止める 『何か』

産直に人が来る 『何か』

 

『ある』ということそのものが

 

幻想である!!

 

ということを まずは一旦 地方創生に関わる人は 念頭に置くべきだと 私は思っている。

 

その上で 地道に活動をつづけた先に

有形ではない『何か』があるような気がする。