飛天さんが完成しました。
2年越しで少しずつ進めていた作品です。
その間に色んな出来事があったので思い出深いです。
一緒に試練を超えてきました。
普段はヒノキで彫刻していますが、この飛天さんはクス(楠)の端材から生まれました。
私が自分で樹を買えなかった頃に友人に譲ってもらった材です。
手には宝珠を持っています。
一般的に如意宝珠は、地蔵菩薩や如意輪観音などの持物とされています。
この飛天さんにも、
「どんな願いも叶え、水を清らかにし、災禍を防ぐ。」
という意をこめて持たせていただきました。
飛天さんはもう1体彫る予定で、いつか2体揃って展示したいと思っています。