黒の過去の話です


「隠れなさい!」
かあさまに言われた通りに2階のへやにかくれた。
とうさまのお顔がこわかった。

言われた通りにかくれてからすこしたった。
聞き耳をたてていたら聞こえていたのはかあさまのひめいと、とうさまの怒ったときの声だった。

また、静かになった。
誰かが近づいてくるあしおとがした。
怖い、たすけてかあさま、とうさま。

ギィィ…
ドアをあける音がした。
「お前はここの子供か?」

こわいこわいこわい…!
とうさま…!かあさま…!

「安心しろ、俺はお前を保護しにきたんだ」

優しい声ではなしかけられて思わず顔をあげたら、白衣をきた髪の色素がうすい男がうさんくさい笑みを浮かべていた。
微かに白衣には紅いもようがあった。

「とうさまは…?かあさまは…?」
しつもんをすると男の人が顔をしかめた。
うさんくさい笑みがなくなり、かなしそうな顔をした。

「すまない…。まさかこんなとこで失敗作が暴れだすなんて…!」
小さな声で男の人がいっていた。

ふと、男の人が決意したような顔で僕をみた。
「もうすぐで此処に火が放たれる。失敗作は残しておけない。お前は責任をもって俺が連れてく。お前の名前は?」
「――」
「そうか…。いい名前だな。」

そういうと男の人が僕を抱えて外に出た。
出る途中に紅い水たまりがあった。

出てからの記憶はわからないままだ。


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安定してない(´・ω・`)

この病気が発病したのは今から三ヶ月ほど前。

(頭が痛い…。頭痛が酷い…。副作用か何か…?)

そう思いながら頭に触れると額にコブらしきものが出来ていた。
コブならほっとけば治ると思いつつ、その時は放置した。

それから2週間後…
まだ頭痛が続いてる。
頭痛を抑えるために額に手を当てたらコツンと何かに当たった。
そのまま当たった場所に手を当てたら前あったコブらしきものが大きくなって、さらに先端が赤くなっていた。

そのことに恐怖した俺は白坐先生に相談した。

「黒、よく聞け。これはよくにいう奇病というものだと思う。奇病ははっきり言って治す方法がない上に副作用がわからない。これからいつ死ぬのかも、どうなるのかも俺には分からないんだ…」

その言葉を聞いた瞬間から目の前の景色が色をなくした。


奇病を発病してから日に日にコブらしきもの…いや、もうツノと読んだ方が良いだろう。
ツノが大きくなるほど、ふとした時にボーとしてることが多くなった。
琉痍や彩などが話しかけても反応せず、いつも楽しみだった夢幻さんのマジックももう分からなくなった。

奇病が発病して三ヶ月たった。
もう、何もわからない。
心には虚無しかない。

あぁ、雨だ。
このままだと濡れてしまう。
あれ?何で目から涙が出てくるのかな?
わからない、どうして泣いてるのだろう?

あぁ、もうなにも、わからないや




左上から順に黒、白坐、彩、夢幻、喪乃
左下から順に琉痍、燐無、唯澄と氷澄、メリシア
です。

汚い絵で申しわけないです!