昨年の秋から一度も更新してなかった鉄馬写真家のブログ
ずーっと休まず走ってはいましたよ♪ハイ
ただ、昨年と少し事情が変わってしまいまして。
で、何が変わったかと言いますと、
「MOTOツーリング」という旅雑誌で連載記事を書いていたんですね。
「九州旅情紀行」というコーナーを頂きまして、鉄馬写真家がおススメする九州各地のツーリングコースを紹介するという企画なんです。
それでブログをさぼっていたという言い訳がましいことは決して言いませんが(笑)
宣伝はこのくらいにしておき、今回、約10か月ぶりのプライベートキャンプツーリング!?
キャンプツーリング?!
そう!
いつの間にかキャンパーデビューしたうえに、すでに四国やらをKLXで駆け回っていたんです。
そしてそのソロキャンプツーリングin椎葉を8月の23・24の2日間で行って来たんですが、結局下見ツーリングとかになってしまいそうで、なんだかんだ言って・・・
超楽しかったです(笑)
8月23日(木)
早朝5時、昨晩セットしておいた目覚ましが、シーンと静まり返った部屋の中で突然鳴り響く。
5分おきになる様セットしたのがいけなかったのは重々承知だが、完全に目覚めたのは2時間後の7時。
すでに朝の大観峰を眺めながら缶コーヒーでも飲んでる時間。
結局準備が終わって家を出たのは9時をまわっており、直射日光を浴びた日にゃ出かける気力も半減してしまう程の暑さの中での出発だった。
そろそろ朝の渋滞も終わってるはず。
灼熱地獄の国道を豪雨で被害のあった朝倉市内へと向かった。
そしていつものコンビニでクールダウンし鋭気を養う。
南小国町を過ぎた辺りから左右に広がる深緑の草原を見ると、「阿蘇に来たんだ」といつもながら実感する。
とりあえず大観峰は行っとくか
平日だというのに結構な観光客とバイクが目に入ったが、今日は椎葉村まで行かなくてはいけないという大仕事が待っているので水分補給だけをすませその場を跡にした。
ミルクロード・やまなみハイウェイ・阿蘇神社・国道265を通り抜け高森方面へと向かった。
途中月廻り温泉という大草原が広がる温泉地で特に風呂に入るわけでもなく熱中症だけはなりたくないと休憩だけはきっちりした。
1年前は、全国から応援で来て頂いた電力会社のクルマなどで駐車場がいっぱいだったことを思い出す。
高森町から山都町へ入ると、道の駅そよ風パークの看板が目に入り立ち寄ってみた。
地元野菜などが売られていて、名前はわからないがそれを多くの買い物客が買いに来ており、涼む目的の自分は中をうろうろするだけで、特に何も買わないで外に出た。
「暑っ!」
外気温との差を肌で・・・というか、ありえない程の気温差にすこしでも走っていたいと正直その時思った。そんな中、大分から来たというライダー数名が木陰で休憩をしており、その中の一人の方と会話を交わした。
「会社の仲間と椎葉まで・・」
「自分も椎葉まで・・・キャンプですけど」
気の合う仲間と走るのも悪くない。
きっとこの日は夜遅くまで飲んでたんだろうなと、すこしだけうらやましくも思えた。
道の駅を先に出発し、県境を超えしばらく走っていると、先ほどのバイクがミラーに映るまで近づいてきた。途中までは一緒に走ったが、気が付いたらもうどこかで曲がったのかミラーには映らなくなっていた。
椎葉村に入り、村内に2軒あるうちの1軒で給油を済ませ、今夜宿泊する予定のキャンプ場へと向かうため、椎葉ダムの脇の狭い国道を走る抜けた。
キャンプ場に付きまずは管理棟で手続きを・・
そう思い建物の前まで来たが、管理棟のカーテンも閉まっており誰もいないうえ一枚のはり紙に連絡先だけが書いてあった。
「宿泊される方は・・・・までご連絡ください」
行く前に確認すればよかったと一応後悔はしたけど、今回は思いつきの旅だったんで、今日泊まりますっていう内容の電話だけ管理している村役場にしておいた。
テントをこなれた手つきで設営し、先ほど走ったばかりのダム湖のほとりを椎葉村の中心部にある酒屋さんまでひとまず向かった。
特に観光するわけでなく、水とビールを大量に買い、また16キロ離れた誰もいないキャンプ場へと戻った。
とにかく静かだった。
先日大分の山奥でキャンプした時は、夜遅くまで青年たちがギャーギャー叫んでいたが、今夜は虫の声と鳥の声、そして時々通り過ぎていくクルマの音だけが周囲に響いていた。
電波はかなりの入り具合で携帯でラジオを聴いてはみたものの電池の消耗が激しく途中でやめてしまった。
風呂もないし何しよう。
空がオレンジ色に染まる頃にはビールの空き缶が1本2本と増えていき、何もしない無力化した時間だけが過ぎ去っていった。
次回は本と充電池は忘れずにもって来ようと強く誓った。
日も落ちたころ、街灯も何もない漆黒の闇に包まれるキャンプ場は大量の虫が小さなランタンの光目掛けて集まってくるのだが、それは想像以上だった。
何はともあれ、いそいでテントの中に避難し嫁さんとメールを交わしながら寝床に付いた。
あさ起きてからまだ13時間しか経っていなかった・・・
疲れ切っていたのか酔っぱらってしまっていたのかはわからないが、気が付いたら眠ってしまっていて、嫁さんからのメールにもこたえられずにいた。
夜中に寒さで一度目が覚めたが、嫁さんはそろそろ寝るかもっていう時間だったようで、すぐに返事が帰ってきた。
「ウーーーーーン」
村内に鳴り響く6:00のサイレンで目が覚めた。
7時には出発したいという目標の中「モーニングコーヒー」だけはしっかりと頂木、撤収の準備を始めた。
しかし、マットを変えるだけでこれだけ深く寝むることができるなんて・・・銀マットじゃなかなかここまで爆睡できないと強く感じた。
テントを撤収し、この日に向かう予定の高千穂まで、かなり遠回りのツーリングコースのスタートを切った。国道265号から国道327号を走り、日向市内へ向けて流れる耳川を下りながらはしっていると
「時間通行止め区間」
真っ黒に日焼けした警備員がこれ以上は進めないとジェスチャーで教えてくれた。
(てか、9時から通行止めなのに5分すぎただけやん・・)
めっちゃ惜しかった(笑)
Uターンして迂回路と教えてくれたとても狭い県道を走った。
まさに秘境の地である。
しかし、民家もそこそこあり電波もバリバリ繋がっていたが。
ただただ景色に感動しながら、狭い県道をひたすら走った。
もうここから撮影が止まらず(笑)
で、やっと元の国道327号へ戻り日之影方面へ走り始めたが、腹が減ってきたので北郷町のコンビニみたいなスーパーでサンドイッチとコーヒーを朝飯代わりに頂いた。
しばらく走ると五ヶ瀬川へとたどり着いた。
高千穂まであと僅か
というか、今回のメインイベントがやっと始まるのだ。
県道237号線で高千穂まで走る
これが今回の旅の目的でもあり、次回のモトツー記事のネタにもなるのだ。
これからは写真で紹介!
最後は阿蘇の風景で終了!
協力 ラフ&ロード
ウェア― RR7244 ガンメタ×オレンジ
パンツ RR7467LF
グローブ RR8359 プロテクションハーフフィンガーグローブ
次回お楽しみに!