住宅ローン | 情熱は「運」をも引き寄せる

情熱は「運」をも引き寄せる

名古屋の経営コンサルタント「MPC」代表原田の言いたい放題

北海道土産は「じゃがポックル」が人気です。こんばんは原田です。


最近、不動産業者さんや建設業者さんからの


「住宅ローン」の依頼が多い。


彼らはせっかく見込み客がついてもこの「住宅ローン」次第では


いわゆる「失注」となるからなのだろう。


で、案件を見てみると


数年前であれば問題なく取り組みができそうなものが多いが


残念ながら近年ではそうはいかないのである。


金融機関では何が変わったかを知らない業者さんからすれば


審査が厳しくなったという一様な感想が聞こえてくるが


大きな意味ではそうであるが


審査のどこが厳しくなったのかを知る由もないであろう



一番大きな要因と感じるのは


「不動産担保価格」の下落


ここ数年の不動産実勢売買価格は横ばい


だから不動産担保価格も横ばいだろうと業者さんは多寡をくくっている。


それがそうではないということ。


すると多くの案件が無担保扱い部分が発生する


これが取り組みが厳しく感じる大きな要因




次に借主の収入に対する考え方


一般的には「年収」を返済原資と考える


借主がサラリーマンだった場合、この「年収」にはいわゆる「賞与」が含まれていることが


多い。


近年は「賞与」の変動が激しく、「安定した財源」とはとらえにくい


つまり「月収」ベースで捉える必要性があるということ。



最後に「信用情報」


近年の「信用情報」はクレジットカードの利用履歴、すでに借り入れしてある融資残高


のみならず、


クレジットカードや住宅ローンなどを申し込んだ履歴が表示される。


多くの業者さんが


見込み客が見つかると、複数の金融機関に持ち込み住宅ローンを取り組もうとする


残念ながら


この情報に「お断り」の履歴は乗らない


逆を言えば「融資を拒絶されたかどうかわからない」申し込んだ形跡だけが残る


つまり、複数の金融機関に持ち込むことによって


いつどこの金融機関が「信用情報」を取得したのかが分かる


この情報によって金融機関は


他行は自行の知らない情報を握っていて断ったのじゃないか?という疑念を持つ


このことによって「融資拒絶」となるケースも案外多い。



要するに、適正価格の売買であって尚且つ相応の収入が安定している借主ならば


一つの金融機関に申し込む方が融資を受けられる可能性が高いということ。



ちなみに、その金融機関を事前に一つに絞り込むことができるのが


我々資金調達コンサルタントの知識と経験なんですが^^