寒くなってきましたね。
暦の上では冬。
昨晩は我が家はシーズン初の鍋でした。
そんな寒くなりつつ集まってくれたのは小学生高学年から学生までの生徒さんたち。
最近小学生低学年のお母さんから「ゲーム会は面白いんだけど、夜の7時に終わると次の日に影響がある(疲れる)ので参加できない」と言う相談を受けました。
生活を整えると言うのは、生きる上で根本の部分です。安定した日常生活の上に勉強や遊びが成り立ちますので、本当にごもっともなご意見。
今後の課題として対応していく所存です。
話戻ってゲーム会報告。
今月のテーマは「手作りでも楽しもう」です。
ボードゲームって言うのは遊びなんです。
遊びというのは「発想」が大事です。現代人は兎角「電気が無いと料理ができない」「スマホがないと調べれない」とナリガチ
「ゲームがないと遊べない」
「ボードゲームが無いとボードゲームできない」
そんな事はありません
無いものは作る
物で遊ぶのではない
アイデアで遊ぶのだ
そんなメッセージを伝えたくて「手作りでも楽しもう」にしました。
今月のおしながき
写真参照
1ジャングルスピード
2ポンコツスケッチ
3ザ•ムード
4手作り人狼
まずは1の「ジャングルスピード」
これは市販品です。
ジャングルの掟に従い、手持ちのカードをめくり誰かと一緒の図柄になったら真ん中のトーテム(木の棒)を取ります。取るというより、奪い取るゲーム。
さぞかし盛り上がるだろうな……。
そう思ってオープニングゲームに持ってきたのですが……
あれ?
もりあがらず
みんな本気出さず、遠慮しながら、様子見ながら、やりあってます。
それでは面白く無いのです。
なぜ盛り上がらなかったのでしょう?
状況として
•ゲーム会自体に初参加の人がいた
•異年齢の数名の集団が1つのテーブルを囲む
•初めてのゲームに取り組む(間違いやすい)
•反射神経を使う肉体勝負のフィジカル系ゲームである
そりゃ、緊張しますね。
このゲームはみんなが仲良くなってから、やるべきゲームですね。
杉浦反省
プログラム構成の再編成が必要ですね
さて気を取り直して2番目は「ポンコツスケッチ」
このゲームは同人ゲームと呼ばれる物です。
ポンコツスケッチの基本ルールを説明いたします。
①親を決めます。
②親に内緒でお題を決めます(全員が知っているお題)
③親に隠れて紙に絵を描きます
④全員描いたら絵を伏せておきます
⑤画数(後で説明)の少ない人から、全員に見せます(もちろん親にも)
⑥親がお題を当てることができたら成功
⑦お題を当てられなかった場合は、画数が次に多い人が、発表する
⑧以後⑥⑦繰り返し
⑨親は交代でやるか、1人が続けてやる(みんなで決めてください)
これでは何が面白いのかわかりませんね。
ポンコツスケッチが面白い理由……それは、絵を描くルールにあります。
ポンコツスケッチの絵を描くルール
❶直線と真円の使用する
❷直線一本、真円一つを「画数1」と数える
(例1:カタカナの「コ」の字と描いたとしたら、直線が三本なので「画数3」と数えます)
(例2:棒人間を描いたとしたら、頭の○が1画、以下直線の両手で2画、胴体で1画、両足で2画の合計6画)
❸円を描くときは全部描く(Uの字などはNG)
❹文字や数字を描いてはいけない
❺記号は使用してもOK(「→」など)だが、それも画数に入れる
❻絵を描き終わったら、右下に画数を数えて記しておく(その数字は画数に入れない)
このルールを守ると、絵はとんでもなく下手になります。(それが面白い)
また、画数を使えば絵は上手になるでしょうが、親に発表するチャンスは後回し(画数少ない人から発表なので)になる。
そのジレンマと作戦のゲームです。
この写真は「貝」
これは三巡目で正解
この写真は「アップルパイ」
「PPAP?」「地球」「金網」…難しかった…最後(画数の多い絵)になってやっとわかりました。
「どう描いたら分かってもらえる?」
真剣に描いて、発表の時は大きく緊張…
盛り上がってきたところで、3番目「ザ•ムード」
セリフを各自カードに記入。それを集めておきます。
それとは別にムードカード(写真1から8番)を用意しておきます。
セリフは参加者が好きなセリフ。セリフは挨拶でもアニメキャラのセリフでもなんでもいいです。
ムードカードは「こんなムードで言って欲しい」と言うのを書いておきます。
セリフの例:
「はい、よろこんで!」
「こいつ違うぞ」
「海賊王に俺はなる」
「エクスプロージョン」
「我、堕天の王なり」
……ほぼ中2病です。
ムードカードの例:
❶クールに
❷ワイルドに
❸泣きそうに
❹バイキンマン風
❺ロボットみたいに
❻早口で
❼アイドル風
❽外人みたいに
としておきます。
まずセリフカードを一枚引いておきます。
(セリフはランダム)
自分の番が回ってきたら、1から8の番号を秘密裏に決めます。
そしてそれに従ってセリフを言います。
(例:セリフが「はい、よろこんで」で、❸を引いたら……泣きそうに「はいヨロコンデ」と言う)
そして他の参加者は、何番のムードで言ったかを当てます。
参加者は当てたら得点、セリフ言う人もうまく当ててもらったらその人の数だけ得点です。
そんな楽しいゲームです。
演技力、表現力、そして洞察力のゲームです。
4手作り人狼
今流行りの人狼ゲームです。カードをポンコツスケッチ風に描きました。手作りでも十分遊べます。
初参加の子は顔がニヤニヤしちゃうかな?
詳しい内容は割愛しますね。
(みんな上手くなっています)
今回は以上です。
今回は手作りゲームでしたが、既製品の境なく楽しんでやってもらったようです。
次回ゲーム会は冬休みです
NPO法人教育心理研究所
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