soul MG 伊藤菜々 | Nagoya Lacrosse Blog

soul MG 伊藤菜々

soulを書くにあたり、4年間を振り返って思ったのは
マネージャーって難しかったなぁということ。


どんなにビデオが上手く撮れても、その試合で点が入るわけじゃないし、相手のボールは奪えない。

個人的には主務を1年とちょっとやって、みんなにたくさん、自由にラクロスをしてほしいのに、時にはそれを制限しなきゃいけない立場になったり。

楽しいことももちろんあったけど、やっぱり難しかったなぁと思います。


3年生の半ばくらいまで、自分にできるのはサポートだけで、勝つことに直結したことなんてできないってどこかで決めつけていた気がします。

でも、14の先輩達から始まったASが、15の先輩達の手で形あるものになってきた頃。
去年のfinal4で勝ったあとに、当時DFリーダーだったひろとさんから、詳しくは省略しますが、ASのデータが試合で役に立ったって内容の言葉を言ってもらいました。
嬉しかったのはもちろん、考え方が大きく変わった時でした。

この時からやっと、チームが勝つことを常に意識しながら、マネージャーをするようになりました。



そして4年生4人で話して、19マネトレの目標に「勝ちの要因」を掲げました。


普段の練習も、審判も、運営も、ASも、ただ効率よくこなして、プレーヤーのためにやるんじゃなくて、チームが勝つためにやる。
そのために必要なことをする。
自分たちができること、付けてきたスキルを、どう勝ちに繋げるのかを考える。


1年間、ずっとこれを意識してきました。

グラウンドが使えなくなって、練習時間が短くならないように、色々と口うるさく言ったり
多少効率が悪くなっても、正確なデータを見てほしいから、何度もビデオを見たり
時間をかけても、毎日の練習をみんなで振り返ったり
色んなことをしました。

全然成果として見えてこなかったり、本当にチームのためになってるのかわからなくて、悩んだこともたくさんありました。やっぱり難しかったです。

だけど勝ちたかったから、勝つためだから、難しいことも頑張れました。


実際は負けてしまったから、このやり方が正しかったのか、ちゃんと勝ちの要因になれてたのかわからないのが本音です。

でも、常に積極的に意見を出してくれたり、プレーヤーとしょっちゅう話し合っていたみんなの姿を思い出すと、決して無駄ではなかったんじゃないかなと思います。

そしてこれは、マネージャーみんなの努力はもちろん、私たちの考えを受け入れてくれた、小久保をはじめとした幹部、そぶさんをはじめとしたコーチの皆さんがいたからできたことでした。ありがとうございました。


これからもその姿勢は、マネージャーもプレーヤーも大切にしていってほしいです。

マネージャーを、ただサポートをする存在と捉えるチームと、戦力と捉えるチームでは、僅かもしれないけど、必ず差は生まれると思うから。

私がそこまでマネージャー組織を成長させられたかは分からないけど、17.18.19のみんなならできると期待しています。



そしてもうひとつ
マネトレに向けたメッセージになるけど、伝えたいこと。

マネージャーやトレーナーはプレーができないから難しい。けど、だからこそとても楽しいポジションです。

プレーをしないからこそ、勝つために貢献する方法は人それぞれだし、それは何通でもある。まだまだ誰もやってないこともあるかもしれない。

これが一番の面白さなんだと思います。

特に名大のマネトレは人数が多いから、いろんなことに挑戦できるし、自分の力を生かせるチャンスはたくさんあります。


モチベーションがわからなくなったり、辛くなった時は一度立ち止まってゆっくり考えてみてね。
絶対に、みんなにしかできないことがあります。




16へ
人数も少なくて、院試や研究室、就活があって、きっとそれぞれが私には想像のつかないような努力や苦労をしてきたんだと思う。
そんな中で、みんながチームのことを考えて、最高学年としてlizardsを引っ張る姿は本当にかっこよかった。
そして、いつも周りを大切にするみんなを誇りに思います。
散々、勝ちたいってことを言ってきたけど、こんなにも強く思うのは、同期がみんなだったからです。
たくさんありがとう!これからも仲良くしてね。

かなちん、ひろちゃん、あみ
本当に大変な1年だったね。お疲れ様。
みんなで部活のことでたくさん悩んだ時間も、今思えば全部楽しかったな。
3人が同期で本当によかった。最後まで一緒に頑張れてよかった。
4年間ありがとう。

ひろちゃん
辛いことも楽しいこともずっと一緒に経験してきたね。
どんな時も、同じ方向を見て頑張ってるひろちゃんがいたから、私も頑張れました。
ここには書き尽くせられないくらい、感謝してます。ありがとう。


17マネ
支えられっぱなしの1年でした。
育成した時はたくさん怒っちゃってごめんね。笑
そんなみんなが、いつのまにか頼れる存在になっていました。
みんながいなければ19MGは成り立たなかった。ありがとう。
たまに心配になっちゃうくらい頑張り屋さんのみんななら、来年のlizardsをもっと強くしてくれると思います。
本当にかわいくて大好きで大切な後輩です。
辛い時はいつでも話を聞くから、抱え込まないでね。

18マネ
いきなりASになったり、育成のことでたくさん悩んだり、すごく大変な1年だったと思う。付いてきてくれてありがとう。
ビデオ見て勉強したり、たくさん相談してくれたり、素直で一生懸命なみんながかわいくて大好きです。
この1年で本当に成長したと思う。自信もって、がんばってね。

19マネ
まだまだ分からないことだらけだと思うけど、みんなを見ているとすごく楽しそうに部活をしてくれているので、あまり心配していません。笑
これから色んな経験をして、みんなで乗り越えて、17.18を支えてあげてね!


後輩プレーヤー
最初の頃は、もー手に負えない!って思うことが多くかった(ほぼ17のこと)けど、本当に頼りになったなぁと思います。
ASのとこで色々聞いても、丁寧に答えてくれてありがとう。意見もたくさん言ってくれてありがとう。
これからもかっこいいプレーを見せてね。


お世話になったOBGの皆さん、応援してくれた家族や友達
いろんな人に支えられたからこその4年間でした。ありがとうございました。



引退してからもう1週間が経ちます。
FINALで試合終了の笛が鳴った瞬間から、自分の力不足や甘さで頭がいっぱいになりました。

悔しさと、申し訳ない気持ちでいっぱい。


だけど、終わり方こそ悔しいものだったけど、この4年間そのものに悔いはありません。

朝早く起きてジャージ着て山登って、思い描いた学生生活とは違ったけど

みんなで「学生日本一」っていう、大きくてかっこいい目標を目指した毎日は最高に楽しかった。


まだまだ部活に行きたかったし、みんながラクロスする姿を見たかった。

応援席が緑でいっぱいの中、勝ってみんなで喜びたかったなぁ。

でももうこれは叶わない想いなので、後輩のみんなに勝手に託します。

私たちと過ごした1年を踏み台にして、もっともっと高みを目指してください。

みんなの力で、lizardsの歴史が変わる日を楽しみにしています。



MG 伊藤菜々