感情が人の行動を最優先する~ | 「ココロを支援するセラピスト」

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日々の中で体験した不思議なことや、世の中の疑問に思う事など、ココロを支援することなど、気づいたことをお伝えいたしますね・・・。

4月になって、大分過ごしやすい気候になりましたね。


今回、熊本県で大きな地震がありました。


今もなお余震が続いているようです。


そもそも、日本に地震が多いのは温泉が関係しているからといわれています・・・。


温泉の科学

じゃらん温泉ガイド〈熊本の温泉・露天風呂〉


・・・大きな地震が起きるたびに、3.11の時の記憶が勝手によみがえってきます。


私と同じように、3.11のことを思い出してしまっている方もいると思います。


自分の場合は、仕事で打ち合わせがが終了したあとに帰路に向かっている時のことでした。


東武東上線の鉢形駅で、電車を待っていると・・・。


おっ~!


この揺れは何だ!


一瞬。


・・・めまい? 


いや違う!


おっ~!


これは地震だ~!


・・・その時ことをリアルタイムに携帯にメモをしていました。


その時のことを改めて公開しますね。

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東武東上線の小川町駅と寄居駅の中間の鉢形(はちがた)駅で14:46頃の震度5の地震の影響を受けて電車の中、足止め中(>_<)。


今、現在の時刻は17:30。


電車内の乗客は一両当たり4~5人とガラガラ。


「余震が続いているため、運転再開のめどたたず」と構内放送がありました。


携帯もつながらない。


また、余震だ!


ジタバタしても始まらないので、長期戦モードに突入か思い、駅の外のローソンで菓子とお茶を購入。


ぼ~としていると、18歳の時に一人旅をして、北海道に行った時のことを思い出しました。


帯広で大きな台風が来て、帯広市役所が準備したカニの家と呼ばれる野宿旅行者専用の強風で揺れるテントの中で一夜を過ごした記憶が蘇りました。


その台風は夜の6時頃から風が強くなって来て、深夜から明け方にかけてテントが飛ばないように支柱を皆で押さえた記憶があります。


カニの家というのは、その当時、カニ族と言われる駅で野宿する旅行者のために帯広市で簡易テントを設けた施設のことです。


カニ族とは、幅広の大きなリュックを背負っているため、駅の改札をカニのように横にならないと通れないためからそう呼ばれていました。



そんな思いにふけっていると・・・。


突然。


駅員さんから。


「路線内で火災が発生して一部停電している」との連絡。叫び


一気に、 現実に戻されました。


只今の時刻は18:27。


もう電車が止まってから4時間近くなる。


車両内の4つのドアの内2つのドアは防寒のため閉じられていますが、冷たい風が吹きこんできます。


とても寒い。


こういう普段と違う時に人はどのように行動するのかウオッチする良い機会。


・・・そんなことを思いながらすごしています。


今のところ4時間以上電車の中にいるけれど、取り乱す人は誰もいない。


今後予想される展開。


1.このまま電車が動かない場合


2.自宅のある坂戸発終電に乗れない場合


そんなことを思っていると・・・。


「この電車も電気か止まるかもしれません。都内の電車も営業中止になりました」と駅員さんが連絡ありました。


え~!こんな場所で!営業終了!???(@_@;)


・・・もう笑うしかない。にひひ


いかりや長介さんの霊が降りてきていいました。


「だめだこりゃ~」ドクロ


駅員さんは各車両ごとに乗客に説明をしていました。


乗客からの質問攻撃に「申し訳ありません。自然災害なので・・・。」


・・・ と説明している駅員さんの泣き出しそうな顔が印象に残りました。


超が付く位、寂れた駅なので、周りにはコンビニくらいしかありません。


歩くとすると自宅までに約25km位かなと思い、意を決して徒歩でいざ出発(+_+)


小川町を目指して・・・。


途中何度か足がつりそうになりながら小川町、都幾川町、越生町、毛呂山の自宅に着いたのは翌日3/12日の1:05でした。


・・・ここからは自宅についてからです。


実際にネットで距離をザックリ調べてみると41.749kmと記されていました。


それも、スーツとビジネスシューズで歩くことになるとは夢にも思っていませんでしたね。(*_*)


一夜明けてみるとスゴイことになっているに更に驚きました。


福島の原発から放射能が漏れている~。


大変なことになってる~。


あ~また揺れている。


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・・・今、振り返ってみても、その時の情景を思い出してしまいます。


あの時は、余震が長期間にわたって続いていました。


同じように、今、熊本県で被災されていいる方も同じような不安を感じているのではないかと思います。


人の記憶とは、強烈が出来事があるとその時感じた強い感情と出来事を一瞬で結びつけてしまいます。


本来、感情と出来事は別々でそれぞれの意味も別です。


それが人の脳の中では、危険を瞬時で判断する機能として「出来事と感情」を瞬時に記憶してしまうシステムが働く構造になっています。


例えば、昆虫や爬虫類の嫌いな人の前に、ゴキブリや蛇が現れたらどうしますか・・・。叫び


逃げるか、戦う(退治する)ではないでしょうか?


その時、「にげようか。戦おうか。どうしよう~どうしよう~」と迷っているわけにはいきませんよね。


ビジネス心理にも「痛みと快楽」という言葉があります。


痛みと快楽を天秤に掛けるとすると、人は痛みを避けることを優先します。


人の感情は、理性を超える行動をします。


・・・つまりは。


感情がこそが人の行動を最優先するということです。


今日もお付き合いありがとうごさいました。ニコニコ