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中2の秋から不登校だった娘。

2020年3月に中高一貫校の中等部を卒業し

4月から全日型の通信制高校でリスタート。

2021年4月からは別の通信制へ転校し

のんびりとリリスタートを切りました。

停滞したり動いたりしながら

娘なりに頑張っています!

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いつもありがとうございます♬


書いておきながら
うっかりアップするの忘れてました滝汗
というわけで
珍しく本日ふたつめの投稿です。
良ければ前記事のお絵描きも見てくださいハート
そして、良ければ褒めてください笑



先日のこと。
大学のオープンキャンパスに行きました。
高3の初夏にして、2校目のオーキャン。
今の娘の学力では
おそらく結構なチャレンジ校です。
(模試とか受けたことがないので
 実際にはどのくらいのレベルか分からないけど)
そこで、心理学系の体験授業を受けました。



結果。


めちゃくちゃ面白かったおねがい


だそうですデレデレ



こんなに面白く講義を受けられたのは久しぶり。
落ち着いたトーンの話し方なのに
眠くならないなんて凄い。
この大学に行きたいな。
でも今の自分にはレベルが高すぎる。
絶対に合格できない。
もっと頑張っておけば良かった…


などと言って凹んでいるので


いつからだって遅くはないこと
そこを目指して勉強すれば
もしもそこに届かなくても
選択肢が広がること
もしくは
今のレベルに合った良いご縁の大学が
他にあるかもしれないこと

などなど…
ごくごく当たり前の一般論をかましましたニヤニヤ


たぶん娘の状態によっては
地雷にもなりうる不要な正論。
だけど
今の娘は冷静に受け止めていました。
だからって勉強始めるわけでは全くないんだけどね〜笑



ピンク薔薇赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇ピンク薔薇



ところで、この体験授業。
保護者も同席できたので
私も一緒に聞かせてもらいました。
娘の言う通り、
話の仕方がとてもお上手で
さすが!と言う感じでした。
内容は臨床の導入的なお話ですが、
誰しもに関係する内容なので
印象に残った話を簡単に書き残します。
娘と違ってメモを取らなかったので記憶頼り。
ちょっと違ったらごめんなさい〜




テーマは
健康なこころとはどういうものか。
(みたいな感じだったと思う。多分。きっと…)


不安悲しみ落ち込み
こうした感情は、
なにかを喪失してしまったがために
湧き上がってくる感情であって
ごくごく自然なもの。
いたって健康なこころの動きである。
自分が何を失ったと感じて
不安や悲しみや苛立ちを覚えているのか
そこが分かると回復が早まる。

例えば、娘の不登校なら…
娘の健康
今までのイキイキした笑顔・充実した生活
世間からの評価や将来の安寧(私立大学附属校)
こうしたもの逹の喪失かな?



喪失体験をするとまず

①何が起こったのか理解できない時期
があって
(ちゃんと◯◯期とか名前があった気がするけど忘れた)

②起こった事実を認められない時期
を経て

③絶望する時期
で現実を認め
悲しんだり憤ったり自分を責めたりする

ここでしっかりと喪失感を味わって
喪に服すことで

④回復する時期
に移行して
喪失したものとの良い想い出を
感じ取れるようになる


時に行きつ戻りつしつつも
基本的には皆
こんな段階を踏んでいくのだそうです。


こうしたパターンを知っておくと
今自分はこの段階にあって
この後こうなるんだなと推察できて
気持ちが落ち着いたりするかもしれませんね。

先生はペットの死を例に出していらしたけれど
これが娘の不登校なら
①体調悪いのか?サボりか?
②うちの子が不登校?そんな訳がない。
 学校が好きなんだから、すぐに元気になって学校に戻るはずだ。
③もう復学は無理だ、お先真っ暗。
 なんでこんなことになったのだろう。
 あの時あぁしていれば良かったのでは…
④辛いけど、不登校になったからこそ得られたものも、たくさんあるよね!
みたいな感じかな?




そんな1時間ほどの講義の中で
私が特に印象に残ったことが
2つほどありました。


ひとつは。

不安や落ち込みなどのネガティブな感情は
決して不健康なことではない。
悲しい時は悲しみを
腹が立った時は怒りを
嬉しい時は喜びを
自分の感情をありのままに
しっかりと感じることのできるこころが
健康なこころである。


と言うこと。


もうひとつは。

こころの回復のゴールは
喪失感が皆無になることではない。
喪失感はふとした折に湧いてくるけれど
それでも良かった想い出を大切にできて
喪失感に押し潰されなくなる状態が
ゴールである
ということ。


今でも私はときどき
不登校にならずに
そのまま通えていれば…
などと思うことがあります。
チクリと胸が痛むことが。

それを
「いつまでも囚われていてバカみたい」
「過去には戻れないのだから
 前向きに考えていかなくては」
と無理にポジティブに変換する必要はなくて
いつまでも胸の奥で燻るものがあったとしても
それはそれで良いのだと、
それが普通であり健全なんだと、
そう言ってもらえた気がして
なんだかすごく安心したんです。


この世の中で
ありのままの心でいるって
実はすごく難しいことなのかもしれないけれど。
時々自分のこころと向き合って
認めてあげること
忘れないようにしていきたいな。