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中2の秋から不登校だった娘。

2020年3月に中高一貫校の中等部を卒業し

4月から自分のペースにあった

通信制高校でリスタートしました♡

まだまだいろいろあるけどね^^;

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いつもありがとうございます♪
 
 
 
不登校全く関係ない話です。
 
 
 
先日、久しぶりに映画をみました。
友人が所用で行けなくなったチケットを
譲ってもらったのです。
 
 
 
 
 
なんの前情報も一切なく
ふらりと見に行ったのですが
これがまた・・・重かった!!
 
 
 
切ないとか悲しいとか
そんな感情ではないんです。
痛い、苦しい、奥底から揺すぶられる感覚。
 
 
見終わった後
しばし呆然として立ち上がれず。
消化するまでに少し時間がかかりました。
 
 
 
でもね、苦しいとは言っても
不思議と嫌な感じではないんです。
とても残酷でエグく
そして、ものすごく美しい映画でした。
 
 
 
お話にリアリティを与えているのは
台詞や状況説明・経緯に頼らない
役者さん達の演技。
主役2人の関係性・愛情の変化など
細やかな部分が
目線や仕草、空気感から伝わってきました。
脇の俳優さん方も、それぞれすごい存在感。
音楽や演出も素晴らしかった。
バレエ「白鳥の湖」も効いています。
水面下ではもがきながら優雅に振る舞う白鳥
夜にだけ人の姿に戻れるオデット
愛する人に真の姿を認められなかったオデット
哀しくも一縷の希望が残る悲劇・・・
 
 
 
 
本当にいろんな要素が詰まっているので
人によって揺さぶられポイントは
違ってくるのではないかな。
 
 
⚠️ 以下、具体的なネタバレには
 ならないように気をつけますが、
 もしこれからご覧になる予定の方がいらしたら
 変な先入観は持たない方がいいので
 以下は観賞後に読まれることをお勧めします。
 
 
 
 
 
鑑賞中の私は。
細かなところで、あっちもこっちも気になったのですが。
大人たちの歪みを
中学生の少女が背負わされていることに
息苦しさを感じてしまいました。
そして、
映画に登場する実の母たちが3人とも
子どもの「ありのまま」を見ていないことも
とても痛かったです。
 
 
 
「常識」に縛られ
自分と世間しか見えていない親達と、
そんな大人を冷めた目で見つめながら
自分を見失わないように必死に生きる子供たち。
一番分かり合いたい関係であるはずなのに
すれ違って壊れていく、
その先の子供達の選択は・・・
諦めて去るのか
しなやかに力強く進もうとするのか
ひとりもがき続け力尽きるのか。
 
 
主役の2人が痛々しくも美しいのは、
最終的に自分を誤魔化して
世間に紛れようとするのではなく、
自身の尊厳を守り
全身全霊をかけて精一杯
自分の思う道を生きようとしたからなのでしょう。
そしてそれはきっと、2人が出会えたから。

 
 
ここ2年ほどの私は。
親子関係の歪みや
世間の「普通」にハマれず苦しむ子供達を
リアルタイムで感じてきました。
だから、今の私は映画の中から
「母親」って何だろう。
「愛情」って何だろう。
「常識」って何だろう。
って部分にセンサーが働いたように思います。
少し冷静になってから
「性」や「生」について思うことが湧いてきたけれど。
それについて書きだすとまとまらないので
また機会があれば改めて書きますね。
きっと数年後に見たら
また違ったところが響いてくるのではないかな。
とにかく、作中いろいろ端折られている分、
かえって深く、そしてテンコ盛りになっていますのでね。
 
 
 
普段はあまり映画鑑賞はせず
しても超話題の娯楽映画くらいなのですが、
偶然この名作に出会えたのは運命的でした。
感謝!!




やっと週末!!のんびりグータラするぞ〜♬