空海展の図録の “ごあいさつ”の一行目に「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、わが願い尽きなん」と | なごみカルチャー

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「空海 KUKAI―密教のルーツとマンダラ世界」展で大きな学びがあった。
仏画曼荼羅アート教室で描く仏画のなかで多いのが大日如来である。アート教室では様々な仏画を描き、般若心経を中心に経文を書くことが多いが、仏教宗派にこだわらず仏画アート活動を行っている。

先日、同展に行った折に図録を購入した。
その図録の冒頭に主催者の「ごあいさつ」があった。
その一行目に空海の『「性霊集(しょうりゅうしゅう)」巻第八』の
「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、わが願い尽きなん」が書かれている。
(この世のすべての物が消滅し、仏法の世界が尽きるまで、私は人々が救われることを願い続ける)

密教の奥義に到達するのは極めて難しいことであるが、さわりを知るためにはこの図録も参考書として大いに役立ちそうである。
ただ、日常では使わない専門用語がふんだんに出てくる。一つずつ言葉の意味を知ることで光明がさすが如く目の前が開け進むことができる。しかし、一歩進めば半歩、いや一歩下がることもある。それでも興味があればこそ足は動く。





空海自身が制作に関わったとされる国宝「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図」の金剛界曼陀羅の「大日如来」が図録の表紙になっている




   トビラになっている「大日如来」の仏画




鑑賞後のロビーにはモニターでは「即日成仏」の解説がされていた




リポート/ 渡邉雄二
写真/ 同展の図録の表紙を転載

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