「re-create (リ・クリエイト)」されたフェルメールの絵画。日本の最先端技術には驚く。 | なごみカルチャー

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永年培ってきた「伝統文化の知恵と工夫をいまの暮らしにー」をテーマにしてイベントやセミナー、講習会を行っています。その内容を楽しく伝えていくブログです。

昨日、神戸ハーバーランドで行われている「フェルメール光の王国展」に行ってきた。フェルメールは、17世紀のオランダを代表する画家で、少女、女性をモデルにした絵画が多い。多数の入場者数が確保できる画家として日本でもよく開催される展覧会の一つになっている。

今回の展覧会は、いつもの展覧会とはちょっと趣向が違うものだった。分子生物学者の福岡伸一氏の総合監修のもと、フェルメール作品37点を「re-create (リ・クリエイト)」したものを展示。フェルメールが描いた当時の色彩、色調を求め最新の印刷技術で原寸大の作品を再現したものばかり。再現技術等の解説として「re-create作品のあゆみ」という説明ボードも展示されていた。その再現技術は、日本の最先端技術を駆使してリ・クリエイトされている。

展示のほか、フェルメール作品が描かれたと言われている舞台「アトリエ」も原寸大で再現。その壁面に専門学校の神戸カレッジ・オブ・ファッションが制作した「真珠の耳飾りの少女」が着ていた衣装3サイズが展示されている。それを着て記念撮影ができるというのも、今回の展覧会の特徴の一つになっている。6月2日まで開催されているので、この機会にぜひ。

もう一つ関心を持ったことある。それは原画の所蔵先。有名な画家の展覧会ではあまり見たことがない思うのだけど(詳しく知らないので間違ってたらご容赦ください)、今回の展覧会の37点の原画の所蔵先が詳しく書かれているパンフをもらった。

その所蔵先を見ると世界的に有名な美術館ばかり。ニューヨークの「メトロポリタン美術館」をはじめ、「ワシントン・ナショナル・ギァラリー」「スコットランド・ナショナル・ギャラリー」「アイルランド・ナショナル・ギャラリー」「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」「バッキンガム宮殿・コレクション」「ベルリン国立美術館」「アムステルダム国立美術館」など15の所蔵美術館に分散されている。
これを見ただけでもフェルメールの偉大さが伝わってくる。

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