A型作業所日記1245 | B型作業所に通っている人のブログ

B型作業所に通っている人のブログ

愛知県内の作業所です。

 

 

 

こんばんは。

微妙な気分なA型作業員です。

 

 

 

今日も朝から

ホテルでベッドメイキングでした。

 

つつがなく作業を終え

事務所に帰り

お昼ご飯を食べていると

35歳だけど時計が読めないMちゃんが

職員に怒られていました。

 

 

 

職員「そんなに膝痛かったら、仕事出来ないでしょうが?」

 

どうやら、Mちゃん

昨日から膝が痛いようで

ホテルでも思うように動けなかったため

それを職員に見咎められて

説教されている模様

 

職員「体重を減らしなさい。今日からジュース止めなさい。」

 

かなり、ぽっちゃり体形のMちゃんは

明らかに膝に負担がかかっており

社長じきじきに

ダイエット命令が出ていました。

 

しかしMちゃんは

うつむいて、床を見つめたまま

返事をしません。

 

そして、その態度に更にキレた職員に

15時過ぎても

こんこんと、説教をくらっていました。

 

 

 

あーあ

こんなの

適当に、はい、やめまーす!って言っとけば

隠れてジュース飲んでても、わかりゃしないのに・・・。

 

大人なら、誰でもわかりそうなことだけど

知的障害のせいで

嘘をつくという知能がなく

かといって、大好きなジュースを止めたくもなく

ただただ、泣きそうな顔で

ぎゅっと拳を握りながら

床をみつめるしかないMちゃん。

 

そんな35歳のMちゃんが39歳の職員に怒られている様は

まるで幼稚園児が、先生に怒られているようでした。

 

 

 

そう

普通の人って

大なり小なり

嘘をついて

それで職場関係や人間関係を

円滑にして生きているんだよね。

 

ところが、純粋すぎて

親の教えを真に受け

嘘をつくことが大罪だと思い込んでいるせいで、逃げ道がない

そんな彼女にとって、この世がどんなに生きづらいものか

今日は、Mちゃんが抱える苦悩に

少し触れた気がしました。

 

 

 

僕も、あれだなぁ

膝が痛いとか言ったら

オヤツ禁止にされそうだなぁ。

 

そしたらMちゃんみたいに、親に連絡されて

根掘り葉掘り、生活を監視されるんだろうか・・・。

 

仕事終わり

帰りに寄ったドトールで

温かいココアをいただきながら

知的障害者って、なんかお気楽に生きてるように見えるけど

さもすると、ワシら精神障害者より

ハードな人生なんじゃ、なかろうか?

 

そんなことを再認識させられた

今日の夕暮れでした。