「京染悉皆」という看板を掲げたお店が、ひと昔前には現在のコンビニほど全国にあったと。悉皆とは元々すべて、ことごとくという意味で、きもの業界では、シミ抜き、染め替え、仕立て直し、白生地から着物をつくる、洗い、などがそのジャンルになりますでしょうか。
新品を売ること専門の呉服屋とは別の業種という感覚だったのですが、現在は京染悉皆という看板も減りましたので、呉服屋も悉皆の相談もできるお店になれるとよりお客様にとって親切ですね!ということで…
ご縁をいただいて東京、人形町にてきものの未来塾へ参加させてもらいました!
それはそれは素晴らしい内容で、二日間全講義がとても内容の濃い勉強になる時間でした。呉服屋専門の勉強会、だからこそリアルなことを凄い方々からお話を聞くことができました。
そして興奮気味に地元へ帰り、昨日習ったまず仕立てのことなどをおさらいしていると、本店で母親がお客様のお買い上げ商品の柄合わせを始めました。うちは仕立てに出す前の加工は主に母親が担当してくれています。
こういう柄のものは特に気を遣って、変なカッコ悪い並びにならないように、ゆかたにしても大柄のものほど気を遣いながら、と。それをしてくれてるのは知っていたのですが、僕が責任持ってしたことはありませんでした。
写真の下に置いてある白い何枚かの細長い紙が僕が今回習ってきたことで、半分縞の反物などをどう仕立てるのがいいか、という仕立てに関しては初歩的なことでした。それでも僕にとってはなるほど、こういうものがあればいいのか、と勉強になりました。
…うちの親はこんなこと当たり前にできている、そしてさらに高度な知識も持っている。さらにそれを習ったのは初代である祖父からだと。ということは、うちの店に関わってる身内で僕以外はその知識を当たり前に持っていると…
実家に帰り、となりに別館を作り、売上は上がりました。そして本当にありがたいことに、お客様も増えました。
イベントのことや催事のことを決めるのが僕なので、それを自分のチカラだと勘違いしてしまってました。両親のこの実力、信用があるから皆さん安心して僕の話も聞いてくださっていたんだなと。お恥ずかしながら東京で学んできて改めて気づかせてもらいましたm(_ _)m
漠然とこの分野は親に任せっきりでヤバいなーとずっと思っていたので、いいタイミングでこんな機会をいただき感謝です!!